年間アーカイブ 2013
「餃子の王将」3代目は行方不明だった 社長銃殺のウラで神かくし事件
昨日19日、「餃子の王将」を展開する王将フードサービス社長の大東隆行さん(72)が射殺されるという痛ましい事件が起きた。ここにきて注目されているのが、今年の夏頃に写真週刊誌『フライデー』(講談社)に掲載された失踪事件だ。行方知れずになっているのは、王将の創業家3代目だったのだ。
将来的には会社を継ぐと見られていた3代目の加藤貴司氏が、行方不明になってからすでに5年間が経過しているという。加藤氏は03年に姫路の外国人パブで、妻だった加藤カチェリーナさん(ウクライナ出身)に出会い、約半年後に電撃婚。カチェリーナさんによれば妊娠してから加藤氏のDVが始まったといい、彼女は当時3歳だった長男を連れてウクライナに帰ってしまう。
しかし加藤氏からの再三にわたる誘いがあり、長男をふくめた3人でエジプト旅行に出かけることになった。08年2月のことだ。24日、カチェリーナさんがスパに行き戻ってくると、長男と加藤氏が姿を消しており、彼女の携帯電話、ビザ、航空券、キャッシュカードなどがなくっていたという。
加藤氏と長男は失踪翌日、関西空港行きの飛行機に搭乗していることが判明している。そしてカチェリーナさんが加藤氏の実家に電話すると、母親が“息子があなたの子供の面倒を見られなくて困っている”と告げたという。だが、彼女が戻ってみると加藤氏の親族は、氏と長男がどこに行ったかはわからないと言うばかり。その後長男が9月にシンガポールに出国したことが判明しているのだが、いまだに加藤氏とカチェリーナさんの長男は行方不明となっている。
今回の銃撃による暗殺事件は、この創業者3代目の失踪と関係があるのではないか、そんなことを言うマスコミ関係者も多い。果たしてこの2つの事件、どんな接点があるのだろうか?
文/田中結子
はだしのゲンから学んだことは? 30代男性53人が語る名作の思い出
作者の中沢啓治先生(2012年12月19日死去)が実体験をもとに描いた漫画『はだしのゲン』。今年8月には松江市教委が市内の小中学校に閲覧制限を求めるも抗議を受けて撤回、その騒動から『正論』が「『はだしのゲン』許すまじ!」と題した特集を組むなど、なにかと話題になってきた。現在『ゲン』はイデオロギーの観点から語られる作品になっている。
そこで筆者は30代の男性53人に「はだしのゲンの印象的なエピソードは」という調査を行なった。別に否定も肯定もするものではなく、一つのエンターテイメント作品として、子供時代にどんな印象をもって読んだのか調べるためだ。自由筆記で書いてもらい、目立ったものをピックアップしてみたぞ。
「米兵のジープのガソリン入れるところに、角砂糖入れて壊すところが印象的だった。家の車にやろうとして父親に殴られた」(31歳 銀行員)
「犬を食べると美味いという話がこわかった。犬を石でなぐるところがかわいそうだった」(32歳 公務員)
「ヒロポン(覚醒剤)の存在を初めて知った。絶対それだけは手を出すまいと思いました」(37歳 医師)
「気が狂ったふりをして逃げるというテクが印象的」(31歳 アルバイト)
「パンパンという言葉が印象的だった」(34歳 大学院生)
「広島の人は殴られると『ギギギ』という方言を言うと勘違いした」(31歳 会社員)
「放射能の影響で毛がぬけるのが怖かった」(37歳 飲食店)
「米兵にゴボウを食べさせて、後で木の根を食べさせたと言いがかりを付けられる話が怖かった」(33歳 ライター)
「男の人がガイコツに怨と書いて、米兵に売りつけるのが怖かった」(32歳 会社員)
「ピカの毒が〜と言われて家族に見放される男の人がかわいそうだった」(38歳 調理師)
当然ながら“はだしのゲンあるある”とでも言うべき結果に…しかしどれも懐かしいエピソードばかり。個人的にはゲンが下駄を手に持ってケンカするところや、足を開いて拳銃を打つというところが印象的。
戦争云々ということ以外にも、我々に様々な思い出とトラウマと知識を与えてくれる、エキサイティングな作品だったのだけは間違いないかと。
文/原田大
「主婦になりたい」で結婚拒否される女性達 「器の小さい男が増えた」の声も
「私の子供の頃からの夢は、お嫁さんになって、暖かい家庭を築くことでした。主婦として私が家のことは切り盛りするんです。だから料理教室にも通いましたし…でも相手の男性に『主婦になりたい』と言うとみんなイヤな顔をするんですよね」
都内の輸入雑貨卸業者で事務をつとめるAさん(30代後半)は、さみしそうに語ってくれた。Aさんは永作博美系のすっきりとした美人だが「若い頃に遊びすぎて」婚期を逃したという。結婚相談所や婚活イベントに参加しているものの、主婦願望を伝えると、上手くいかないのだという。
同じように婚活を精力的に続けているSさん(40代前半)も同様だ。こちらはいきものがかりのボーカル似の元気な女性で、主婦願望があったために、医者などのハイクラス層との結婚を目指していたのだが、上手くいかずにいまだ独身。
「今は男性にも高望みしていませんから、年収500万円あればいいと思っています。それだけあれば、一応私が家に入ることも可能なはず。それでも私にも稼いでいて欲しいという方が多いんです。ちょっと器が小さいですよね。頑張って自分の年収を増やすから、ぐらい言ってくれるといいんですが」(Sさん)
都内の大手結婚相談所で、長年カウンセラーをつとめてきたスタッフに聞いたところ、主婦願望を全面に押し出して、女性が結婚することは難しくなっているそうだ。男性たちも老後の年金不安や、仕事もこの先どうなるかわからない、そんな風に思っているからだという。
「多くの男性たちは未来に希望を持てない状況です。そんな中で『主婦になりたい』と言っていたら、絶対に結婚はできないでしょうね。特に30代後半ぐらいの女性たちで、キャリアウーマンじゃない人には、そういう傾向が見られます。しかもそんな女の人が結構多いんですよ」(結婚相談所スタッフ)
しかし、それでは彼女たちもいつまでたっても結婚できず、年をとっていってしまう。Aさんのように闇雲に出会いの機会を増やしても、男性たちが受け入れなければ仕方がない。
「だから彼女たちには『仕事を続けたい』と男には言い、結婚してから『主婦になるから』と説き伏せるべきとこっそり教えています(笑)」(前出・スタッフ)
このスタッフに聞いたところ、20代の若い女性たちは共働き志向が強く、男性たちと同じように不安を抱えているとのこと。CMやドラマなどでは主婦はよく出てくるし、現実にも多いが、次第にフィクション上だけの存在になるのかも?
文/田中結子
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misono引退宣言で森田剛と電撃婚も 結婚したいアピールだった?
歌手のmisono(29)が今月17日に放送された日本テレビ「今夜くらべてみました」に出演。来年に芸能界を引退することを宣言して話題になっている。番組内の「ワガママ美女9人大比較スペシャル」コーナーでmisonoが現状と悩みを告白。「もともと(芸能界)30歳までと決めていた」「(事務所に)misonoは芸能界しか無理」と言われたことから、それなら引退してやろうと決意したという。
これはmisonoによるある男性へのアピールなのではないかという声もある。
「彼女が交際していたと言われているV6の森田剛へのアピールではないかと。今年の秋口ぐらいまで二人の関係はひそかに続いているという話があったんですが、ここにきてぱったり。別れたのではないかと噂になっています。misonoは恋愛熱中タイプ、今回の引退宣言は森田剛への気を引きたい、という意図があるのではと」(女性誌記者)
misonoと言えばそのキュートなルックスの反面、ロンブー淳との失恋をいつまでも引きずったりと、恋愛での面倒くさい性格がよく知られており、インターネット上では「メンヘラ」呼ばわりされてしまうことも多い。
たしかにブログの文章も、他のタレントたちの10倍はあるような長文ばかり。内容がシリアスなこともあり、読んでいると疲れるというファンの声もあがるほどで、そんなところも情緒不安定ネタにされてしまうようだ。
「とはいえ最近では精神的には落ち着いてきているんで、今回のはあくまでネタ。じつは森田剛くんとまだ続いているという話もある。だから今回のお騒がせ宣言は、よりを戻したいとかじゃなくて、結婚したいアピールなのではないかと穿った目で見ているジャニーズファンもいます」(女性ファッション誌編集者)
紳助引退で仕事が激減、かなり落ち込んだ時期も長かったmisono。引退するにせよしないにせよ、幸せになってほしいところだ。
文/田中結子
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ミス・インターナショナル脅迫の裏事情 ジャニーズ、AKBにも関係の大物が暗躍?
2012年に日本人初のミス・インターナショナルに選ばれた吉松育美(26)が、大手芸能事務所ケイダッシュの幹部で、関連会社パールダッシュ社長の谷口元一氏を12月11日、威力業務妨害で警視庁に刑事告訴、あわせて東京地裁に民事提訴した。12月18日発倍の週刊文春のスクープ記事、その反響は大きい。だがこの事件、今なぜこのタイミングなのかということが話題になっている。
「この事件をメディアに後押ししているのは、今回告発された谷口氏のライバルと言われる男ではないかとも言われています。この男は芸能界ではいま一番勢いがある。事務所が違うにも関わらずテレビ局へのAKBやジャニーズのブッキングもしており、次世代の“ドン”とも目される大物です」(週刊誌記者)
実は、告発された谷口氏とこの男は芸能界でもかなり近いところにいるという。そんな関係性ゆえの政争なのか。
「とはいえその大物が直で動いたということはなく、マスコミがむしろそちら側についたということなのではないかと。谷口氏は、今回の騒動の原因でもある川田亜子アナの自殺からケチがつきはじめ、かたや今やAKBとジャニーズ利権にからめる人物。ライバルと言われる男性へのバッシングにくわわって、大物に媚を売っておきたいというマスコミもあるでしょうね」(スポーツ紙記者)
多くの芸能事件は、なぜそのタイミングなのかというのが常につきまとう。今回もただ女性が告発したからというだけではなく、誰がこの女性のバックについているのかということが問題なのだ。この大物以外にも様々な噂がとびかっているという。
「芸能界のさらに上にいるような人たちが動いているという話もある。ただ、今回のこの騒動で谷口氏が芸能界で動きづらくなったのだけは確か」(同前)
年末の慌ただしい流れの中で、今回のスクープにより芸能界のパワーバランスに大きな影響が出ているという。事件の展開を見守りたい。
文/原田大
アジアで好きな外国料理1位に日本食 好まれるメニューは寿司、うどん、天ぷら
この春先におこなわれた日本食に関する外国人の意識調査が、韓国で物議をかもしている。韓国で好まれている外国料理の1位が日本食だったのだ。
「好きな外国料理」という調査を行なったのは日本貿易振興機構(JETRO)で、調査対象国は中国、香港、台湾、韓国、米国、フランス、イタリア。20〜59歳の一般消費者男女のうち、いままで日本食品を購入しているか、日本料理店を利用したことがある人を対象に、各国400人にアンケートを行なった。
結果はアメリカを除く全ての国で日本食がトップ。特に人気だったのは寿司で、日本食が好きだと答えのは、韓国25.7%、中国25.2%、香港25%、イタリア23.8%などで、6カ国全体の平均では21.1%だった。また韓国で好まれていた日本料理は1位寿司、2位うどん、3位天ぷらだった。
先日ユネスコの無形文化遺産に、和食とキムチが登録されるというタイミングだっただけに、このやや古いアンケートが一部の愛国者たちの心に火をつけている。韓国メディアでは日本食批判も多いため、この調査結果に首をかしげる人も多かったようだ。「日本食は放射能汚染で客離れしているというけど、このアンケートはどういうこと」「たしかに見た目はきれいなんだよね、日本食は」「うちとは方向性が違うから」「日本サイドのアンケートだから当然偏向もあるだろう」と話題になっていた。
最近ではなにかと日本との“衝突的”な話題のでる、韓国や中国で和食が好まれているというのは嬉しいことだ。料理はイデオロギーを超えた魅力を持っているということなのだろうか。
参考/JETRO
文/原田大
橋本愛奇行の理由は能年と有村架純 ライバルの活躍で不安定に?
2013年を代表するドラマとなったNHK連続テレビ小説『あまちゃん』は、主演の能年玲奈をはじめ、橋本愛、有村架純など次世代のヒロインを輩出した。そんなうちの1人、橋本の奇行が写真週刊誌に掲載されて話題になっている。
13日発売の「FRIDAY」(講談社)によれば、橋本は夜11時すぎ、映画館で前田敦子主演映画『もらとりあむタマ子』を鑑賞、帽子やマスクで顔を隠すこともなく、東京・新宿のネオン街を1人でふらふら徘徊。とつじょ道端の看板をガンッと拳でパンチするなどの行動を、そして交際疑惑のある綾野剛のマンション付近に消えていったと同誌が伝えている。
「彼女の怒りは自分の現状についての不満があるのではないかと言われています。あまちゃんでも実際には能年や有村よりも、演技なら橋本と言われていました。ただ、ドラマの最中も終わったあとも、みんな能年や有村ばかりをちやほや。そりゃあ鬱憤もたまるでしょう」(女性週刊誌記者)
有村架純は「2013タレントCM起用社数ランキング」で6位にジャンプアップしており、その躍進ぶりはすさまじい。能年も年末年始のテレビ番組には引っ張りだこになると見られている。そんな活躍を見れば、焦る気持ちも出るだろう。
「とはいえ橋本愛さんは、気鋭のシンガーソングライター大森靖子さんのPVに出演してサブカルチャー方面で話題になるなど独自の路線を開拓している。大きな話題にならなくとも、いい女優として今後評価されていくのは間違いない」(スポーツ紙記者)
奇行っぷりも女優のキャラ立ちとしてはありっちゃあり。『大人ドロップ』『渇き。』『寄生獣』と出演映画も立て続けに公開されるし、今後の活躍にも期待だ。しかしいまだ17歳、夜遊びはほどほどに!
文/田中結子
関東連合裁判のウラで浮上したネオ半グレ 八王子愚連隊にアウトロー界が激震
2013年9月の六本木クラブ襲撃事件で、客だった男性(当時31歳)が人違いで襲撃されて死亡した事件で、罪に問われていた暴走族グループ「関東連合」元メンバー石元太一被告(32)。その裁判員裁判が16日に行われ、検察側は懲役22年を求刑した。
関係者たちの間でも「想像以上に重い」と受け止められている。実際、そういった見せしめの意味もあるだろう。判決は19日となる。主犯格と見られる見立真一容疑者は現在、海外に潜伏していると見られており、いまだに事件は全て解決するには至っていない。
当局からの強いマークをうけて、関東連合の他の元メンバーたちも現在はその牙をかくし、いまだ恐るべき力を蓄えたまま、より地下に潜っているととも言われている。そんな中、名前が浮上してきたのが八王子のアウトロー集団・八王子愚連隊だ。八王子近辺の強力なアウトローたちにより結成されたと言われており、結束力や暴力性も高く、すでに警視庁がマークしているという声も聞こえてくる。
関東連合と敵対する勢力との強い関係も囁かれており、マスコミでもアウトローに関心に高い記者たちがその動向を伺っており、先日は写真週刊誌『フライデー』でも記事になっている。一部のメンバーたちが逮捕されてもいまだに戦略的かつ暴力的に、アウトローとして強力な関東連合、そしてこの新興アウトローたちの間に、また血なまぐさい抗争が起きるのではないかと見られている。また八王子の勢力が都内に進出することにより、海老蔵事件のような芸能界を巻き込む事件が勃発する可能性もあるだろう。
文/鷹村優
ブラック飲食チェーン店長は超モテる でも恋愛する体力がない辛いジレンマ
「僕なんか、30半ばの太ったブサイクなおっさんです。でもブラックと言われる居酒屋で店長をやっていた時はかなりモテました。ただしアイドルをやっていた子から告白されたこともありますが、一度もいい関係になれませんでした」
こんなうらやましくも、辛い体験を告白してくれたS(30代)さんは、大手居酒屋チェーンで店長を努めていた人物だ。10年前に都内の私立大学を卒業後、チェーンの「幹部候補生」として入社。しかし現場では過酷な現実がまっていた。手取りは20万にも届かず、月の休みは1日程度、毎日14〜15時間も働くことになった。
今年の春頃、勤務中に突然過呼吸の症状が出てしまい、以来店に行こうとすると過呼吸になる繰り返し。会社からは自主退社を進められ、争うことも考えたというが「もうあのチェーンのことを考えるのも嫌だ」として、そのまま辞めている。現在は休職中だ。そんなSさんの見た目は、正直とてもモテそうにない、仮に汗水流して働いていた時ですら微妙なぐらいだ。
「太って髪のある温水洋一と言われますからね(笑)。チェーンのよその店長とも話していたんですが、たしかに店長をやっているとモテるんですよね。僕のまわりの店長たちも『人生で一番モテてる』と言っていました。ただ、みんな疲れ果てているから、デートしたりするぐらいなら寝たいという(笑)。中にはお店で女の子とそういうことをしようとして、いい最中に寝てしまったという先輩もいました」(Sさん)
しかも年齢が若い女の子から特に好かれる傾向があったというからうらやましい(?)。たしかにマクドナルドの店長などは、日本で一番モテる職業などと言われることもある。ある空間でイニシアチブを握っていると、たしかにそれだけで好意を抱かれる傾向があるというし。
またSさんから紹介してもらった、同じチェーンでやはり店長をしていたというTさん(40代)によれば「疲れはてているのが、母性本能をくすぐったのかもしれません。事務室で居眠りをしていたら、18歳のアルバイトでいきものがかりのボーカルに似てる子に、後ろからギュッとされたこともあります。正直、疲れなんとやらというやつで僕のモノは直立不動になったんですが、僕自身は疲れすぎていて金縛り状態。もったいないことをしました。何度かそういうことがあったんですよね…」(Bさん)
Bさんも退職して現在は茨城にある実家の農家を手伝っている。二人ともあの頃には二度と戻りたくないが、モテていたことだけは嬉しかったと語っている。モテることとブラック労働を天秤にかけてみて、やはり命にはかえられないということか(そりゃあそうだが)。
文/原田大
「大統領夫人の裸見れます」メールで 外交官にハッキング被害多数
ヨーロッパの外交官たちが、中国ハッカーからのトラップにまんまと引っかかっていたことが判明した。その手口が話題になっている。「フランス大統領の妻のすごい写真を見たい方はこちらをクリック」というものだ。
この「妻」というのは、フランスのサルコジ前大統領の妻・ブルーニさん(45)。スーパーモデルで歌手として活躍していたカリスマガールだ。中年になった今でも20代とも言われる美貌をほこり、ヨーロッパの政財界にもファンが多い。また彼女がモデルをやっていた頃には、ほぼほぼアレでよく大統領夫人になれたものだ…というきわどい写真を多数撮っていたのも知られている。それだけにそんなメールに引っかかる人たちが多数でたのだ。
このトラップメールが送られたのは、2011年11月にフランス・カンヌで開かれたG20財務相会議の直前。出席する代表団メンバーを狙って送られたようだ。そしてチェコ共和国、ポルトガル、ブルガリア、ハンガリー、ラトビアからの代表らがこの罠にかかったことが判明している。このメールで問題の画像を見ようとするとウィルスに感染し、メールや機密書類が流出している。
日本の代表団も同会議には出席しているのだが、この流出リストには載っていないので、誘惑には打ち勝てたようだ。外交官と言えど人の子、見たいものは見たいですよね…。
文/編集部