南米のコロンビア・ロリカに住む女性が産んだ子供が「悪魔の子」だとして話題になっている。この母親によれば、生後4週間で立って歩き、また火を吹くと主張しているという。まるで名作ホラー映画「オーメン」を彷彿とさせるエピソードだ。
今月29日、海外メディアが報じたところによれば、母親はアナリア・サントスさん(28)。はじめは愛しい我が子が生まれたことを喜んでいたが、すぐに恐怖へと変わった。「悪魔が我が子に変装している」と感じたのだ。
母親が主張するには、すぐに歩いた、火をはいたという他にも、突然立ち上がってこちらに向かってきて、尋常ではない目つきをしながら、大人のようにクスクス笑うのだという。また、ベッドの下、旅行バッグ、洗濯機、冷蔵庫に隠れることもあるという。
これらの話に近隣の住民も恐れおののき、この子の家に石をなげるなどの凶行に及んでいる。
だが火をふいた証拠といっても、子供が座っていたソファの上に焼けた跡があったというだけだ。この話を受けた医師は、母親が被害妄想にとりつかれ「むしろ子供を虐待しているのでは」と心配しており、心理学者、ソーシャルワーカー、弁護士らのチームが、すぐに調査を予定している。
コロンビアでは黒魔術信仰や悪魔の存在を信じる人が多いため、このような事件へと発展したのではないかと見られている。
文/編集部