ダメ。絶対! カップラーメン自販機の不正使用が増加中?

あまり見かけない味が並んでいることも……
先生は悲しい

当編集部に悲しい情報が寄せられた。カップラーメンの自動販売機はご存知だろうか。その”不正使用”が増加しているというのだ。

ドライブインやレジャー施設などでたまに見かけるカップラーメン自販機。給湯機能を備えており、昼夜を問わず、外出先でアツアツのカップラーメンを食べることができる20世紀の偉大な発明品だ。コンビニが全国を網羅するようになった今の時代においては存在感もやや薄れたが、今でも、あの自販機を見ると特に腹が空いていないのにカップラーメンを食べたくなる、という人は多い。

鬼畜の所業

情報提供者Aさんが勤める郊外の公営のスポーツ施設には日清『カップヌードル』の自動販売機が設置されている。残念ながら売上は芳しくないとのこと。ところが、だ。

「自販機の前にはテーブルが置いて飲食できるようにしているんですが、たくさんの人がカップラーメンを食べているんです。自販機で買わずに、持ち込んでいるんですね」(Aさん)

Aさんによれば、この飲食スペースは食べ物の持ち込みを禁じていないのだという。サンドイッチやおにぎりを持参するのと同じ感覚で、カップラーメンを持ってきた人がいたとしても特別悪いことをしているとは思えないのだが……。では一体なにが問題なのか。

「カップラーメンにはお湯が必要ですが、今時、わざわざお湯を魔法瓶に入れて持ってきている人なんていないでしょう? 使っているんですよ、自販機のお湯を勝手に」(同)

Aさんは、自販機では160円程度で売られているカップヌードルが、スーパーに行けば100円前後と格安で手に入れることができるためではないかと言う。数十円をケチるため、というわけだ。

また、カップヌードルに使われるならまだしも、マルちゃんの『ホットヌードル』や、サンヨー食品の『カップスター』などにお湯を注ぐケースもあるのだという。その証拠に、ゴミ箱の中にそれらの容器が発見されている。日清の自動販売機でそれをやるのは、日清への冒涜とも言えよう。カップラーメンファンの風上にも置けない不逞の輩である。

さらに悪質なことに、通常のカップヌードルの約1.5倍の湯量を必要とするエースコックの『スーパーカップ』や、ペヤングの『ソース焼きそば』にまで無断でお湯を注ぐ不届き者もいるとのこと。これらは容器のサイズが大きく給湯スペースに入らないことから、何か別のコップ状のものを持参し、そこに入れてからテーブルの上でお湯を注いでいると思われる。この計画性、まさに鬼畜の所業である。

罪に問われる可能性も

このお湯の不正使用だが、単なるマナー違反、ルール違反ではない。犯罪として扱われるケースもあるのだという。

「あのお湯は本来、自動販売機で購入したカップラーメンのために用意されたものですから、それ以外のものに勝手にお湯を注いだとなれば窃盗罪に問われる可能性があります」(司法に詳しいライター)

軽い気持ちでお湯を拝借したつもりで警察沙汰になったら、美味しいカップラーメンの味も台無しだ。カップラーメンを愛する者に悪い人などいないはずだ。カップラーメン自販機のお湯の不正使用は絶対にやめよう!

文/編集部

編集部: