「東京の飲食店で働いてわかったんですが、東京の人間っていうのは関西人に比べると、本当にババ(※糞のこと)みたいなもんです。関西人だったら、だいたい病みますね」
そう語るのは、先日まで東京で暮らしていた兵庫県出身のKさん(23)だ。彼は音楽専門誌の編集者にあこがれて上京したが、希望する仕事は見つからずハンバーグチェーン店でアルバイトをしていた。しかし精神を病んでしまい、現在は実家に戻っている。
「東京で長く暮らしている人間、元関西人なんかもいると思うんですが、ちゃんと『いただきます』や『ごちそうさま』を言わない。店員にも注文以外の声をかけない。僕は働いていて一度も『美味かったよ』とか『ありがとう』とか言われたことがない。
そのくせ、料理の写真だけはスマホで一生懸命とってSNSやグルメサイトなんかにアップしている。人の顔も見られないような東京の人間って、だいたい何かが欠落していますよね。そんな人たち相手に仕事をしているうちに、うつ病になってしまい…」
そうKさんは語る。また京都の有名私立大学を中退して上京してきたJさん(22)も同様だ。音楽活動をするために上京し、高田馬場の人気ラーメン店で働き始めたが、約半年でパニック障害をおこしてしまい、現在は実家のある滋賀県で休養している。
「元々関西の人間でも、東京にいるうちに大体おかしくなるんでしょうね。関西の人が持っている人と人とのふれ合う心を失ってしまっている。ラーメンを豚みたいに貪ってごちそうさんも言わずに出て行くのを見て、ああ東京の人間って家畜以下だなと。うどんの汁と同じですよ、東京が長い人間は大体目が濁って黒ずんでる。東京の人間は大体コミュ障か、あとは人をだますためにしゃべりが上手いサイコパスみたいな人間のどちらかです。毎日そんな連中に囲まれていると思ったら、ちょっとおかしくなってしまい」(Jさん)
関西にある病院の心療内科医によれば
「たしかに東京の飲食店で働いて心を病んでもどってくる関西の人は多い印象があります。ただ、東京に住んでいる人たちの人間性の問題かはわかりません。実際はアウェイな環境で、労働環境が劣悪なところで働いているのが原因だと思うんですが、それを“東京のせい”にしてしまっているだけだと感じますね。まあ私自身、たしかに東京の飲食店に入るとまさに“東京砂漠”だなと思うことは多いですが(笑)」
とのこと。筆者は東京が長い人間なのだが、それにしてもうどんの汁も我々の目つきも濁っているっていうのは、ちょっと酷いんじゃ? そんなことを言われたら僕らの方が精神を病みそうです!
(文/戻一心)