寝不足は暴飲暴食につながる、大学研究で判明 8時間睡眠はダイエットに大きなメリット

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睡眠が不足してしまうと暴飲暴食してしまう危険性が高いことが、大学の研究により判明した。つまり、ダイエットをしっかりしたいならある程度の時間、眠ることが必要というわけだ。

米国ノースウェスタン大学の研究チームは、実験参加者の睡眠時間を4時間以下に抑制し、食べ物の匂いを嗅がせ、脳内の活性具合を観察。また同じ参加者らに数週間後、8時間以上の睡眠をとらせてから、同様の実験を行った。

すると、睡眠時間が4時間以内の場合、8時間睡眠の場合もよりも、食べ物の匂いを嗅がせると嗅覚につながる脳の領域が、より強く活性化することがわかった。つまり睡眠時間が短い方が、嗅覚が鋭敏になってしまい、より食べ物への欲求が強くなってしまうということなのだ。

また、睡眠不足になっている参加者の脳は、ドーナツやピザのような油っこくてカロリーが高い食べ物を見た時、より強い反応を示すことがわかった。睡眠時間が少ないと、食欲が増すうえに、さらに太りそうなものばかりが食べたくなってしまうのだ。

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筆者が徹夜仕事をした翌日に、妙にラーメン二郎を食べたくなってしまうのは、これだったのか!

研究チームによれば、睡眠が不足になって暴飲暴食した結果、血糖値が急激に上昇することになり、むしろメラトニンの生産が減少して、さらに睡眠の質が低下してしまう危険性があると指摘。そうなったらさらに負のスパイラルになってしまうということだ。

ダイエット中の皆さんは、しっかりと睡眠をとって、食欲を抑えることが重要だ。

記事/SPEED DIET編集部