“コーヒー界のapple”こと米国コーヒーチェーン「ブルーボトルコーヒー」。2月6日に東京江東区の清澄白河に日本1号店をオープンし、いまだ連日混雑しています。だけどレビューサイト「食べログ」では評価が「3.1」とふるわず、ドトール渋谷新南口店の「3.2」にすら負けている、一体なぜ?
■食べログのアルゴリズムの問題?
なぜブルーボトルコーヒーがこれほど低い評価にとどまっているのか。たしかに食べログの評価点は、単純平均ではありません。レビューアーが評価する店のジャンルへ、どれぐらい「食通」であるかを判断、それによって評価点への反映が異なるとのこと。
でも、みんなが「5」「4」ばかりをつければ、それなりの高得点になるのでは? と思ってレビューを見てみると、批判的な意見もちらほら。「3」程度が多く、なかには「1.5」なんて酷評している人も。
■意識高い系レビュアーが酷評
レビューには「ちっともComfortableでなかった」(原文ママ)、「ゆっくり飲む雰囲気じゃなかった」などといった声も多い。オープンしたてで話題の店なので、混んでいるのは間違いないのだから、仕方ないんじゃ…とも思ってしまいますが。
他には“すぐ行列する日本人ってあれですよね。自分も行列して飲んだけれど、自分はブームとかじゃないんで、ほどほどの点数しかつけませんけどね”みたいな、意識高い系のレビューアーさんもちらほら。
ブルーボトルコーヒーという意識高い系のチェーンにたいして、競うように自身のエゴを反映ささせたレビューも目立ちます。低い点数をつけている人で、「店員の愛想が悪かった」みたいなのは、素直な感想と言える方。
■混雑おさまれば点数も高く
人の波が一段落すれば、くつろげないといった文句も減るでしょう。また混雑を敬遠していた人で、食べログ評価点への影響がある人が行くことによって、レビューを書いて点数も次第にあがってくるのではないかと。
“意識高い系コーヒー“と言われるブルーボトルコーヒー、その分、“意識高い系の食通”が集まってきて大変そう。
文/関本尚子