大つけ麺博の客から不満続々【後編】 食べてる客の目が濁り過ぎ?

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※こちらのつけ麺はおいしゅうございました。量が少なくコンビニ麺みたいな美味しさ。
※こちらのつけ麺はおいしゅうございました。量が少なくコンビニ麺みたいな美味しさ。

(前編「量が少ない、高い、マズいの三重苦?」より)

しかし、たしかに先ほど紹介したコメントはなるほどと。どの店も一律850円なのだが、つけ麺の魅力の一つであるボリュームは、全くない。筆者は4口で食べ終わってしまった。列に並んでいると店員が「投票の仕方はわかりますか」とイチイチ聞いてくるのも微妙。それにプラスチックの容器で食べるつけ麺って、コンビニの麺っぽくて全然美味しく感じないのだ。

まわりのお客を見ても、歌舞伎町にふさわしい(会場の大久保公園は歌舞伎町の一角にある)、絶望したような顔をして麺をすすっている。新宿スワンの登場人物並みに濁った目で麺をすする客がなrんでいる姿は圧巻だ。その目は、まるでつけ麺の濃厚スープなみに白濁している。筆者も一杯食べて会場をあとにした。先ほどのラオタ氏によれば

「代理店やイベンターたちがからんでいたりするから、値段はどうしても割高になるんですよ。むしろつけ麺の有名店は、あのイベントに出ると評判が悪くなるからと言って敬遠していたりします。量が少ないし、高いと言われますからね。それにプラ容器で食べる料理なんて、美味しく感じるはずがないじゃないですか。所詮、ラーメンですしね。田舎のちょっと人気がある店が、バカだからそういった事情もしらずにホイホイ喜んで出店している場合もあります。まあ一番バカを見るのは、あのイベントに行った客ですが」

たしかに行った身からすれば、うなずける点も多々…。まあ美味しかったような気もしないでもないというか、いやあ人生勉強になる素晴らしいイベントでした。とはいえあんまりにも満足感がなかったので、すぐ近くのなか卯で牛丼を食べて帰った次第。ちなみに富士そばもすぐそばにあるので、ぜひ!

(文/平松信三)