「ウォーターサーバー商法」によるトラブルが増えていると、国民生活センターが注意を促している。
スーパーやショッピングモールの一角で客に「必ず当たるくじ」を引かせ、「当選したので無料でウォーターサーバーをレンタルできます!」と説明もそこそこに契約を迫る。いざ使用しはじめると中身の水の代金を請求。こんなはずじゃなかったと解約を申し出た客には解約料を請求する、という手口だ。
「最近では、ドラえもんやクレヨンしんちゃんなど人気アニメキャラクターを起用したテレビCMを流す業者もいますからね。業界全体のイメージが上がっているんです。なので「そんなにひどい対応はしないだろう」と油断している消費者も多いです」(消費者トラブルに詳しいライター)
これらのCMを流している業者が強引な勧誘を行っているわけではないが、そのクリーンなイメージに便乗しつつ「押しの強い」勧誘を行う業者がいるのだという。
「そして”本職”も水関連に並々ならぬ関心を抱いているようです。利益率のいい水はシノギに向いていますからね。某指定暴力団にも、天然水関連のフロント企業があったりしますし」(同)
まさに究極の『水商売』。ケツの毛まで抜かれないように、勧誘には十分気をつけよう。
(文/林田卓夫)