日本海の沿岸でダイオウイカが相次いで発見される事態が起きている。1月以降、定置網にかかったり、海岸に漂着したりしたダイオウイカは全部で7個体。他にもサケガシラやリュウグウノツカイなどの深海魚が続々と打上げられたりといった事態がおきており「地震の前兆では?」といった声もあがっている。
実際ダイオウイカに関しては1974年から75年、75年から76年の両冬に6匹、7匹と打上げられている。不用意に因果関係は論じられないところだが、74年頃には太平洋側で西ノ島が噴火し、74年〜76年にかけて伊豆諸島を大地震が襲っていることもあり、ダイオウイカは当時から「地震の予兆」と言われることが多かった。
通称「地震魚」と呼ばれる深海魚のサケガシラが、今月松江市美保関町の沖合にある定置網に3匹かかり、また昨年には7、8月には高知県の室戸岬沖で数十匹が捕獲されているなど、異常な現象が続いている。また関東大震災が起きた日にも、事前に深海魚が大量に打上げられているなど、海での異変は目立ったという。たしかに迷信の域であるかも知れないが、大地震への備えだけは充分にしておいても良いのかも?
文/編集部