日韓の大卒初任給に約6万円の格差 「日本は絶望の国」なのか?

※画像は『給料のタブー99 (宝島SUGOI文庫)』
日本と韓国の大卒初任給に約6万円という大きな差が出ていることが、12月2日、東亜日報の発表により判明し、韓国ネチズンたちの間で喜びの声が上がっている。

韓国経営者総協会が562の国内企業を対象に「2013年賃金調整実態調査」を行った結果、4年制大卒新入社員の初任給(賞与を含む)は月平均265万9000ウォン(約25万7000円)になったと1日明らかにした。昨年より4.1%上昇している。

日本では11月14日、厚生労働省が発表した「賃金構造基本統計調査」によると、2013年の大卒初任給は前年比0.8%減の19万8000円となり2年連続で減少。厚労省は「全国的に据え置きのところが多かったが、賃金水準が比較的低い中小企業の採用が増えたため」(統計情報部)だとしている。

この6万円近い格差について、韓国のSNSなどでは「日本では高学歴な若者が老人相手の詐欺にはしっているのは、こうした絶望的な現状だからではないか?」「韓国への経済的コンプレックスがネトウヨを産むのでは」「今後、韓国への出稼ぎにくる日本の若者に優しくすべきだ」といった同情の声もあがっている。

文/原田芳国
※数字に間違いがあったことをご指摘いただき、修正いたしました。

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