おとなりの韓国では芸能人のスキャンダルが起きるたび、「政府の陰謀ではないのか」と声をあげる人が増えているという。
直近では今月11日、アイドル歌手のアーリーの乱痴気映像がマスコミに取り上げられた同日、前法務次官が検察から女性絡みの不適切な接待を受けていたことの無処分となった。そのことが韓国の一部ネットユーザーたちの間で「アイドルを犠牲にし、政府のスキャンダルを隠ぺいする陰謀だ」などと騒動になっている。
東亜日報ではこの陰謀史観を抱く人々の広がりに注目し、取材を行っている。「芸能界賭博事件は他のスキャンダルを隠すために政府が動いた」とブログに書いた25歳の女性Aさんと、「政府がそういったゴシップを収集し、恣意的に暴露させている」とSNSに書き込んだ、経営学科3年生で23歳のBさんに、聞き取りを行なった。
その上で彼らの心理鑑定を専門家に依頼している。ソウル大学医学部教授によれば、Aさんは「すべての情報を自分に有利な方法で加工して記憶している」「自分の劣等感が他人への過度の疑いと嫉妬の原因」、Bさんは「このままSNSで陰謀論を拡大し続けると、誇大妄想症に悪化する可能性がある」と診断している。
その上で、陰謀論がが人気を集めている背景には、朴槿恵政権への不信感があるとまとめている。
日本の芸能界の裏側を生で見てきた当サイトのスタッフ陣も、芸能界の中だけでいうなら様々な“陰謀”的なものがあるという認識だ。しかし、芸能ゴシップの裏で政府うんぬんというのはさすがに聞いたことがない。
日本もそうならないといいのだが…(もぐもぐニュースが言うなというツッコミが聞こえてきそうですけれど)。
参照/東亜日報
文/編集部