男子にとってのスチュワーデス、看護師、女教師のように、女性の妄想ネタとしてトップに入ると言われるのが佐川急便の配送員、いわゆる“佐川男子”だ。写真集まで発売されるなど、言葉自体が認知されるとともに、その人気が高まっていったと言われている。一方で不遇をかこつのが、クロネコヤマト男子なんだそうな。
かつてクロネコで働いていた男性によれば、
「3年前ぐらい、僕は都心の会社への配送を担当していたんですが、一時は、佐川男子がかなりモテておりムカつきまくりました。僕が行っても『そこ置いといて』とか無愛想に言う40代ぐらいのお局OLが、佐川の人にだけ『こんにちわぁ〜』なんて色目を使っているんですよ、許せなかったですね」
さすがに佐川男子ブームをおわり、今ではそこまでではないものの、やはり佐川急便ブランドは強いとも言われている。一体なぜ佐川男子はモテるのか、佐川急便マニアだというある女性ライターはこう語る。
「佐川男子のモテは、あのさわやかな青と白の服のイメージが。一方クロネコヤマトの方は黄土色じゃないですか、泥臭すぎるように見えちゃうんですよね。しかも私が両者をつまみ食いしてみた印象では、佐川男子の方が実は慇懃無礼というか、オラオラだったりする。逆にクロネコの方が、優しくて丁寧。付き合うならクロネコなんですが、アヴァンチュールには佐川なんですよ」
あくまで、この男性経験300人の女性ライターの個人的な意見だが、それぞれ数人を経験したことがあるというから、一理はあるのかも。
「とはいえ、汗をかいて頑張っている男は、そこいらのクソニートよりは100倍ぐらい素敵なんですけどね。佐川もクロネコヤマトの人もどっちも素敵です。配送員を見下して、Amazonからの荷物を届けてもらっても偉そうにしている引きこもりの男が多いみたいですが、配送員の彼らの方が魅力的です」(前出・女性ライター)
ちなみにこのライターによれば、佐川っぽい青と白でコーディーネートした服を来ている男性を見るだけで、ドキドキしちゃうんだとか。そんな服を着ていれば、佐川好き女子とアヴァンチュールできる可能性はあるとのこと。実は筆者も、その話、よくわかったりして…。
文/平野亮子