年間アーカイブ 2022
コロナ禍の中でのペットの健康 かまいすぎ、おやつあげすぎに要注意
新型コロナウィルス「オミクロン株」の流行により、リモートワークなどで、自宅で過ごす時間が増えている人も多いはず。そんな中、大きな問題を抱えているのが犬や猫などのペットだという。これまで以上に、飼い主と過ごす時間が増えたからだ。
先日、パナソニックが開催した「ペットとの暮らしセミナー」で発表されたアンケート結果が興味深い。同社が昨年10月に、全国500名の犬・猫のペットオーナーに対して行ったアンケート調査結果によれば、在宅時間の増加により、ペットにかまいすぎていると感じている人は半数以上。
ペットのいたずらや無駄吠えの頻度が増えていると感じている人は約2割。他にも「抜け毛」「ニオイ」「散らかす」などが、共に過ごす時間が増えたことで気になる人も多いという。
コロナ禍の生活の中で、飼い主とペットのコミュニケーションが過多になる一方、これまでに見えなかった問題が見えるようになったと言えるだろう。
ペットの健康という面では、おやつをあげすぎてしまう人は約4割、外出自粛により散歩の頻度が減ったことで、ペットも運動不足になっていると感じる人は、全体では約3割近くにものぼっている。
コロナ禍でペットの健康を保つには
同セミナーには獣医師の佐藤貴紀先生が登壇。コロナ禍におけるペットとの付き合い方や生活環境についてレクチャーを行った。
写真右が、佐藤貴紀先生。
<かまいすぎについて>
猫の場合、かまうことに慣れてしまうと、飼い主がいないときのストレスに弱くなってしまう。その結果、飼い主がかまわない時や不在の時などに、いたずら行為が増えるといった問題がある。そのため、かまいすぎを避けて、規則正しい生活を日々送ることが重要だという。
<おやつのあげすぎ、運動不足について>
おやつをあげ過ぎてしまう、犬なら散歩に行かないといったことは、すべて肥満の原因に。かまいたくなって、または向こうが甘えてきてといった理由でおやつをあげることは避けるべき。また、ペット用のおやつは比較的カロリーが高いものが多いのも注意点だという。
適切な散歩時間を心がけるなど、運動をしっかりさせること、カロリーコントロールをしっかりすることが重要だ。
<部屋の掃除について>
犬は匂いを頻繁に嗅ぐ性質上、鼻から毛や埃やダニの死骸などを吸ってしまう可能性があり、アレルゲンを少なくするためにも、掃除機をかけるなどの清掃を毎日行うべきだという。これにより毛などのゴミを取り除くだけではなく、ノミやダニの対策にもなる。
<空気をきれいに>
ペットも人間同様、きれいな空気の中で過ごすことが重要。タバコの煙、花粉、ウィルスなどが含まれていない、清浄な空気にキープしておくのが、健康を保つポイントだ。
<適度な湿度>
冬は乾燥しやすいので加湿も重要だという。空気が乾燥していると広い空間にウィルス飛沫が広がり、これを防ぐには適度な湿度が必要。ペットも人間と同様というわけだ。
コロナ禍でのペットに役立つ家電
また、今回のセミナーではコロナ禍におけるペットとの暮らしに役立つ家電も紹介された。
セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NS10K
2021年12月30日に放送された『アメトーーク!』の家電芸人コーナーで、土田晃之氏も紹介した掃除機だ。紙パック式の「クリーンドック」にゴミは収められ、ナノイーXで除菌・脱臭される。紙パックの交換も1ヶ月に1度程度で済む。
ノズル部分は「からまないブラシ」を搭載しており、ペットの毛がからみつくのを防ぐことができ、毛を取り除く嫌な作業が発生しないのは嬉しい限り。
独特な形状の「からまないブラシ」。
次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(ジアイーノ)F-MV4300
ペットの匂い対策に効果がありそうなのが、パナソニックの次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(ジアイーノ)シリーズだ。たとえば「F-MV4300」は、空気の除菌、脱臭はもちろん、加湿機能も搭載。人間とペットの暮らす空間に大いに役立ちそう。
セミナーではジアイーノを使った脱臭効果の体験をしたが、ものの見事に匂いが消えていた。
ペットカメラ KX-HDN215-K
赤外線センサーと動作検知センサーを搭載し、ペットを自動追尾し動画を撮影して保存してくれるスグレモノ。スマホで確認して、気に入ったらすぐ撮影してSNSにアップすることもできる。また、一週間分の動画を最長35秒のサイズに自動編集してくれるので、飼い主不在時のペットの気になる行動などのチェックもしやすい。
第9回高校生ビジネスプラン・グランプリ、優勝は宮城県農業高等学校 水田用肥料のプラスチック廃棄物ゼロを目指す
「第9回高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会が1月9日に東京大学で開かれ、宮城県農業高等学校がグランプリを受賞した。これは日本政策金融公庫(日本公庫)が若者の創業マインド向上を目的に主催するもので、全国の高校生らが起業のアイデアを競う。
高校生が地域や環境などの社会的課題を解決するビジネスプランを作成、そして商品・サービスの内容、顧客、必要な経営資源、収支計画の4つの観点から審査が行われる。今年で9回目となる同コンテストは、全国353校から3087プランの応募があったという。
斬新かつ優秀なビジネスプランが続々
グランプリに輝いたの宮城県農業高等学校のブランは「#ZERO マイプラ」。水田用肥料として使われているプラスチックカプセル肥料の残骸による環境汚染を防止するため、ウレアホルムによる緩効性肥料を開発し廃棄物ゼロを目指すというものだ。
ウレアホルムはプラスチックを使わず、水に溶けにくい性質のある肥料で、水田に使っても、米の収穫量や食味にほとんど影響がないという。これを使うことで、従来の肥料に使われているプラスチックの残骸が海洋などの環境汚染することを防ぐことができる。
準グランプリは香川県立高松高等学校の「Make happy week~自分を好きになる一週間~」。生理用品の購入や生理についての情報取得や医師などに相談可能なアプリの開発。人に聞けない悩みを解消し、アプリ代金は生理用品購入困難な人への商品の寄付とする女性を支援するプラン。
またユニークなプランで審査員特別賞を受賞したのが、岡山県立笠岡商業高等学校の「生きた化石と人類の共栄~人類を救う!カブトガニ牧場~」だ。地元・岡山県に生息するカブトガニの血液がCOVID-19のワクチン開発原料に使用されていることに着目し、養殖による大量生産で国内製薬会社にその血液を供給するというもの。
審査員特別賞には他にも、札幌日本大学高等学校の木材用の超音波診断装置を使って空き家対策を行う「音波で空き家の健康を診断~この機械があれば誰でも簡単に~」と、灘高等学校の、ワーキングマザーと高齢者をマッチングさせて買い物の代行を委託する「CASE Pick」が受賞している。
岸田総理も絶賛
同コンテストには、岸田文雄内閣総理大臣がビデオメッセージを寄せ、「スタートアップへの支援を更に充実させることで、若い皆さんを始めとして、様々な方々が自由な発想でいろいろなことにチャレンジし、新しい技術やイノベーションが社会実装される、わくわくするような未来、力強く成長する経済、そして成長の成果がきちんと還元される安心できる日本を皆さんと共に築いていきたいと思います」と伝えた。
参考 日本政策金融公庫 ビジネスプラン・グランプリ https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/plan.html
ウォーターサーバーで天然水だしが簡単&スピーディーにとれる 料理を美味しくするひと手間があっという間に
ウォーターサーバーによる宅配水サービス「FRECIOUS(フレシャス)」を展開する富士山の銘水株式会社が株式会社にんべんとのコラボイベント『“天然水だし”を楽しむ体験会』を開催。ウォーターサーバーを使った天然水で淹れるだしのひき方を披露した。
「FRECIOUS(フレシャス)」は富士山の銘水株式会社が提供する、富士山の天然水を使ったウォーターサーバーで、「にんべん」といえば「つゆの素(もと)」などの商品で知られる創業300年以上の鰹節・だしの専門店。いわば水のプロとだしのプロがタッグを組んだ形だ。
ウォーターサーバーを使った一番だしのひき方
美味しくなるひと手間だと知っていても、面倒なのがだしを自分でひくことだ。だが、ウォーターサーバーを使えば、あっという間にできてしまう。
今回の体験会で使用したウォーターサーバー「FRECIOUS Slat(フレシャス・スラット)」には、通常80~85度の温水を、約90度にまで約3~4分で再加熱する「リヒート機能」が備わっており、だし用の熱湯を簡単に用意することができる。同機能を備えてないサーバーや、鍋を使う場合は水を沸騰させた後に火を止めてすこし冷ます必要がある。
キッチンペーパーを敷いて鰹節を乗せたザルと、だしを受ける容器を用意。用意した熱湯を鰹節にまわしかける。
あとはそのまま濾(こ)すだけだ。だしが容器に落ちていくのをそのまま待つのがポイントで、鰹節から絞るのはえぐみや生臭さが出るのでNG。
このように、鰹節から天然の一番だしをあっという間にひくことができてしまう。
残った鰹節にはまだ旨味が残っているので、二番だしやふりかけに利用ができる。ふりかけも簡単で、鰹節の水分を絞ったあとフライパンで炒り、適量の醤油・みりん・砂糖で味付けするだけだ。
だしの魅力に気づく人が増えている
イベントに登壇した株式会社にんべん経営企画部広報宣伝グループの中村拓美(なかむら ひろみ)さんによれば、コロナ禍で自宅での食事機会が増えたことにより、自らだしをひいたり、「つゆの素ゴールド」のようなプレミアムなだし商品を購入したりするなど、だしにこだわる人が増えているという。実際、にんべん日本橋本店では、鰹節や鰹節削り器も売れているそうだ。
また同イベントで興味深かったのが、だしをひく水の硬度の問題だ。「各種水を使用してだし取りした、本枯鰹節だしの分析結果」(※平成27年9月8日株式会社にんべん研究開発部)によれば、本枯鰹節のだしには、10~40mg/Lの軟水が適しているという。
「FRECIOUS Slat」で出すFRECIOUSの天然水は24mg/Lというだしに適した硬度となっている。これが硬度が高い水の場合、雑味が出やすくなってしまうという。FRECIOUSの天然水でひいただしと、硬水でひいたものを飲み比べてみると、前者は旨味がクリアな一方、後者はなんともいえないえぐみが出てしまっていた。
天然水だしを使った美味しいレシピ
今回は天然水だしを使った美味しく簡単な「天然水だしを使ったおでん」「天然水だしスムージー」も披露された。そのレシピは以下の通り。
『天然水だしを使ったおでん』
鰹節の天然水だししか入っていないのに、トマトが持つグルタミン酸の旨味で極上の味わいに。酸味によりすっきりと上品な味が楽しめる。
<材料(1人分)>
大根 200g
ちくわ 1本
たまご(市販のゆでたまごでもOK) 1個
トマト(ミディアムサイズ) 1個
にんべんフレッシュパック(鰹節) 3袋(12~15g)
フレシャス天然水(お湯) 400ml
醤油 大さじ1
みりん 小さじ1
<作り方>
1) 大根を2cmの輪切りにして皮をむく。
2) トマトと大根を密閉できる袋に入れて冷凍する(冷凍することで大根は味が染みやすくなり、トマトは皮がむきやすくなる)。
3) ゆでたまごを作っておく。
4) ザルの上にキッチンペーパーを敷き、鰹節を載せてフレシャス天然水(お湯)を回し入れる。
5) 冷凍したトマトを水につけて皮をむく。
6) 天然水でひいただしと凍ったままの大根、トマト、たまご、ちくわを鍋に入れ、弱火で20~25分煮たら完成。
『天然水だしスムージー』
冷製スープのような、冷たい美味しさを楽しめるメニュー。だしの旨味が野菜のフレッシュな味わいを引きたてる逸品だ。
<材料(カップ1杯分)>
冷凍ブロッコリー 50g
アスパラガス(生鮮、冷凍のどちらでもOK) 20g
ほうれん草(生鮮、冷凍のどちらでもOK) 20g
にんべんフレッシュパック(かつお節) 1袋(4.5g)
フレシャス天然水(冷水) 200ml
食塩 2つまみ
<作り方>
1)ドリッパーに鰹節を入れ、フレシャス天然水(冷水)でしめらせてから回し入れる。
2)ミキサーに水出しした天然水だしと野菜、食塩を入れ、混ぜて完成。
富士山の銘水(https://www.frecious.jp/smart/)
にんべん(https://www.ninben.co.jp/)