男性にプロフェッショナルな「大人なお店」の女性たちに、今年出会って印象的だったウザいお客やおもしろエピソードを聞いてみた。やっぱりその年の流行というのが出るもので、なかでもユニークなものを紹介したい。
嫌われるのは、ムダに無口なお客さん。漫画に例えると『孤独のグルメ』の主人公とのこと。この話をしてくれたのは、“石鹸系のお店”のA子ちゃん(29歳)だ。
「去年と今年流行した『孤独のグルメ』見てると、ああいう客いるわ〜、ウザいわ〜とか思いましたね。かっこつけてるけどコミュ障のオヤジが、そういう時だけガッついてくるんですよ。でもひと通り終わった後に話しかけると『静かにしておいてくれ』なんてくれって言われたり。あの漫画の主人公のゴローが来たら、確実にウザ客だと思いますね。絶対うちの店にはきて欲しくない」(A子)
次も“石鹸系のお店”のK代ちゃん(25歳)。ドラマの影響についてのお話。
「やっぱり『半沢直樹』の影響はデカかったですね。『倍返しだ!』とか言ってむしゃぶりついて来る客が、本当にウザかった。そういうサービス心は認めてあげたいですけど、なぜか下手な人が多かったかな。ちなみに香川照之風に土下座して『頼むから…』って言われたのは笑いました」
またウザいお客ではないけれど、こんな話も。“配達系のお店”のY美さん(35歳)
「いやー『進撃の巨人』読んでたら、客の体型がみんな巨人に似ていることに気づきました(笑)。ウザい客のうなじをカミソリでぶった切ってやりたいですね。鎧の巨人みたいな体型の人ってなかなかサラリーマンだといないんですよ(泣)」
話を聞いていてこちらも爆笑してしまったのは、やっぱり“石鹸系のお店”のT子さん(23歳)のエピソード。
「爆笑しちゃって仕事にならなかったのが、おっさんが白いアレを出す時に裏声で『梨汁プシャー♪』と言われたこと。八百屋のオヤジさんなんですけど、最高でしたね。『ふなっしーは梨の精というより梨の精◯だな〜』とか意味わかんない発言でまたまた爆笑」
流行のものをとりいれると女の子たちへの印象も強くなるみたい。でもウザ客にはならないように気を付けないとですね!
文/田中結子