『ごちそうさん』は飯テロドラマ? うに丼に勝てないとの声も

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ドラマ最後の「今日の食いしん坊」はイノッチにも好評だが……
大好評だった朝ドラ『あまちゃん』が終わり、今日9月30日から新しい朝ドラ『ごちそうさん』が始まった。

『あまちゃん』終了で朝から気力を無くす「あまロス」が危惧されるなど、『ごちそうさん』に対する期待は薄いと通り越して皆無に等しい状態。だが実は制作陣はなかなかに豪華だ。

「まず主題歌がゆず。まあ押しも押されぬ人気ミュージシャンですよね。劇中の音楽を担当する菅野よう子はアニメの音楽を多数担当してきた若い世代に人気の作曲家。脚本は『世界の中心で、愛をさけぶ』や『JIN-仁-』で人気を博した森下佳子ですから、前作とくらべても申し分ないクラスのメンバーが集まっています」(週刊誌デスク)

そしてこの『ごちそうさん』は、タイトルからも分かる通り、食べ物をテーマにした作品。当然料理の描写には力を入れている。

「このドラマで料理の監修を担当するのは、飯島奈美さん。『かもめ食堂』や『南極料理人』などのヒット映画の料理を手がけ、いずれも好評だったいわば売れっ子のフードスタイリストです。そんな人の料理が毎朝テレビに映されるわけですから、家庭の朝ごはんにも影響を与えるかもしれませんよね」(同)

一方、これだけ揃えてもブレイクは厳しいのでは、という意見も。

「前作のあまちゃんがあれだけ話題になった後だから、当然視聴者の目も厳しい。初回を見た感じではいつもの朝ドラっぽいので、あまちゃんの荒唐無稽な展開に惹かれた人は退屈に感じるでしょう。料理がテーマなので、レシピ本などの企画も当然出てくるんでしょうが、正直なところ「うに丼」や「まめぶ汁」ほど注目を浴びるかどうかも怪しいところです。『あまちゃん』の勢いで見ている人たちをうまく繋ぎ止められるかどうかがカギですね」(広告代理店営業)

『あまちゃん』により高まった視聴者の朝ドラ熱が冷めたら、全部食べる前に『ごちそうさん』となってしまうかもしれない。

(文/行方アキヒデ)