宝くじで約27億円を得た男性が、その12年後に全財産を使い果たし無一文で亡くなったことが話題を呼んでいる。
11月30日に亡くなったのはデビッドリー·エドワーズ氏(58歳)。米国ケンタッキー州のホスピスで死亡、原因は不明だと地元メディアが報じた。氏は2001年にロトくじに当選、賞金は2700万ドル(約27億円)だった。当時46歳で、窃盗などの容疑で刑務所を出入りするろくでなしだったのだが、この当選によって人生が一転。
一番はじめに購入したのは高級車ベントレー、その後ケンタッキー州に160万ドルの家を買い、190万ドルの自家用ジェット機も購入。また世界の名車を買い漁り、宝くじに当たった年だけで賞金の半分近い1200万ドルを費やしている。そして友人を集めてドラッグパーティーを開催するなどの遊蕩は続き、5年後にはほとんどの賞金を使い果たし、2006年には住宅が差し押さえになった。
宝くじ当選当時11歳だった娘のティファニーさんは3日(現地時間)、自分のフェイスブックに「(父親の最後は)は一銭もありませんでした」と書き込んでいる。ティファニーさんは、現在ウェストバージニア州の公園職員としてまじめに働いているという。
宝くじの高額当選者は軒並み不幸な晩年を送るという統計があるが、それを証明する結果となるこの事件。こんな話を聞いても、年末ジャンボ宝くじは買っちゃうんですけどね。
文/編集部