韓国・朴槿恵大統領(61歳)の支持率低下が止まらない。東亜日報の昨年12月30日付けの記事によれば朴大統領の支持率48.5%で2週連続で下落している。朴政権としては昨年12月26日の安倍晋三首相による靖国神社参拝があり、この状況を支持率上昇につなげたい思惑があるようだがが、いまだ好転する兆しは見られず、さらに日本への強硬姿勢を見せて、国民の支持を取り付けたい考えだ。
そもそもなぜ、支持率が低下しているのか。韓国の世論調査専門機関「リアルメーター」(代表イ・テクス)が30日発表した12月第4週週間定例の調査結果によれば、韓国で続いている全国鉄道労働組合のストライキによる影響が大きいと見られている。朴大統領の支持率が40%台に落ちたのは、今年4月以降初めて。朴政権が同国で続くかぎり、ますます対日姿勢は硬化するのではないかと見られている。
文/鷹村優