「朝食を抜くとよくない」とはメディアなどで言われてきたが、朝食をとらない場合、ダイエットに効果があるという研究結果が発表された。海外メディアが配信したことにより、ほうぼうで波紋を呼んでいる。
■昼まで食べないで、痩せた!?
この研究を行ったのは、オーストリア・メルボルンのアレックス・ホッジ博士。胃腸科専門医だ。アルコール性脂肪肝の患者32人を対象に、12週間朝食を抜いたところ体重が減少したのだ。
患者らは、12週間午前8時から正午まで絶食。その結果、体重とウェスト周りが減少。要はメタボに効果があったということ。また内臓脂肪の数値や血圧などの状態が非常に良くなっていたという。
■朝食必要説をくつがえす結果に、反論も
従来朝食をとることはダイエットにも効果があるとされてきたが、それを覆す結果となったわけだ。だが、研究チームも、よりサンプルをとって調査する必要を示している。また、イギリスのバース大学の研究チームは、朝食をとらないと代謝に悪影響をおよぼすと反論している。
ついつい朝食を抜きがちな我々には「おっ!」と思う話だが、飛びつくにはちょっと待つ必要がありそうだ。
文/原田大