雪なのに南国? 『雪の宿』の新味はファンタジーの領域に

雪の宿アイキャッチ

雪の宿南国マンゴー味パッケージ
雪が降るとは思えない常夏の宿デザイン
ぷっ、雪の宿なのにマンゴーだってw

『雪の宿』というお菓子をご存知だろうか。ソフトせんべいに無造作にコーティングされた白蜜が降りしきる雪をイメージさせる三幸製菓の人気米菓だ。

今、この『雪の宿』の新しい味が期間限定で販売されている。その名も『雪の宿 南国マンゴー味』。

え? 『雪の宿』が南国? パッケージ越しにせんべいを見ると、なんと白蜜がオレンジ色をしている。せんべいの上にマンゴーの雪が降っているのだ。

こんなのあり得ない。南国に雪が降るわけないじゃないか。『雪の宿』は北国の老舗の旅館のようなところだと思っていたのに……実はマンゴーが採れる雪国というファンタジー世界の宿屋だったのか?

雪の宿南国マンゴー味開封
目を閉じるとそこにマンゴーがあるかと思うほどの匂い
鼻から抜けるトロピカルな香り

奇妙な組み合わせを訝しく思いつつも、とりあえず購入してきた。袋を開けると、直後にマンゴーの香りがフワッと漂ってくる……心地良い匂いだ。目をつぶると、まるで南の島の空港に降り立ったかのような錯覚を覚える。

一口かじる。先ほど鼻から吸い込んだ香りが、今度は逆に口から鼻に抜けていく。と同時に、マンゴー白蜜の甘みとほのかな酸味、そしてソフトせんべいの塩味が舌から唾液を通じて口全体に広がっていく。う、美味い……。

マンゴーとソフトせんべい、共に長い歴史のある食べ物だが、これほどマッチした組み合わせが今まで実現していなかったことに驚くばかりだ。

情弱なのは俺の方だった

さて、すっかり虜になってしまい当初抱いた違和感などは吹き飛んでしまったのだが、よくよく調べてみると、南国、例えばマンゴーの生産が盛んな宮崎県でも雪は降るのだそうだ。あまり降らないのは確かなようだが、それでも標高の高い地域にはスキー場があるぐらいには降る。海に面した平地の宮崎市でも05年には雪が1cm以上積もっている(観測史上60年ぶり)。つまり南国にも”雪の宿”は存在するということだ。

それに、雪が少なかろうが降らなかろうが、雪の降る地域の宿が、南国のフルーツを取り寄せて振る舞ったり、地の食材と合わせるなんてことは普通にある話。

つまり、雪の宿と南国マンゴーの組み合わせは何らおかしなところは無かったのだ。一瞬でも吹き出してしまった『雪の宿 南国マンゴー味』さん申し訳ありませんでした。情弱は僕でした。

それはそうと、この『雪の宿 南国マンゴー味』は、冷やして食べるとより美味くなるとのこと。期間限定なので、今すぐ売り場へ走ろう! 同時発売の『雪の宿 さわやかレモン味』もあるらしいゾ!

文/行方アキヒデ