国民的アニメ「サザエさん」(フジテレビ系、日曜午後6時半)が、1969年10月の放送開始から45年目を迎えた。12月1日にはフジで「アニメ&ドラマで2時間半SP」(午後6時半)を放映、好視聴率となった。しかし漫画とアニメ含めたこのロングヒット作にはこんな意外な「放送禁止」ものの話もある。
○いささか先生は覚せい剤所持者だった?
原作の「ヒロポン」という話の中では、いささか先生の家で遊んでいたワカメちゃんとタラちゃんが、突然笑い狂いはじめる。すると先生が「お母さんや だれかヒロポンのふたをあけて のんだものがいるぞ」と。ヒロポンとはいわゆる覚醒剤のこと…いささか先生は違法薬物の所持者なのか!? とはいえヒロポンの使用所持が禁止されたのは昭和24年、このエピソードはそれより古いものなので、ギリギリセーフ!
○オープニングの背景にうつる観光地から金をもらっている?
2013年3月27日の朝日新聞の報道によれば、福島県が放送委託費として700万円を負担し、サザエさんのオープニング背景に、花見の名所・花見山(福島市)や白虎隊の悲劇で知られる鶴ケ城(会津若松市)、水族館のアクアマリンふくしま(いわき市)などが半年間流れることになった。
以前からこの背景は「買える」という噂が話題になっていた。2000年から県や自治体から協力費を受けるかわりにオープニングで各地方を紹介するという方式を採用しており、01年・松山市630万円、02年・岐阜県700万円、07年・富山市840万円、08年・山口県630万円、09年・新潟県800万円などの費用が発生しているという。