街を歩いていると「絵の展示会をやってるんですけど〜」なんてきれいな女性に声を掛けられたことがあるのではないだろうか。そしてよくわからん海外の作家の絵を「今後価値があがるし、投資にもなるんですよ〜」なんて言われて100万円ぐらいの絵をローンで買わされる、いわゆる絵画商法というやつだ。先日、そこで働いていたという女性に取材を慣行、カモとなる男性の特徴を聞いてみた。
ちなみにこの女性は元々デパートの美容部員だったのだが、キャバクラでバイトしていた時のスタッフが絵画商法を開き、その手伝いで“業界”に入ったという。
「カモになるのはいわゆるオタクというやつですね。うちは私を含めてきれいな女の子を揃えてますから、ブサイクなオタクはけっこう足を止める。靴がダサいやつは、見るポイントですね。ただちょっと話してみて、話が上手かったり、よく喋る人はすぐにリリースします。一番いいのは、コミュ障のしゃべれない奴ですね」(絵画商法に関わっていたAさん)
実際筆者も小太りでダサい格好をしているので、会社近くの絵画商法のお姉さんによく話しかけられる。ただ、普通に受け答えしていると、店の中まで連れて行かれないこともしばしば。それはペラペラよくしゃべるから?
「コミュ障のやつは極論、断ることができないですからね。他の女性スタッフや、男性スタッフで両側をかためて、みっちり2時間ぐらい説得すればかなりの確率で買わせられます。しかも意外にこういう人ってクーリングオフとかしないんですよね、私達と話せて嬉しかったのかも(笑)」(同前)
また、意外なタイプもこの絵画商法にひっかかるんだとか。
「イケてないのにイケてると思ってるバカ男が、けっこう引っかかる。絵画商法に足を止めてるやつとか、高額英会話の教材とか売りつけられているやつの、何割かはこのタイプですね。髪型とか服装に気を使ってるけど、世間の流行とズレている。自分では『俺は独自だから』なんて思ってたり(苦笑)。で一応話せるんだけど、話がつまらなくて、根本的な意味ではコミュ症なやつ、こういう男はひっかかりますね」(同前)
彼女によれば、そういう男性の方が「なんでイケてる俺がモテないんだ」というルサンチマンがあり、そこでキレイな彼女たちに話しかけらると「充足感がある」からだという。そしておだてられると、満たされてにいいところを見せようとして、くだらない高い絵を買ってしまったりするのだそうだ。
みなさんも気をつけてくださいね!
文/編集部