倒産ラーメンむつみ屋の社長の壮絶人生 遺書21通、自殺未遂、軟禁生活…

帝国データバンク横浜支店によれば11月1日、有名ラーメン店・むつみ屋を経営するハートランドが同日付で東京地裁に自己破産を申請したと発表。負債総額は約15億3千万円にも上るという。代表の佐藤薫は平成8年に北海道「らーめん むつみ屋」を立ち上げ、12年に法人化。直営店とフランチャイズ加盟店合わせて150店舗近くまで拡大し、最盛期の年商は120億円に達していたという。昨年末には売上高は約8億円まで下がり、資金不足に陥った。

だが、佐藤代表はむつみ屋を立ち上げる前にもラーメンチェーンをはじめたことがあり、支店を無理に広げた結果、当時借金は9000万円にまで膨らんでいたという。借金取りに追われる生活が続き、気がつけば21通の遺書を車に積んでいたという。そして二度の自殺未遂、海の見える丘で木に縄をつけて首吊り自殺しようとするも、友人に通報されて失敗。バスルームの渡し棒でも同様のことを試みたが失敗している。その後、借金取りに軟禁されて2ヶ月を過ごすという、衝撃の人生だ。

のちに知人の金持ちに支援してもらい、みつみ屋で再起している。そんなとんでも人生を送ってきた佐藤代表だけにもう一回がんばってもらいたいところだ。

文/編集部

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