中国の河南省鄭州市でおよそ500歳と思われるカメが発見されたと、新華経済が報じている。
記事によると、地元の農家が農作業中に土の中から掘り出したもので、重さは約6キロ。宝豊県林業局野生動物救護センターの董朝偉主任は写真を見て、これを「500歳前後のワニガメ」と鑑定したのだそうだ
董朝偉主任は、このワニガメは中国にとっては外来種で、生態系を壊す危険性があると指摘。このため、家で飼ったり野生に放したりはせずに、地元の野生動物部門に引き取ってもらうか、食べてしまった方がいいとアドバイスしている。
中国のネットでは「本当に500歳なのか疑わしい」との声もあり、別の専門家にはありふれた「5歳前後のカミツキガメではないか」とも言われているが、500歳と鑑定した上で食べてしまえという董朝偉主任の言葉に驚く。
「中国人は四足のものは机以外は食べる、というほど何でも料理にしてしまうことで有名ですが、今回もその例に漏れなかったということでしょう。500歳というと中国は明の時代。この頃に生まれ、日本なら武田信玄よりも年上ですからね。日本で同じものが発見されて「食べて」なんて言ったら非難轟々ですよ(笑)」(トラベルライター)
激動の中国史をリアルに生き抜いたこの亀、あなたは食べられますか?
参照元:農民が畑から500歳のワニガメを掘り出した?専門家は「野生に放すのは危険。殺して食べてしまえ」―中国紙(新華経済)
※写真はWikipediaより
(文/蜂須賀和哉)