マンスリーアーカイブ 7月, 2021
日産リーフはペーパードライバー・井上咲楽でもラクラク運転 EVの可能性を語るオンライン番組が公開
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区)が、オンライン番組「#ぶっちゃけどうなの日産リーフ」を2021年7月24日(土)に、日産公式 YouTubeにて開催する。
同番組にはタレントの井上咲楽さん、お笑いコンビのぺこぱを起用。日産リーフの電気自動車(EV)としての性能や、ガソリン車との違いなとどについて、「NGなしのぶっちゃけトーク」で語るという。
井上咲楽を驚かせた日産リーフの機能
井上さんは免許をとって約1年のペーパードライバーで、たまに井上さんが運転し家族が同乗する場合には、全員ヘルメットを着用するという。そんな井上さんは番組の企画として日産リーフを試乗体験。都内の自動車教習所でS字クランクや縦列駐車を練習した後、夢だったというレインボーブリッジ・ドライブを初体験。
日産リーフの試乗後に、井上さんに感想を聞かせてもらうと「パンにバターを塗っているようになめらかな動きでした! 振動がなくって、まるで車が何かにくるまれているような感覚」と驚きの表情で語った。
仮免許技能試験の際には、車庫入れや縦列駐車で苦労したという井上さんは、日産リーフの駐車支援システムにも感動した様子。同車は半自動で駐車が完了する「プロパイロットパーキング」を搭載し、車両の360度が見渡せる「インテリジェント アラウンドビューモニター」を備えている。
井上さんは「車庫入れや縦列駐車のような見えない方向に、どれぐらいハンドルを切って、どれぐらいタイヤを動かさなきゃいけないといったことが苦手だったんです。でも今回(日産リーフの試乗)では、私も簡単にできてびっくりしました。これなら試験も一発合格だったと思います(笑)」と笑顔で明かした。
EVは走行距離、充電スポットも大きく進化
井上さんを驚かせた日産リーフ、同車をテーマにしたこの番組はEV自体への理解促進を促すもの。2021年1月、菅義偉首相は、2035年までに全ての新車販売をEVなどの電動車へと転換すると明言するなど、EVへの注目も高まっているが、一方でEVの普及率はガソリン車と比較するとまだ低く、人々のEVへの知識不足も多いのが実情だ。
たとえば、充電走行距離も現在格段に伸びており、62KWHバッテリー搭載車の場合、充電走行距離はWLTCモードで458km、JC08モードで570km。また急速充電時間は約60分と進化している。
また充電設備も自宅に設置できる他、充電スポットも現在では18270箇所(参照 http://www.cev-pc.or.jp/what_ev/charge/)へと拡大しており、カーディーラーや道の駅、SA・PAはもとより、一部のショッピングセンターやコンビニなどの商業施設でもできるようになっている。
日産自動車日本マーケティング本部の外山智樹氏は「実際には充電スポットもこれだけ拡充しています。また、自宅に設置することで家でも充電できるというのも、ガソリン車との大きな違いです」と説明。たしかにガソリン車ならガソリンスタンドまで行く必要があるが、それがないのは便利だ。
また同氏によればマンションなどの集合住宅でも、はじめからEV用の充電設備を備えている場合や、資産価値をあげるために積極的に設置に動く流れもあるという。
EVは車自体の性能向上や、充電スポットの広がりの他にも、国の補助金、エコカー減税など様々な優遇策もあり、EVはガソリン車を超える新しい自動車として、今後人々の生活に大いに浸透していくのは間違いない。
参照 https://ev2.nissan.co.jp/LEAF/OWNEREVENT/
ネスレが「食品ロス削減ボックス」スタート SDGs・フードロス問題への画期的な取り組み
ネスレ日本と、ベンチャー企業・みなとく(東京都港区)は、食品ロス削減を目指した無人販売機「みんなが笑顔になる 食品ロス削減ボックス」 を、6月17日から全国5カ所で開始した。これは食べられるにも関わらず捨てられてしまう食品を減らすための取り組みで、「キットカット」など納品期限超過のネスレ商品を購入できる。
「納品期限超過」は「賞味期限超過」ではない
食品ロスは世界的な問題であり、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)において、目標12「つくる責任 つかう責任」に該当する。同目標は、衣料、食料、エネルギーなどの諸分野の消費と生産のパターンを確保し、資源を効率利用する経済を目指すものだ。
日本の国民一人当たりの食品ロス量は、1日130g(茶碗約1杯のご飯の量に相当)となり、年間に換算すると約47kgという大きな数値となっている。
SDGsに様々なアプローチで取り組むネスレは、これまでも食品ロスの観点からフードバンクや子ども食堂などへの商品の寄贈を行ってきており、「食品ロス削減ボックス」は食品業界で初の取り組みとなる。
注目してほしいのは、このボックスから購入できる商品は「賞味期限超過」ではなく「納品期限超過」であるということだ。
納品期限は食品業界の商慣習の一つで、商品の製造時点から設定された製品を出荷できる期限のこと。たとえば賞味期限12か月の商品なら、出荷できるのは、「3分の1ルール」なら製造から4か月、「2分の1ルール」なら製造から6か月。これを過ぎた商品は返品され、大部分が廃棄されることになる。
当然、納品期限を過ぎても、賞味期限まではまだ余裕があるのだが、出荷できなくなってしまったのがこの「納品期限超過」商品だ。
ネスレの「みんなが笑顔になる 食品ロス削減ボックス」の使い方
同ボックスではネスレ商品を希望小売価格より10円〜270円安い価格で購入できる。まず、fuuboの公式サイトからスマホで商品を購入すると、購入者の登録メールアドレスにワンタイムキーが送られてくる。
そしてボックスのQRコードを読み取って、ワンタイムキーを入力すると、ボックスのロックが解除され商品を受け取ることができる。また受け取り不正防止のため、ボックス上部にはカメラが備え付けられているなど、セキュリティ面にも配慮がされている。
食品ロス削減ボックスは現時点で、キラリス函館、新宿郵便局、ネスカフェ原宿、JRゲートタワー(JR名古屋駅)、中国電力本社に設置されており、各エリアでみなとくが商品の配送・補充を行い、1週間1回程度の補充が行われているという。
今回の取り組みは消費者にお得に届けることが目的ではなく、あくまで食品ロスの削減に努めるのが狙い。すでに消費者からの反応も上々で、今後の展開に注目が集まっている。
洗濯物の生乾き臭対策には衣類乾燥除湿機 パナソニックに学ぶ部屋干しテクニック
季節や天候、住宅事情などの理由で、洗濯物は部屋干しという人も多いはず。だが一番の悩みは部屋干しによる乾きにくさや生乾き臭だろう。梅雨や台風など、ますます部屋干しの機会が増えるだけに、そんなトラブル解決法を今のうちにチェックしておきたい。
梅雨の部屋干しで衣類が臭くなる理由とは
部屋干しの問題を解決してくれるとして、今注目を集めているのがパナソニックから発売された衣類乾燥除湿機『F-YHUX120』だ。
そもそも梅雨や湿度の高い時はなぜ、洗濯物が乾かないのだろうか。それは洗濯物が乾くためには、衣類の水分が乾いた空気に移る必要がある。だが湿度が高いと、空気がすでに水分を多く含んでいるため、洗濯物の水分が移動しづらくなってしまう。
また洗濯物に乾いた風を当てつづければ、水分は不断なく空気へと移動していくが、部屋干しだと風がないため乾きづらくなってしまう。
このように天気や季節により湿度が高くなり、部屋干しで風もない状態だと、洗濯物は乾かず、水分を含んだ状態が長く続く。そしてこの状態が長いほど、生乾き臭が発生してしまうのだ。パナソニックによれば部屋干しの場合、5時間以内に洗濯物を乾かすことができれば、生乾きのニオイは発生しにくいという。
衣類乾燥除湿機は部屋干しの味方
逆に、洗濯物を速く乾かし、生乾き臭を発生させないためには、湿度を下げ、乾いた風を当てる必要がある。衣類乾燥除湿機は除湿を行い、さらに乾いた風を当てることで洗濯物を速乾させるための家電なのだ。
実際、部屋干しにおいて、衣類乾燥除湿機は自然乾燥、扇風機よりも優れている。パナソニックで行った実験によれば、衣類乾燥除湿機を使った場合、室内の湿度は約5時間で適湿(40%から60%)になり、洗濯物の残水率は約4時間後には7%(ほぼ乾いた状態)、約6時間後には0%(完全に乾いた状態)になった。
自然乾燥の場合、約10時間後の残水率は41%、扇風機の場合は22%と、結果に大きな差が出ている。
一般的に衣類乾燥除湿機は、梅雨や夏に適した「コンプレッサー方式」と、秋冬に適した「デシカント方式」の2種類があるが、パナソニックの『F-YHUX120』はこの2方式を搭載。室内の条件に合わせ最適なモードで運転を行うことで、どんな季節でもスピーディーに洗濯物を乾かしてくれるという(パナソニックは05年からこのハイブリッド方式の衣類乾燥除湿機を販売しており、これまでに累計販売台数100万台を超えている)。
また「F-YHUX120」は左右独立した「ツインルーバー」を搭載しており、この羽根が左右違った動きで風を送り、風を遠くまで届かせたり、洗濯物を広げるように揺らしたりすることで、速乾性を高めている。
『F-YHUX120』は現在一番人気のスタンダードモデルで、約4人分の洗濯物を乾かすことができる。ハイブリッド方式の衣類乾燥除湿機は他にも家族の人数や住宅の広さに合わせたモデルがあり、『F-YHUX200』は大人数ファミリー向けで4.5人分の洗濯物の量に対応し、速乾力を誇り、『F-YHUX90』は2.5人分だが、置き場所を取らない省スペースタイプとなっている。
そしていずれも、空気中に潜む、ウイルスや菌、花粉などさまざまな有害物質に効果を発揮する、水から生成された微粒子イオン「ナノイー X」を搭載しており、生乾き臭の原因菌を除菌し、ニオイを元から抑制してくれることを付け加えておきたい。
衣類乾燥除湿機で更に速乾する方法
最後に衣類乾燥除湿機を上手に使うためのポイントをお伝えしよう。
有効に使うためには、洗濯物に風がなるべく広く当たるよう、衣類乾燥除湿機の空気吹出口と洗濯物の間は最低でも40cm程度離す。また、洗濯物が多い場合は、丈の長い衣類は両端に、丈が短い衣類は中心に吊るす「アーチ干し」が重要だ。その下に衣類乾燥除湿機を置くことで、まんべんなく乾いた風を当てることができる。
バスタオルを干す際には、タオルの両端をずらすことで、裏側など風の当たる面積を増やして、速乾を促すという。ズボンは裏返して逆さ干しすることがコツだという。