豚レバ刺しで脳に寄生虫の危険性も 脳に虫入れば致死率60〜90%


※画像はイメージです。
※画像はイメージです。

厚労省が、飲食店で豚の生肉や生レバーの提供を禁止する方針を決め、7月現在、調査部会での審議に入っている。東京都内などを中心に豚の生レバーを食べさせる店がかなりあり、どこも人気があるだけに、多くのファンからの嘆き節があがっている。

同省は10年以上前から豚レバーを生で食べないように注意を呼び掛けていたが、2012年の牛のレバ刺提供禁止で、一気に都内に、豚の生レバー刺しを提供する店が増えていったようだ。だが、豚の生食のリスクは高い。

「子供の頃、親から言われませんでしたか? 豚肉は火をしっかり通して食べなさいって。今は流通がよいからあまり事故が起きていませんが、豚肉の生食によるリスクをしっかり理解してほしい」(保健所職員)

厚労省の発表によれば、豚の生レバー食にはE型肝炎や食中毒のリスクがある。またこれが原因となった食中毒患者は過去10年間に32人、E型肝炎での死亡例も報告されているという。

また日本では報告されていないが、中国では豚の生き血を愛好していた男性が、大脳内に19匹の寄生虫・有鉤条虫に入り込まれ神経嚢虫症を起こしている。ちなみに脳に寄生した場合の致死率は60〜90%だ。

「よく豚の生肉を提供しているお店が『うちは新鮮だから』と言って安全だとしていますが、肉が新鮮だから寄生虫がいないわけじゃない(笑)。常識で考えれば変ですよね」(同前)

実は筆者も豚の生レバーを今年何度も食べているのだが、なんだか気持ちが…。

文/鷹村優


シェア