脅威の48歳が現役続投へ
中日ドラゴンズ所属の山本昌宏投手(48)が、来季も現役を続行することが明らかになった。
野球の中でもことさら体力を必要とする投手というポジションにあって、今月になってもまだ先発でマウンドに上がる山本昌の偉業にファンからは賞賛の声が上がっている。ちなみに、彼の前に現役最年長だったのは、今は野球評論家をしている工藤公康投手。なぜ投手ばかりが長く現役でいられるのか。
「投手に体力が必要なのは確かですがそれは主に持久力です。もちろん全身の力を一瞬に込めて球を投げるわけですから瞬発力もそれなりに必要ですが、打球にとっさに反応してボールを抑え、スローイングまで短時間でこなす内野手や、全力疾走で広い範囲を守らなければならない外野手ほど必要ではありません。老人になってもマラソンを嗜む人がいることを考えると、投手というのは実は高齢でも活躍できるポジションなんです」(スポーツライター)
ベテラン投手を支える食べ物とは?
しかし来年シーズン中に49歳を迎える山本昌がアスリートとして驚異的なことは異論の余地はないだろう。その原動力とは何なのか?
「彼が甘いモノが大好きなことは、関係者でなくともファンであれば常識ですよ。カロリー消費がハンパじゃない投手だから、甘いモノをどんどん食べないと、エネルギーが不足して筋肉が細っていく。山本昌が年をとっても頑張れるのは、甘いモノが好きだったから、というのもあながち間違いではないでしょうね」(同)
確かに山本昌の甘いモノ好きは半端ではない。軽くネット検索しただけで「モンシェールの堂島ロール」「りんごのタルト」「ガトークラシックショコラ」「マロンのムース」「キャラメルのアイス」等々を怪食する姿がヒットする。一方でこんな証言も。
「工藤さんは晩年『粗食は最強の体をつくる!』などの著作で、質素な和食を薦めていたんですが、関係があるのかないのか、ほどなく体力が衰えて現役を引退しました。彼も本来、中華街のある店で出す『牛バラ煮込み肉チャーハン』が大好きなくらい食べるのは好きだったんですが。もちろん加齢の影響もあるんでしょうが、引退する時『もっとカロリーを摂っていれば』という声もあったといいます」(同)
今のプロ野球、若い世代では線の細いイケメンピッチャーが結果を残しているが、現役として長く戦いたいのであれば、山本昌を見習いもっと食べる量を増やした方がいいのかもしれない。
(林田卓夫)