火曜日, 7月 15, 2025

マンスリーアーカイブ 12月, 2021

カンロ、食べられるキャンディストローも 「サステナブル」と「well-being」のフューチャーデザイン事業を発表

カンロ株式会社といえば、「金のミルク」や「ピュレグミ」で知られるキャンディメーカー大手。そんな同社が発表した、フューチャーデザイン事業が注目を集めている。 これは今年策定したKanro Vision 2030「Sweeten the Future」における拡大事業領域内の一つ。「フューチャーデザイン事業」は「サステナブル」と「well-being」の2つをキーワードに事業化の基盤構築を行い、カンロの未来を担う事業として推進するというもの。 キャンディという枠を超えて新たな市場と製品の創造を目指す、その具体的な事例が発表され、カンロらしいユニーク内容となっている。 飴の残渣から香り高いマスクスプレーやアロマスプレーが誕生 キャンディの製造過程で発生する残渣は、2020年度では年間約1302トンが発生。飴を型枠で型取る際に発生するかけらや、欠けや気泡が入った規格外品などがこれにあたる。その残渣のうち90.7%が他社に引き取られ、現在は主に飼料・肥料として再利用されているものの、今後はこれを自社で再利用することも目指す。 カンロではこれまでも飴の賞味期限延長など食品ロスへの取り組みを行っていたが、さらなる食品ロスへのサステナブルな取り組みとして、今回披露されたのがマスクスプレーとアロマスプレーだ。 独自の発酵技術を持つバイオ・エンジニアリング企業 株式会社ファーメンステーションを協業パートナーに据え、飴の残渣に米を加えて、さらに酵母を入れて発酵させることによりエタノールを生成。規格外で販売不可能な飴を活用して作るエタノールを使用して生まれたのが、マスクスプレーとアロマスプレーだ。 実際に使ってみると、飴由来といってもマスクスプレーはラベンダー&ティーツリーのフレッシュな香り。マスク内にふきかけるだけでさわやかな空気を感じることができた。またアロマスプレーはヒバ&カルダモンの香りで、部屋にまくとリラックスして落ち着いた気分にさせてくれる。 2022年夏以降は規格外の飴から生まれたハンドスプレー・石鹸・ウェットティッシュ等、手や指先をクリーンにする「HAND」のための雑貨をヒトツブカンロ エコラインにて順次販売していくという。 飴で出来たキャンディストロー カンロらしさを発揮しているのが、飴から作られたキャンディストロー。 これは株式会社リベラベル代表取締役社長で、ストローマエストロの野村優妃氏とコラボレーションしたもの。野村氏がキャンディでできた食べられるストロー「Dlink Straw」のクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げ、これに注目したカンロが声をかけて、今回の取り組みに至ったという。 カンロと野村氏は、キャンディとストローという「口」にまつわるプロダクトを展開し、「選択肢を広げる、居場所を作る」「環境への配慮」「”キャンディ“という素材に対するポテンシャルの認識」を共有、その結果生まれたのがカンロの飴で作った「キャンディストロー」だ。 このストローは飴で作られているため、強度を保てるようにやや口径が大きくなっている。実際にキャンディストローで水を飲んでみると、飴の風味をかすかに感じることができる。またそのままドリンクにつけておくと、飴の成分が溶けだして、違った風味を楽しめたり、飲み終わった後にはストローそのものを食べて楽しむこともできる。 残念ながら、キャンディストローの商品化はまだ未定。今回のサンプルは手作りで、商品化するためには大量生産するための方法、体制づくりが必要だという。 「糖の可能性」を広げることを目指すカンロ、どんなサステナブルな取り組みを行うのか、今後も楽しみだ。

気鋭の映像作家・植野有子氏が シンガーソングライター・AKRM(仮)のワールドデビューMVを制作! 半密着レポート #03

完成したMVは約2.5分の超超超ショートムービー 国内キャリア10年を超えるシンガーソングライター・AKRM(仮)のワールドワイドデビュー曲[Dead In A Hundred Years]のMV制作プロジェクト。 12月9日、東京・赤坂の株式会社TYOにて、待望の試写が行われた。 前回、絵コンテから一部を紹介したとおり、[AKRM]はただ川の中を歩く。一瞬沈み、再び歩く。MVの定番/お約束とも言える “アーティスト本人が歌うショット” “歌詞の内容をストーリー化したシーン”は一切なし。本人のクローズアップさえ10秒にも満たない。[AKRM]を包み込む背景の、展開と色彩の変化が特徴的かつ印象的な、約2.5分の超超超ショートムービーとも言える作品に仕上がった。 「普段は既存の作品などを参考として、監督と意識を擦り合わせることが多いのですが、今回は植野監督の中にあるもので作った映像になって欲しい意図で、なるべく、そういった擦り合わせは行わないように心がけました。編集作業中も、極力直接的なアドバイスや自分の考えで濁らせないように、植野監督とは日常会話的なものに留めるように意識していました」(株式会社TYO・藤原拓海プロデューサー) 映像のスピード感・リズム感は、曲に忠実。色は自分が持っているものを存分に(植野有子監督) 植野監督に制作の過程を改めて聞いた。 ──編集作業に要した時間は? MVの制作では一般的にかかる時間と同じくらい? 「撮影から公開まで約3ヶ月ほどありましたので、普段の短期集中の編集でなく、寄り道しながら少しずつ組み立てていくことができました。一般的に編集はエディターなどのスタッフとともに1~2週間ほどで仕上げることが多いですが、今回はすべて自分1人で仕上げました。このような作り方は普段なかなかできないので、とても貴重な経験となりました」 ──編集での具体的な作業について。 「まず、撮影素材をカット編集し、本編に使用するテイクを精査しました。次に、山や人物をレイヤー分けして、色を編集。色の編集と行ったり来たりしながら、写真素材のコラージュも行いました。その後、写真素材を映像に合成し、動きをつけるという流れで作業しました」 ──当初のコンテから変わった、あるいは新しく付け加えたシーンは? 「(コンテから変わったのは)彼女が空を見上げるシーン。視線の先に何を見ているのでしょう……。(新しく加えたのは)山の後ろで光が明滅するシーン。撮ったものがそのままでも魅力的だったので、素材を生かす編集に変えました。もとは川の流れを速めるための棒が刺さっていて、そこを通過するというカットの予定でした」  ──山・川の色彩(グリーン)は、もともと監督の頭の中にあった色? 「色のイメージは、自分の中にもとからあるものを割とそのまま出しています。曲を聴いたとき、映像のスピード感・リズム感は、曲に忠実であるべきと思いました。その分、色・かたちは自分が持っているものを存分に出そうと決めて、こうなっています。   私は大学で木版画を作っていたのですが、思い返すとその頃から、青緑系の色を起点に色を組み立てていた気がします。当時よく顔料や岩絵具を使っていたのですが、そのなかでも青系・緑系の色が本当に美しくて大好きで。作業着もターコイズブルーでしたし、髪色も青だった時期があったり……。結果的に、そういった趣向がこのMVで前面に出たのだと思います」 ──編集作業で特に苦心、腐心した点は? 「色々と寄り道をしたので、初期衝動から離れてしまった時に、どうまとめればいいのかわからなくなりました。『これは面白いのか?』とか、『もっとカッコよくしなきゃいけないんじゃないか?』とか。でも、拙い部分を気にするのではなく、自分がコンテを切ったときにやりたかったことを、ひとつずつ達成しようと思って吹っ切れました」 「なんだこの歌?」と悪く言う人が76.8億人いても、私はとても嬉しい。大成功よ(AKRM) 試写を観た[AKRM]に、率直な感想を聞いた。 「大感動したわ。始まった瞬間、思わず叫んだくらい。山が動いたり、色が変わったり…。自然ってこんなに美しいんだと改めて感じたわ。人間も自然も、こうして時間の流れと共に生き続けていくのね」 注目の配信リリース日は2022年1月20日に決定! そして、全世界配信ということは、日本国外の、およそ76.8億人の目に・耳に留まる可能性がある。[Dead In A Hundred Years]が、果たして何億人に届く・刺さることを期待しているのか。 「たった1人でもいいの。私の歌を聴いて、楽しんでくれる人がたとえ1人でもいたら私は嬉しい。また、『なんだこの歌?』と悪く言う人が76億人いても、私はとても嬉しいのよ。大成功よ。とにかくたくさんの人に聴いてもらいたいだけ。ただ映像に関しては、植野監督の精神に共感する人が世界中にいるはず。だからこのMVは必ず世界中に拡まると確信しているわ」 次回(最終回)では、(仮)の取れた[AKRM]の氏名をはじめ、完成したMVが明らかになる。レポートは2022年1月15日頃の公開予定。 [参考] レポート#1 https://mogumogunews.com/2021/10/topic_34008/ レポート#2 https://mogumogunews.com/2021/12/topic_34070/ 植野有子監督オフィシャルサイト https://uenodir.wixsite.com/official 株式会社TYOオフィシャルサイト https://tyo.co.jp

「ネスカフェ こたつカフェ」では氷製グラスでアイスコーヒーが楽しめる! 至福のホットスポット&冷たいスイーツ

「ネスカフェ こたつカフェ」がネスカフェ原宿で今年も開催される。昨年期間限定で開催されて大きな話題になった同イベントは、今年はさらにパワーアップ。こたつの席数が増えた他、「氷グラスのコーヒー」や「ひんやりスイーツ」を提供し、温かいなかで冷たいものを食べる幸せを堪能できる。 仕事もできるこたつカフェ 昨年5席だったこたつ席は全16席となり、そのうち電源もある一人用のこたつ席を8席設置。仕事をすることも可能だ。また、こたつ以外にも人気のビーズソファ『Yogibo』の「Yogibo Color Cushion」も用意されており、ビジネスからリラックスまで、様々な楽しみ方ができるようになっている。 そして今回注目の商品が、1日10個限定、氷でできた特製グラスで提供される「氷グラスのコーヒー」(1000円,税込み)。ジョッキサイズの大きな氷のグラスに入ったコーヒーは感動もの。店内の光を反射してラグジュアリーで、幻想的な雰囲気を味わうことができる。 その一方で美味しく愛らしいのが「ひんやりスイーツ」。「ねこ型ヌガーグラッセ」「みかんシャーベット」「みかんアイス大福」の3種類が用意されており、こたつのお供らしい、猫やみかんがキーワードとなっている。 「ねこ型ヌガーグラッセ」(900円,税込み)はみかんとナッツをふんだんに使った、猫の顔の形をしたクリームアイスケーキ。顔はチョコペンで、自分の好きなものを描けるようになっている。 「みかんアイス大福」(850円,税込)は、みかん約1個分を使ったユニークな味わい。ゆっくりと溶けていくバニラアイスにみかんの酸味がアクセント。こたつで温まった身体に丁度いい。 「みかんシャーベット」(520円,税込)は店内で手作りされたみかんのシャーベットで、みかんのジューシーさを存分に楽しめる。アイスコーヒーとの相性がよく、コーヒーの甘みと苦味とのマリアージュが絶妙だ。 こたつでアイスコーヒーを飲むのがブーム? 同カフェに取材で訪れ、こたつに入ってアイスコーヒーを飲むとこれは格別な美味しさ。同様の思いを抱く人は増えているようで、寒い冬でも家庭サイズのボトルコーヒーの消費量は増えているという。 ネスレ日本の西川原誠飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&RTDビジネス部ユニットマネージャーによれば、過去10年間において、「ネスカフェ ボトルコーヒー」の春夏(3-10月)の伸長率が約1.2倍で、それに対して秋冬の伸長率(11-2月)は約1.8倍だという。 そんな冬でもボトルコーヒーが飲まれている理由として、夏に飲んでいたものの習慣化だけではなく、すぐに飲める簡便性、室内の温暖化による冷たいコーヒーの美味しさ、といった理由があるのではないかという。 こたつカフェに行くのはちょっと遠い、という方は、ぜひ自宅でしっかり冷やしたボトルコーヒーとアイスクリームを試してみるのがおすすめだ。 また「ネスカフェ こたつカフェ」は12月12日までの開催なので、気になる方はお急ぎで。 「ネスカフェ こたつカフェ」 期間:2021年11月26日(金)~12月12日(日) 11時から20時 (ラストオーダー19時) 場所:ネスカフェ 原宿 (所在地:東京都渋谷区神宮前1-22-8)

気鋭の映像作家・植野有子氏が シンガーソングライター・AKRM(仮)のワールドデビューMVを制作! 半密着レポート #02

撮影はすべて川の中で 国内キャリア10年を超えるシンガーソングライター・AKRM(仮)のワールドワイドデビュー曲[Dead In A Hundred Years]のMV撮影は9月16日に行われた。 「当日は朝5時半に都内を出発、7時頃、撮影地の河川に到着しました。8時から撮影を開始、18時半頃に終了しました。撮影日近辺で台風の接近が数度あり、天候はやや読みづらい状況でしたが、雨天にはなりませんでした。気温はそこまで低くありませんでしたが、水温はやはり9月中頃でしたので、やや低かったです」(株式会社TYO・藤原拓海プロデューサー) 撮影はスケジュール通りに進んだのか。 「予定にほぼ沿った形で撮影できました。また、コンテには無かったカットなど、現場で生まれたアイデアでの撮影も含めて行えました」(藤原プロデューサー) 「幸運にも日中陽が差すタイミングが何度もありました。曇り想定の香盤でしたが、天候に合わせて撮影順を前後させたりしました」(植野有子監督) 実際にはどのようなシーンが撮影されたのか。コンテから一部を抜粋してみよう。  フェードで山並みが出現  どんどん川に近づいてくる(C1) [AKRM]さんが川を上るサイドショット  水面が、画面上半分の反射になってゆく  山並みや空の色、形、テクスチャが変化(C4)  水中に何かあると気づいた[AKRM]さん  ハッとして川の中に手を伸ばす(C8)  水面の上に浮く脚(C16)  繋がれた手が、離れ離れになる(C16)  何かを見つめる横顔に、景色(or マチエール)が重なる(C18)  [AKRM]さんは、夕日に照らされながら前へと歩いてゆく(C20) 「シチュエーションとしては3ヶ所、人物の入るカットは10シーンほど撮影しました。今回の作品は素材で絵を作るという感覚で編集を組むつもりでしたので、エキストラカットや合成用の素材もなるべく多く撮影しました。これといったハプニングはありませんでしたが、カメラ前にいたスタッフは、私を含め全員が気付けば下半身ずぶ濡れになっていました。ガッツのあるメンバーで良かったです。とても助けられました」(植野監督) 地球がこのMV撮影を反対せずに認めてくれた [AKRM]に撮影の感想を聞いた。 「『地球にお手伝いしていただいた』」という感じ。水の流れとか天候とか、こちらで調整できないでしょう。『雨が降りませんように』とか神頼みの部分もたくさんあったんだけど、こちらの強い願いが通じたのか順調に進んでホッとしたわ。 もちろんスタッフの皆さんのおかげなんだけど、まず地球がこのMV撮影を反対せずに認めてくれたからこそ無事に撮影することができたんだと思うの。 だからこそ真剣に取り組まなきゃって、本番当日はかなり集中したわ」 これまでのMV撮影と違っていたところはあったのか。 「植野さんからシーンによって細かく指示をもらったの。これはMV撮影では初めての経験だったわ。『"亡くなったけど会いたい人"のことを思って!』とか。植野さんって本当に凄いアーティストよ。だから表情や動きにも注目して見てほしいわね」 被写体としての[AKRM]は、植野監督・藤原プロデューサーの目にはこう映ったという。 「例えば、銭湯で『なんだかみんな、きれいだな』という瞬間ってあると思うんですが、その感覚に近いかもしれません。自分の居場所を守り、命をまっとうしている。その日々がからだに刻まれている。ひたむきに生きてきた証です。そういうものを感じました。彼女には表情を作ってもらうのではなく、曲を作った時の心境に近づいてもらい、こちらはその時に彼女が纏う“空気感”を捉えることを意識しました」(植野監督) 「身体を使った撮影はご経験の中でも多くは無かったかと思いますが、終始ポジティブに臨まれている印象でした。山奥河川での撮影は(水温的に)かなりハードだったかとは思いますが、植野監督と二人でどんどん水の中に入っていく姿が印象的でした」(藤原プロデューサー) 植野監督・[AKRM]にお気に入りのショットを挙げてもらった。 「天を仰ぐ横顔のアップショット。今までにない表情を撮れたのではと思っています。そしてこのカットには、全編を通して唯一、人工物が映っています。これは全く意図していませんでしたが、[AKRM]さんと橋が重なって十字架に見えたり、編集の時に色々な見方ができて楽しかったですね」(植野監督) 「水に手を入れる瞬間のシーンね。植野さんから“全ての指が見える角度で…”など繊細なアドバイスを受けながら何度もトライしたわ。そして私自身も今まで見せたことのない表情をしているはず。ぜひチェックしてほしいわ」[AKRM] 確実に出来が期待されるこのMV、編集後の本編はどう仕上がったのか。試写の模様は次回(12月20日頃)お届けする。ティザー動画も公開の予定だ。 [参考] 植野有子監督オフィシャルサイト https://uenodir.wixsite.com/official 株式会社TYO https://tyo.co.jp

新型コロナ流行下で耳のトラブル増加も AIデジタル補聴器が今求められるわけ

フィリップス『最新デジタル補聴器体験会』が、10月11日、タレントの関根勤さん(68)をゲストに迎えて開催された。 イベントの開催されたこの日は、デジタル庁が制定した「デジタルの日」(10月10日・11日)にあたり、その理念は「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」を目指すというもの。フィリップス補聴器の「人とつながる、世界とつながる」というコンセプトがこの祝日と合うことから開催されている。 今回取材をして驚いたのは、世界的な聴覚ヘルスケア企業のデマント・ジャパンが2021年3月3日から発売したという、AI音声処理技術を搭載したフィリップスの補聴器の性能だ。ゲストの関根さんの体験から、その技術の凄さと有用さを感じた報道陣も多かったはず。 若者にも広がる補聴器需要 ゲストの関根さんは現在68歳(!)。氏によれば60歳を越えたあたりから、耳が遠くなってきたことを実感してきたという。たとえば、テレビの音が大きくなってきた他、妻と内緒話をしているつもりが氏の声が大きいため『聞こえるから!』と怒られたというエピソードを披露。 最近では、2歳のお孫さんとのテレビ電話をすることが多いが、その言葉をよく聞こうと「すごく疲れるんですよね(笑)。まだ、大丈夫なんですが、補聴器をつけたらもっとわかりますかね」と語った。 このような聞こえづらさの問題は年配者だけのようにも感じるが、最近ではリモートワークでのオンライン会議、スマートフォンの普及による長時間のイヤホン装着などで、若者にも耳のトラブルを抱える人が増えているという。 そして耳の聞こえづらさを抱える人にとって、新型コロナウイルス流行下では、よりストレスフルな状況が増えているという。口元が隠れるマスクの着用、スーパーなどでのパーテーション越しのやり取り、リモートワーク下のオンライン会議の増加など、相手の音声を聞き取りづらい状況が増えているからだ。そんな時代背景により、補聴器はより需要が高まっている。 あらゆる世代に広がっている耳の聞こえづらさについては、フィリップス補聴器の公式サイトで、セルフチェックできるので足してみるのも良いだろう。 寒いギャグでもよく聞こえる! フィリップスの最新デジタル補聴器「フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030充電式補聴器」には、音声処理技術「AIサウンドテクノロジー」を搭載。AIを使った音声処理技術により、さまざまな環境下において周囲の騒音を抑制して相手の声をよりクリアに届けることができるという。 関根さんはこのAI技術を使ったフィリップス補聴器をつけて、Webによるリモートでの会話を体験。同じ事務所所属のお笑いコンビ、イワイガワ・岩井ジョニ男さんが登場してギャグですべると、「あれ?音声聞き取れなかったかな?」など、軽快なツッコミを披露した。関根さんは、そんなリアクションをとれるほど「すばらしいですね。本当にクリアに聞こえる」と補聴器について絶賛した。 イベントの最後には「これからの時代、聞く力が必要か?」と聞かれると、耳が聞こえづらくなって人の話を聞いていないと「いきなり奥さんから『あなたとは暮らせません』と宣言をされる場合もありますよ。ですから、夫婦が円満でいくためにも、聞く力は必要だと思います」と力説。しかし補聴器のような技術があることにより「年をとることが怖くなくなってきた」とも語った。 高音質の音楽を楽しめる補聴器 付け加えておくならば、補聴器はファッションやライフスタイルに合わせた、様々なモデルが発売されている。今年3月に発売された「フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030充電式補聴器」以外にも、11月にAI搭載補聴器の電池タイプ「「フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030ミニ RITE T」が発売。 ユーザーは充電、電池タイプから好みのスタイルを選ぶことができる。 そして「フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030」はIoT対応補聴器としてBluetooth(R) 低エネルギー(BLE)を搭載し、補聴器をiPhone(R)やAndroid(TM)スマート端末(※1)に接続し、電話、ビデオ通話、音楽などから直接ストリーミングして、よりクリアな音質で楽しむことができるのだ。 新たに音楽プログラム「HiFi音楽」も搭載され、従来の補聴器が見落としていた音楽に含まれる微細な音を補うことで、より広い周波数帯域と音楽のダイナミクス(音の強弱)を捉え、低域・高域を正確に増幅。その結果、同機種を使う際には、より高音質な音楽を楽しむことができるというから音楽ファンにとってはうれしい機能だ。 本体カラーはベージュ、グレー、ブラックなど計6色があり、自分のファッション、肌、髪の色に合わせることが可能となっている。
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