マンスリーアーカイブ 8月, 2020
コロナの中でも飲食店舗の売上増やす「シェアリングブランド」 下北沢の人気店「もつ小屋」は“シェアブラ”で急成長
下北沢の台湾もつ鍋専門店「台湾もつ鍋本舗 もつ小屋」が、新型コロナウイルス禍の中にも関わらず過去最高の売上を更新し、飲食業界から大きな注目を集めている。その躍進の背景にあるのは、同店の「シェアリングブランド」というサービスだ。
この聞き慣れない言葉「シェアリングブランド」、通称「シェアブラ」とは、一つの店舗で複数のブランドのメニューを扱うというものだ。
もつ小屋のメニューを覗いてみると、同店自慢の台湾もつ鍋以外にも、人気店の看板メニュー、たとえば『曾さんの餃』」の「肉汁爆発 焼き餃子」や『ヒノマル食堂』の「石焼ホルモン」、『CRISPY CHICKEN n' TOMATO』のクリスピーチキン、『SELECT CAFE KKOTBING』の韓国カキ氷などが並んでいる。
もつ小屋では人気店から一種の“のれん分け”ともいえるパートナー契約を結ぶことで、ブランドロゴ、レシピを借り受け、メニューに加えている。また調理された食材をそこから仕入れることにより、調理工程の簡素化、在庫ロスの削減にもつながっているという。
たしかに、店舗側からすればメリットが多い。オリジナルレシピの開発の必要がなく、調理が簡易化されているために、専門スキルのあるスタッフがいなくとも営業することができる。そして接客により集中し、ホスピタリティの上昇に努められる。
一方、もつ小屋ではテイクアウトやUber Eatsで、『CRISPY CHICKEN n' TOMATO』のクリスピーチキンを提供しており、こちらだけでも月間百万円異常の売上を上げている。メニュー開発等のコストがなく、テイクアウトや出前だけでこれだけ売上が作ることができれば、シェアブラ様様(さまさま)だろう。
また同店によれば、スタッフをパートナー側に研修に行かせたり、スタッフ同士を交流させたりすることで、大きくモチベーションがあがったという。
スタッフたちに「パートナーの看板メニューを扱っているのだから」といった責任感や、相手方のスタッフの接客や調理の良いところを学ぼうという姿勢が育ってきているそうだ。コロナ禍の中、飲食業界の就業は敬遠される向きもあるし、もともと離職率も高い。だが、そういったプライドをもったスタッフたちが定着して育つことは店にとって大きなメリットだ。
そしてシェアリングブランドは、店にとっての経営的なメリットだけではない。あくまでも客にとって良い店だからこそ、こんな時代にも関わらず売上を順調に上げているのだ。実際に客として利用してみると、たしかに面白いし嬉しい体験ができる。1店舗でも、同時にあの店この店の看板メニューが頼めるのだ。
飲食店ではウリとなるメニューは数を絞るのが普通だ。もし1店舗で、複数の看板メニューを作っても、客は「同じ店の味だから」と、看板メニューをメインに1つ、サブのメニューをいくつか、といった注文になるだろう。実際はメインを複数注文しても良いのだが、心理的にそうなってしまう。
だがもつ小屋では、違うブランドということで心理的な障壁を持つことなく、看板メニューをメインとして複数頼むことができてしまう。だからテーブルの上にならべられた料理は圧巻だし、どれをとっても当然美味しい。客にとっても豪華で豊かな体験ができるのだ(店舗にとっても高価なメニューが複数注文されれば客単価もあがっていいことずくめだろう)。
そんな価値ある体験ができる店だからこそ、新型コロナウイルスの影響下にも関わらず、前年比を大きく越える売上を打ち立て、今業界から注目される店舗になったのは間違いない。
コロナ禍のもと、店舗を持たないゴーストレストランといった新業態が注目を集めているが、客にとって、家とは異なった空間で飲食をして饗応される場として、やはり飲食店は大きな魅力を持っている。そしてシェアリングブランドは、そんな店舗に、複数のブランドメニューを置くことで、1店舗でも複数店舗であるかのような魅力を持つことが可能にした。
そんなシェアリングブランドを打ち立てたもつ小屋は、今後、目黒区の学芸大学駅の方に新店舗を予定しており、シェアブラを使ってさらにユニークで美味しい体験のできる空間を作っていくという。
【もつ小屋】
〒155-0032
東京都世田谷区代沢5丁目32−3 アクア下北
下北沢駅西南口から徒歩5分
公式HP https://motsugoya.jp/
電話番号:03-6453-2388
営業時間
月・火・木・金:17時〜0時
土曜日:10時半〜14時半(ランチ営業)、16時〜0時
日曜日:10時半〜14時半(ランチ営業)、16時〜23時
定休日:水曜日
※コロナウイルス対策として店員のマスク・手袋の着用、手洗いの徹底、アルコール消毒液の設置、十分な換気を行って営業している。
ロッテアライリゾートは外国人が憧れる人気リゾートホテル 冬も夏も楽しめるアクティビティも充実
ロッテアライリゾートといえば、2017年12月にオープンしたアジア最大級リゾートホテル。冬は最高のパウダースノーでスノーボードやスキーが楽しめ、夏も100万坪の敷地に用意された様々なアクティビティが楽しめる。プール、温泉もあり、広大な自然と最高のホテルをともに味わえる場所として、国内外ともに注目を集めているホテルだ。
ロッテアライリゾートは日本のリゾートホテル史に輝く、1993年に開業したARAI MOUNTAIN&SPA(アライ・マウンテン アンド スパ)がベースとなっている。90年代に伝説のリゾートとして知られた同ホテルを下地にしつつも、それをホテルロッテがまったく新しい形で送り出したものだ。
ホテルの一部の資材や構造はリノベーションして用いており、クラシックな温かみと、最新のデザインによる上質の空間、そういったものを併せ持ったホテルとなっている。そのため、外国人客の評価をみても日本国内のホテルとは思えないといった意見や、日本の歴史とクールカルチャーを同時に見たといった意見もある。
そんな世界から絶賛されるこのホテルに実際に宿泊してみた。
雲海も楽しめるパワースポット
ロッテアライリゾートは新潟県の妙高市にあり、冬の人気スポットとしてのイメージを持つ人も多いはず。今回は7月中旬に訪問したのだが、夏のこの地も最高だった。
そもそもこの地は縄文後期の勾玉や宝飾品が出土、江戸時代の古地図には修験道(山岳信仰)らしき地名が残るパワースポット。妙高山と大毛無山に抱かれており夕暮れの雄大な山の姿や、時には眼下に雲海を楽しむことができる。
部屋のバルコニーからは、部屋によって異なる風景を楽しめる。筆者が泊まった部屋はあいにく別棟が正面にあったのだが、バルコニーに出ると最高の長め。暮れゆく山並みを見ているだけで、心が洗われた。なんといっても山からの涼しく清浄な空気が良い。
そんなバルコニーへの扉だが、あえて網戸をつけていないという。たしかに虫が入ってきてしまうこともあるが、パワースポットであるこの地の自然、空気、景色が、網戸に邪魔されることなく楽しめるからだ。
ホテルのスタッフに聞いたのだが、この広大な自然ゆえホテルの敷地内に大きなカブトムシやクワガタを見つけることもしばしばだという。筆者も夜の散歩の際に、コクワガタのメスを見つけて、つい大喜びしてしまった。
満点の星を眺められる温泉
そんなこの地の自然をさらに楽しめるのが温泉だ。
妙高高原の方には赤倉温泉や燕温泉などの名湯があるが、ロッテアライリゾートにも星空温泉というオリジナルな温泉がある。これは前身の時にはなかった新しいもので、地下1750mから湧出し、弱アルカリ性で美容効果のあるというもの。入ってみると若干の塩味を感じて、入った後も肌がつっぱらない優しく、とてもリラックスができる温泉だった。
露天風呂に入って空を見上げると、“星空”の名の通り、無数の星たちがきらめている。一緒に入っていた家族のお父さんが「あ、流れ星」と言っていたのを、見逃した筆者はうらやましく思っていた次第だ。流れ星が見られるかはともかく、あれだけの星を温泉から楽しむだけでも、最高の贅沢だろう。
今回は水着を持ってこなかったのでは入れなかったのだが、次こそはと思っているのが星空プールだ(水着はレンタルはないが購入は可能。またプールは別途料金となる)。温泉と同じ源泉を一部に使ったプールを楽しむことができる。プールは屋外の1階、2階、そして屋内の3つのフロアから構成されている。
1階の屋外プールでは日によってはナイトプールも開設され、水着でアルコールや食事もできる。あえてそんなエンタメ感を外すなら、屋内の大理石調の美しいプールで泳ぐのもよいだろう。筆者が見に行った際には外国人客一人でがもくもくと泳いでいる姿が印象的だった。とても静かなプールを貸切状態で泳ぐのは楽しいだろう。
ちなみに温泉の脱衣場はもともと広いうえに、脱衣カゴなども間隔をあけて設置しているので、このご時世でも安心だ。またボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、洗顔フォームもこちらに用意されているので手軽に訪れることができる。
お風呂はもちろん部屋にもついており、こちらは洗い場の大きい、ヨーロピアンな雰囲気のよいものとなっている。バスのサイズも大きいので、こちらでゆっくり楽しむのもよいだろう。また部屋にはイタリアのブランド「ダヴィネス」のシャンプー、コンディショナー、ソープ、ボディローションも揃っている。柔らかい香りが素晴らしい。
新潟名物グルメに舌鼓み、広大でおしゃれなライブラリーも楽しめる
この日の食事はLODGE棟にあるレストラン、「日本料理あさ日」で。現時点ではセットメニューでの食事を楽しむことができ、4種類あったメニューのうち、おすすめだという「妙高膳 村上牛のすき焼き」を注文。このセットメニューのボリュームがあって、一日遊び回った身体には嬉しい限り。
肉も野菜も本当にたっぷりと量があるので、すき焼きをしているうちに、固形燃料が一度切れてしまって、もう一回燃料を足してもらったほど。少食な人なら残してしまうかもしれないほどの、高級肉と新鮮な野菜を堪能できる。ご飯は地元のお米。これがピッカピカに炊かれていて、すき焼きと合わせると最高に美味しかった。
ちなみに他のセットでは、日本海側の人気魚「のどぐろ」も楽しめる。
お腹いっぱいになった後、まだ部屋に戻るには寂しいという方は、CLUB棟にあるライブラリーに行くことをおすすめしたい。蔦屋書店にも劣らない、いや正直こんなにアート・ビジュアル系の本が揃っているところもないのでは、という本好きにはたまらない空間だ。
洋書や和書を合わせ約1,300冊が揃っているだけではなく、国内ではなかなか手に入らないレアなアート本もそろっている。このライブラリーは驚くほど広く、筆者が訪れた際には自分一人。様々な本をここでめくっているだけで、ロッテアライリゾートに来てよかったとしみじみ思わされた。本屋、図書館、カフェ…本を楽しめる場所は多くあるが、実はここが全国で最高峰の場所なのではないだろうか。
特に本に興味がないという方でも来たら、ちょっと覗いていってほしい。ここの空間に来るだけで圧倒されるはずなので。
子供たちが最高の時間を体験できるアクティビティの数々
と、ここまで紹介したのは大人向けのロッテアライリゾートの魅力だが、子供たちにとっても間違いなく楽しいところだ。広大な敷地内にあるアクティビティは、たとえば『ジップツアー』はアジア最長で、なんと全長1501メートル。標高950m地点から一気に滑走することができる。高低差は240mにもなり、この滑空の際のスリリングな爽快感はもの凄い。
また、木から木へと張られたワイヤーロープを渡っていく『ツリーアドベンチャー』、その長さには驚かされる。Aコースで300m、Bコースで330m、Cコースで520m。全身を使ってドキドキ・ハラハラしながらアスレチックを楽しめるだけではなく、美しい用水路のせせらぎや、多種多様な動植物を観ることもできるだろう。
他にもチューブにのって巨大すべり台を滑走できる『オールシーズンチュービング』なども楽しめる。
そこまでアクティブに遊びたくないという人は、広大な自然をそのままに歩きやすく整備した自然遊歩道「ARAI...
一色萌のアイドル、色々。第 28回 「アイドルと私の夏2020」
こんにちは。プログレアイドル・XOXO EXTREME(キスアンドハグ エクストリーム。通称・キスエク)の一色萌(ひいろ・もえ)です。
8月に入り、梅雨がようやく明けました。
どんよりとした毎日から一転、あっという間に真夏の様相です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
とはいえ、まだまだ外でできることの少ない今日この頃です。
私はというと、熊谷と浜松が日本最高気温を更新したとか、いやデスバレーは50度を超えて観測史上最高気温だったらしいとか、ボンネットで目玉焼きが焼けたとか、いかにも夏真っ盛りな話題を横目に未だ、自室で連日の雨が残した湿気と戦っていました。
日が当たらないこの部屋はいつでも薄ら寒くじっとりとしていて、おまけに圏外です。
雨雲の中にいるかのような環境では、除湿剤をたくさん置いてみても、エアコンの除湿機能をつけてみても、湿度が80〜90%から下がりません。
梅雨が明けたら多少ましになるだろうと期待していたのですが、梅雨はなかなか明けないし、雨が上がってアスファルトが干からびても私の部屋の湿度が下がることはありませんでした。
どこから紛れ込んだのかクローゼットからアマガエルが飛び出してきた時には、驚きを通り越して笑ってしまいました。
ついに洋服にカビが生えているのを発見した時、腹を括って除湿機の購入に踏み切りました。
除湿機の効果はてきめんで、常に90%近かった湿度は60%前後に安定し、室内環境は大変快適になりました。
もっと早く買えばよかった……。
1日に2〜3回、タンクにたまった4リットルの水を捨てるたびにそう思います。
かくして私が湿度と戦っているうちに、気づけばもう8月も中旬に差し掛かっていました。
こんなにも季節の移り変わりや時間の経過を実感できないまま過ごすことになるなんて、年が明けた頃には全く思っていませんでした。
時間の感覚を見失ってしまった原因は長い梅雨やステイホーム生活だけでなく、他にも心当たりがありました。
毎年の定番として開催されていたアイドルフェスやイベントが、今年は軒並み例年通り行うことができなくなってしまったことです。
もっとも、今年は東京オリンピックの開催が予定されていた関係で都内の大型イベントはそもそも中止や延期の向きであったので、コロナ禍があってもなくてもこんな感じだったのかもしれません。
昨年、一昨年と、この連載では夏の定番アイドルフェスである『TOKYO IDOL FESTIVAL』 へ足を運んで感じたことや見たことを書き記してきました。
しかし今年はTIFも時期をずらしてのオンライン開催となり、例年だったら鋭い日差しと熱気の中でステージを見つめていたはずの特別な数日間は、いつも通りの日常に埋もれてしまいました。
春には春の、夏には夏の、季節ごとのイベントが思ったよりも自分の意識の中に深く組み込まれていたということに、開催できなくなった今気がつきました。
そんなわけで毎年夏は同じテーマで定点観測的に書いていこうと思っていたのですが、今年は定点を失って往くあてをなくしてしまいました。
除湿機に感動した話だけではあんまりなので、他に話題を探すしかなさそうです。
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最近何をしていたか思い出そうとすると、ダンスの練習やオーディションの面接の場面が次々と思い浮かびます。
現在、私の所属する事務所ではオーディションを開催しているのですが、オーディションにはスケジュールの合うメンバーが面接に立ち会うことがあります。
私も何度か面接に参加しているのですが、ここ最近何件か続けて面接に同行していたので、直近の記憶として印象に残っていたのでしょう。
私はキスエクに加入が決まるまでに、たくさんのオーディションを受けてきました。
よく「何件くらいオーディションを受けたの?」と質問されることがありますが、正直なところ正確な数は今となってはわかりません。
スケジュール帳にメモとして残っていたものを数えると40件ほどでしたが、メールを送ったけど返信が来なかった、なんてものも含めたら50件くらいでしょうか?
当時のメールのバックアップを取っておけばよかったなぁと思います。。
オーディションにまつわるエピソードを話す時、多くのアイドルファンの方から好奇の眼差しを感じます。
アイドルとの距離が近くなり、アイドルになる敷居もかつてよりは跨ぎやすくなった今、アイドルファンからアイドルになったり、アイドルをやめてもアイドファンとして現場に残るケースはそう珍しいものではなくなりました。
それでもアイドルファンの中心となる世代の、それも男性にとっては、アイドルがアイドルでなかった頃の話、またアイドルをアイドルにするための関門であるオーディションにまつわる話は、なかなか聞くことのできない話題のようです。
それに、アイドルとなってステージに立っている相手に向かって今さらアイドルになる前の話を持ち出すなんて、野暮ったく感じられて積極的に訊くことは憚られるだろうな、とも思います。
せっかくなので今回は近況ついでに、オーディションにまつわるお話をしていきましょう。
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私の経験上アイドルのオーディションは、大体の場合
・一次審査(書類審査。ほぼ必須)
・二次審査(面接、実技審査。ほぼ必須)
・三次審査(最終面接、意思確認。ない場合もある)
で構成されています。
上記の基本の形式に、特技披露があったりそのアイドルさんならではの趣向の審査が加わったりして、候補者たちはふるいにかけられていきます。
私の場合、最初の難関は一次の書類審査でした。
書類審査がなく、一次が全員面接のオーディションなら二次に進めるのに、書類応募だと一次審査を通ることができないのです。
その原因について当時はずいぶん頭を悩ませて、写真の角度を微調整したり文章の言葉選びを変えてみたりしたものですが、後にアルバイトでアイドルさんのオーディションのお手伝いをした時に、その理由がわかりました。
初めて自分以外のアイドル志望者の応募書類を見た時に思ったのは、自分が送っていたのは事務的な“履歴書”で、“アイドルの応募書類”ではなかった、ということでした。
今は普通の女の子でも合格したらアイドルになっていけるはず!というスタンスで“アイドルになるために”応募をしていた私と違って、目の前に並ぶ書類の中の子たちは、応募書類の時点で少なくとも意識としては“すでにアイドル”だったのです。
こりゃ受からないわけだわ、とすぐに思いました。
母親に撮ってもらった証明写真のようなぎこちない写真と、やたら熱のこもった長文の志望動機が並んだ私の応募書類は、審査以前に見る気がしない代物でした。
星の数ほどアイドルがいる昨今ですが、アイドルになりたい子はアイドル以上に多いのです。
まずパッと見で目を惹かなければ、どんなにやる気があっても志望動機に目を通してももらえないのだとアルバイト初日に悟りました。
仕事の合間に審査の様子を観察していると、審査員から好評価を得て二次審査に進んだ子の多くは、写真がとても可愛くて志望動機の文章があっさりとしているという共通点が見えてきました。
私とは真逆で涙が出そうです。
アイドル志望でオーディションに応募しているのにいつも書類で落ちてしまうという方。
オーディションの審査基準も目指すアイドル像によって多種多様なので一概には言えませんが、禁止事項などの指定がない場合は、自分の自信のもてるメイク、ポーズ、服装、写りの写真を使用しましょう。
あなたが今から送るのはアルバイトでも就活でもパスポートのためでもなく、アイドルとしての素質があるかどうか評価される写真なのです……。
大きな声では言えませんが、原型を留めている範囲であれば多少加工していてもいいかもしれません。
過度な加工は面接で結局バレるので、ほどほどに。
実際、私はアルバイトで得た教訓を胸に、応募書類に添付する写真を自信のある角度での自撮りと鏡越しにちょっとかわいいポーズで撮った全身写真に差し替えたところ、一次審査がおもしろいように通るようになりました。
一次が通るようになったからといってすぐに合格にこぎつけるほど甘くはありませんでしたが、面接審査に多く参加できるようになったことで、その辺りから私はオーディション自体を楽しむようになっていきました。
アイドルになるためにオーディションを受けているのか、オーディションを受けるためにオーディションを受けているのか、最早わからない有り様でした。
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アイドルのオーディション会場で見かける人々は、一人残らず面白い人ばかりでした。
オーディションを受けにきている子も、審査員も、よくわからない関係者っぽい人も、立ち合いにきているアイドルさんご本人も。
誰もが日常生活で出会ったことのないオーラを放っているようで、自分もアイドルを志望している立場のくせに「こういう人たちがアイドルに関わる人なんだなぁ」なんて思っていました(だからなかなか合格しなかったんだと思います)。
オーディション会場で出会った印象的な子については以前少し書いてしまった(https://mogumogunews.com/2019/11/topic_31869/)ので省きますが、当時のことを思い出すと、「アイドルにならなければ死んでしまう!」というような、切羽詰まった感じの子が多かったような気がします。
冷静に考えればそんなことはないのですが、本人はそう信じ切っているので必死です。
私もそんな感じだったと思います。
皆が皆、何者でもない自分を持て余していて、でも自分の生きる場所はここにしかないとまっすぐに信じていて、不器用で愚直でした。
その頃はでんぱ組.incさんやBiSさんの人気がぐいぐいと上昇していた時期で、「普通の女の子がアイドルになるストーリー」に皆が魅了されていて、そこに近い界隈を私が選んで受けていたからそう感じただけかもしれませんが。
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オーディションを受けまくる生活が終わってから数年が経ち、私は受ける側から見る側になってオーディション会場に戻ってきました。
面接の際に“こちら側”として応募者と対面する時、「この子が自分と一緒にアイドル活動をすることになるかもしれない」という意識がよりはっきりとして、心なしか背筋が伸びます。
そしてオーディション会場のどこか懐かしい緊張感の中で、応募書類のバインダーを持って座る自分とは別に、応募者の隣に同じように座っている自分がいるような感覚を覚えるのです。
一緒に面接を受けているような気分で何人かの面接に立ち会って感じたのは、私がオーディションを受けていた時よりも自己アピールが上手な子が多いぞ、ということです。
その一因としては、ここ数年でSNSでの自己表現がより手軽なものになったことが挙げられそうです。
一般の女の子でもアイドル顔負けの可愛らしい自撮りをTwitterに載せたり、日常のきらきらした瞬間をInstagramにまとめたり、ダンスをしてTikTokを更新したりしています。
今の時点で有名ではなくても、その人の魅力とメディアの特性がうまくハマれば誰でも“バズる”可能性があるというのは夢のあるお話です。
そんなSNSが身近な環境の中で、自分でも無自覚のうちにセルフプロデュースの術を身につけているのでしょう。
最近では応募・審査の段階で候補者が開示され、審査の一部が一般の閲覧者に委ねられている形式のオーディションも増えてきました。
現在開催中のものを挙げるなら、ミスiDやWACK系列の「Project WACKちん」オーディションを思い浮かべていただけるとよいかもしれません。
候補者たちは何者でもない段階で自分の魅力を多くの他人に認めさせることを求められるのです。
そうして選ばれた合格者は、最初から強みのはっきりとしている即戦力に他なりません。
このような形式のオーディションが注目を集め、多数の応募者で賑わっているように、最近は自分の魅力に自覚的でもうすでに何らかの表現活動をしている/したことがある子が、自分の新たな一面を求めてアイドルにたどり着いた、というケースが増えているような気がします。
様々な特技や特性を持った子がどんどんアイドルの世界に足を踏み入れることで、アイドルの世界が広がっていく−−−−。
今はそういう局面なのかもしれないなと、アイドル志望の子たちからそんなことを感じました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
キスエクはつい先日、新たに研修生が加入することを発表しました。
現在絶賛準備期間中なわけですが、今回は私にとって初めて先輩のいない環境での体制変更なので、必然的に最も長くグループにいる立場として率先して動かなければならないことが多々あり、毎回のレッスンでドタバタしています。
現在の体制になってから約一年間メンバー同士協力して活動してきましたが、新しい局面を迎えることとなった今、新たに先輩の苦労やこっそりやってくださっていたことに気づくことがあり、改めて頭が下がる思いです。
オーディション開催のお知らせをしたのは一年以上前だったので、その時から新体制を期待してくださっていた方はずいぶんお待たせしてしまいましたが、その分のご期待に応えられるような活動をしていけたらいいなと思っています。
これからのキスエクもどうぞよろしくお願いいたします。
【プロフィール】 一色 萌(ひいろ もえ)
ニックネーム:萌ちゃん、萌氏、誕生日:5月27日、出身:東京都、血液型:A型、趣味:アイドル研究、特技、アイドルについて話すこと
WALLOP放送局「キスエクのギュッと!プログレッシヴ!」レギュラー出演中(2018.4〜)
https://twitter.com/hiiro_moe
https://twitter.com/xoxo_extreme
https://www.youtube.com/channel/UCA7fn3DZFJGDmlxZZg8WQVA
【活動情報】
11/3発売
一色萌(ひいろもえ)
デビュー7インチ・シングルレコード
「Hammer & Bikkle / TAXI」
XOXO EXTREMEの一色萌が遂にソロデビュー!20年代のパブロック/パワーポップ/モダンポップを追求するNEWアイドルの誕生!佐藤優介Proによる「Hammer & Bikkle」とデフ・スクールの名曲「TAXI」を日本語詞でカバー。何と本家デフ・スクールがバックトラックを新録した奇跡の日英コラボによる7㌅シングル
価格:1,500円+税
レーベル:なりすレコード
品番:NRSP-789
11月27日 (金) XOXO EXTREME 3rd ワンマンライブ...
『ポカスカジャン タマ伸也が新曲『ライブハウスであいましょう』をリリース! それを記念して、8月27日(木)に限定&配信ライブが決定!』
この度、ワハハ本舗所属コミックバンド、ポカスカジャンのメンバー
タマ伸也が新曲『ライブハウスであいましょう』をリリース!
それを記念しまして、8月27日(木)に限定&配信ライブが決定しました!
■新曲『ライブハウスであいましょう』発売記念
限定&配信ライブ!
8月27日(木)会場:横浜THUMBS UP
OPEN 19:00 / START 20:00
ADV ¥3,000 / DOOR ¥3,500
出演:タマ伸也、ヒマラヤン下神、吉岡優三、知久真明、井上大地、
本多ゆき恵、アンドウケンシロウ、イノモト ほか
この楽曲は、この新型コロナウイルスの影響で深刻な状況下にある
ライブハウスに恩返しがしたいという想いでタマ伸也が心を込めて作りました。
賛同してくださる皆様からスポンサードして頂き、リモートでレコディングしました。
そして、7月7日には配信がスタート、7月15日にはCDがリリースとあいなりました。
ちなみに、このCDの売上は全てライブハウスに寄付することになっております。
参加ミュージシャンには米米クラブのヒマラヤン下神(Tp)、井上大地(Gt)、イノトモ(Cho)など豪華ミュージシャンがリモートでレコーディングに参加。
MVではワハハ本舗の久本雅美、柴田理恵、梅垣義明、そのほか、中山忍、川畑アキラ、フッキー(ノブ&フッキー)、三上丈晴(月刊ムー編集長)、フォークシンガー小象など豪華出演者がオリジナルダンスを披露しています!
■タマ伸也 配信シングル
『ライブハウスであいましょう』
7月7日(火)配信スタート!
iTunese/Amazonほか、主要配信サイトにてDL&ストリーミングが可能
■7月15日CDリリース
ワハハ本舗オンラインストアにて購入できます!
http://wahahahompo.stores.jp/
■CDをご希望のライブハウス様には、タマ伸也より直接CDをお送り致します!
■CD送付、楽曲の詳しいお問い合わせは
tamashinya.info@gmail.com まで
現在、東京新聞などのメディアや、
全国各地ラジオ局でのオンエア、渋谷ビジョン7箇所でスポット放映等、
応援の輪が広まっています!
天龍源一郎VS蝶野正洋 トークバトルがLIVE配信で8月25日に開催!天龍プロジェクトが再始動!
2010年に天龍源一郎の終の棲家として産声を上げた天龍プロジェクト(ルネッサンス株式会社、代表:嶋田 紋奈)は、天龍プロジェクトpresentsトークバトルを【LIVE配信】で8月25日に再始動!
再始動第一回目、そして初となるLIVE配信の対戦相手は黒のカリスマ蝶野正洋!
新型コロナウイルス感染拡大予防の為、開催が難しい状況だったが、配信という新しい形で、日本全国のプロレスファンと、プロレスの歴史を語るという灯を消さない為にも盛り上げるために企画されたという。
LIVE配信開始記念として通常のイベント開催時よりチケット料金などもリーズナブルに。また、会場にいる臨場感もそのままに届けるという。
■公演情報
公演名: 天龍プロジェクトpresents 天龍源一郎VS蝶野正洋トークバトル LIVE配信(無観客)
日時 : 2020年8月25日(火)19:30~21:00(終了予定)
出演者: 天龍源一郎、蝶野正洋、小佐野景浩
■発売情報
ページ公開日: 2020年8月1日12:00
発売日 : 2020年8月3日10:00~
※グッズ付きチケットは8月25日19:30のLIVE配信開始までの販売となります。
■配信先
https://tenryuproject.zaiko.io/_item/328761
■チケット料金
▼配信チケット:3,500円(税込)
※紙チケットの発送は御座いません。
※LIVE配信チケットのみの販売です。
▼直筆サイン入りポートレート付き配信チケット:5,500円(税込)※数量限定
アイスコーヒーの味わいはグラスで大きく変わる 名門・木村硝子店が教えるコツ 天然水でより美味しく楽しめるアイスコーヒーの魅力
「FRECIOUS(フレシャス)」で知られる富士山の銘水株式会社が、7月31日に開催したメディア向けイベント「夏のおうちカフェ体験会」。リモートワークやお盆で在宅している方に役立つ情報がもりだくさん! あなたのホームコーヒーライフをもっと美味しくする“コツ”をお伝えする。
コーヒーの味と香りはグラスで変わる
「夏のおうちカフェ体験会」には登壇したのは、創業110年以上の老舗、木村硝子店の代表取締役専務の木村祐太郎氏。木村硝子店といえば、有名ホテルやミシュラン星付きレストランなど、数多くの名店で採用されるガラス器メーカー。“グラスのプロ”である木村氏が、グラスを変えてアイスコーヒーの味や香りに変化をつける、そんなライフシーンごとの使い分けをレクチャーした。
まず朝のアイスコーヒーに最適なグラスは写真の左側のような形状のもの。ガラスが薄く、形状的に口にゆっくりとコーヒーが入ってくる。そのため、味わいはすっきりして、コーヒーの酸味を味わいやすい。そのため、眠気覚ましに最適なグラスだという(グラスは木村硝子店の「ベッロ L」)。
そして昼間の一杯に最適なのが、写真中央の背の高いタイプのグラス。このような長いグラスだと、顔を上げることによって、喉に一気に流れてくるため、のどごしでの美味しさや、清涼感を感じることができる。昼間の活動で汗をかいた身体にぴったりだ(グラスは「コンパクト 8ozゾンビー」)。
特にユニークなのは、夕方や夜におすすめのもので、なんとワイングラス。この形状には意味があり、ワインなら香りを立たせ、それをしっかりと楽しむことができる。これはコーヒーも同様で、香りをよりふくよかにして味わうことができるのだ。そして、乾ききった身体にしっかりとコーヒーを染みわたるよう、ゆっくりと飲むことができる。
仕事で疲れた身体や張り詰めた心を、コーヒーのアロマで癒せる、それがワイングラスなのだ(グラスは「ピーボ オーソドックス 62987-600」)。
夏を涼しくかんたんコーヒーレシピ
その次に登壇したのは、UCCコーヒーアカデミー東京校専任講師、村田果穂氏。コーヒーメーカーを内蔵したウォーターサーバー「FRECIOUS Slat+cafe(フレシャス・スラット+カフェ)」で淹れた、天然水アイスコーヒーを使ったメニューの作り方を教えてくれた。
教えてくれたメニューの中でもかんたんでおすすめなのが「夏香る、爽やかなオレンジコーヒー」。コーヒーとオレンジは意外な組み合わせに思えるが、コーヒーとオレンジの香りがベストマッチ。味わいも紅茶のような爽やかでコクのある味わいを楽しめる。
<夏香る、爽やかなオレンジコーヒーのレシピ>
(材料)
・UCC DRIP PODモカ&キリマンジャロ(100ml)
・オレンジスライス(2切れ)
・ガムシロップ(18g/2P)
・ミントの葉(1房)
(手順)
1 アイスコーヒーを抽出。
2 シロップとオレンジスライスをつぶし、なじませる。
3 抽出したアイスコーヒーを注ぎ入れる。
4 お好みでミントを飾り付け、完成。
ちなみに、村田氏によれば、コーヒーを美味しく淹れるためには「鮮度」「計量」「蒸らし」
「抽出速度」「カタチ」「お水」が重要だという。今回「FRECIOUS Slat+cafe」を使用したのも、このウォーターサーバーの水が、富士山の天然水であり、上記のような、美味しく淹れるためのプロセスをこなす、プロ並みの力があるからとのこと。
今回イベントを開催した富士山の銘水株式会社、同社のウォーターサーバー「FRECIOUS」についても在宅ワーク化が進む中注目が集まっている。「FRECIOUS」シリーズで使われる天然水は、富士山の麓の開発限界区域で採水しているもの。つまりかぎりなく“きれい”な場所で採られた水だ。
玄武岩層を通って湧出するこの水は、豊富なバナジウムと程よいバランスのミネラルを含むため、まろやかな口当たりを生み出す。そのため、今回のコーヒーの水として採用されている。シリーズの「FRECIOUS dewo (フレシャス・デュオ)」が、ウォーターサーバーとしては業界初となる2015年のGOOD DESIGN賞を受賞しており、シリーズ通してそのデザイン性も評価されている。
イベント内で使われた「FRECIOUS Slat+cafe(フレシャス・スラット+カフェ)」はコーヒーメーカーと1つになった“2in1”ウォーターサーバーで、専用ドリップポッドや市販の挽いた豆を使って、フレシャスの天然水で1杯ずつ淹れる、本格コーヒーを楽しむことができる。そのため、現在のリモートワークなどおうちカフェ需要にマッチしており注目が集まっている。
上記で紹介したようなグラスの工夫や、お手軽レシピ、機器をためしてみれば、あなたの盛夏のコーヒーライフが、もっとすてきなものになることは間違いなし。
参照 FRECIOUS Slat+café
横浜の新人気ホテル、JR東日本ホテルメッツ 横浜桜木町 サラリーマンから家族連れまで魅了する理由とは
JR東日本ホテルメッツ横浜桜木町がオープン直後にも関わらず、いま横浜の人気宿泊先として注目を集めている。横浜は歴史ある港町で、横浜中華街やみなとみらいなどの定番エリアから、野毛などのグルメの聖地、ちょっと足を伸ばせま江ノ島や鎌倉にも行ける一大観光地。
そのため多くの宿泊施設があるが、その中でもビジネスホテルに位置づけられる同ホテルが人気なのは意外だろう。だが、ホテルメッツ横浜桜木町は、旅人を癒やしてリラックスさせてくれることに特化しており、その人気も当然なのだ。
鉄道発祥の地ならではのホテル
今桜木町全体が大きくリニューアルされていて、新市庁舎が本格始動し、改札直結の商業施設「CIAL桜木町ANNEX」がオープンしたばかり。この「CIAL」にJR東日本ホテルメッツ横浜桜木町がオープンした他、横浜らしい飲食店(ミートダイニング、洋食屋、ベーカリーショップ、スイーツショップ、バー)が集まるフードホール「KITEKI」やスーパー「成城石井」等も出店。
また桜木町は「鉄道発祥の地」であるため、本物の110形蒸気機関車、ジオラマなどが楽しめる「旧横ギャラリー」も併設している。
そんな「新・桜木町」に直結した同ホテルは、横浜観光やビジネスに疲れた人にとってアクセスがよいだけではなく、そして設備、ベッドやアメニティが他にはないほど充実。新しい街にふさわしい最新の設備を備えている。
まずチェックインして眼に入るのは、ミニマルでシックな内装。「鉄道発祥の地」をふまえたアイアンフレームやウッド系の素材を配置、線路柄の絨毯や、鉄道にまつわるアートなどをさりげなく置いている。どこか懐かしく、センスの良い内装で、とても落ち着ける空間となっている。その一方、セルフチェックインとなっており、人とのやりとりの少なさという点でも、人によってはストレスをなくすことができるはず(大型の電子パネルが「銀河鉄道999」のようでかっこいい)。
アメニティの充実ぶりがすごい
部屋に行く際に、チェックしていただきたいのはフロント前にあるアメニティステーション。実は同ホテルは、ビジネスホテルにしてはレアな全室洗い場付きの浴室となっている。そのため、お湯を浴槽にしっかりと張って、洗い場で体を流し、ゆっくりとお風呂に入ることができるのだ。その際に嬉しいのがアメニティステーションにある、10種類の入浴剤。
「日本伝統のお風呂和み庵」シリーズ「豆乳の湯」「緑茶の湯」「生姜の湯」「ひのきの湯」、香りの専門家が開発したという「ネムネバス」シリーズ「ラベンダーブレンド」「シトラスブレンド」、そして「ハーバルエクストラ」シリーズの「グレープルーツの香り」「シトラスフルーツの香り」「スパークリングカクテルの香り」「フルーツカクテルの香り」と、筆者が確認した時点ではこれだけの入浴剤が揃っていた。
足まで伸ばせる浴槽に入浴剤を入れて浸かると、旅疲れだけではなく、この長梅雨の疲れがじっくりと癒えていく、そんな気持ちに。ビジネスホテルなのに、2回もお風呂をためてはいってしまった次第。
他にも、DHCのシンプルで高品質なスキンケアライン「オリーブエナジーシリーズ」の、クレンジングオイルやソープ、フェースウォッシュ等が備え付けられている。通常のビジネスホテルよりランク上のアメニティが揃っている印象だ。またベビー用のオイル、クリーム、シャンプーのセットが用意されているのも、幼児連れには嬉しい配慮だろう。
(これらのアメニティはフロント前のステーションにあるので、自分で持ってくるスタイル。ただし、ベビー用のオイル、クリーム、シャンプーのセットに関してはアメニティステーションにはなく、フロントでもらう形式となっている。)
そして寝具は、シモンズ社製ポケットコイル式ベッド、コンフォートアライアンス社製掛布団、西川社製枕となっていて、極上の眠りにいざなってくれるだろう。
ちょっと夜ふかししたい人は部屋のテレビをつけてみて。大きな画面でYouTubeを視聴することができ、また会員ならNetflixやhulu、Amazon prime、U-NEXTを楽しむことができる。
朝食からコインランドリーまで魅力的
また長期旅行者や出張者、子供連れに嬉しいコインランドリー施設だが、ホテルメッツ横浜桜木町はこれがちょっとすごいのだ。
筆者もよくあるのだが、ホテルや宿のコインランドリーまで行ったらすべて使用中。そんな“がっかり”を避けられるよう、部屋のテレビモニターから、現在の使用状況をチェックできる。空いたタイミングでコインランドリーを利用することができる。
パスワードロック付きで乾燥機一体型となっているので、安心かつゆっくりとコインランドリーを使うことができるのだ(この話、使わない方には「ふーん」だろうが、使う人にとっては「神!」なのだ)。そしてズボンプレッサー、衣類スチーマーも貸し出し品にあるので、翌日の服装もしっかりとキメて出かけることができる。
ちなみに夜にランドリーに立ち寄った際には、1階の110形蒸気機関車も見に行くことをおすすめする。夜らしい雰囲気のあるライトアップされた姿を見ることができるのだ。
ホテルメッツ横浜桜木町は朝食も同地ならではのものとなっている。海にも山にも恵まれた神奈川県ならではの特産物や産地直送の新鮮野菜をとりいれた朝食でありながら、横浜らしさをふまえた洋食風の朝食をいただける。レストランの混雑状況も部屋のテレビモニターからチェックできるので利用すると良いだろう。
ビジネスホテルながらビジネスホテルにはないくつろぎと癒やしを体験できる同ホテル、たしかにこれならビジネスマンから家族連れにも人気なのは当然かもしれない。お値段もビジネスホテルな価格なのも嬉しいかぎりだ。
(参照)公式HP
https://www.hotelmets.jp/sakuragicho/