ラー油まみれの濃厚シビレ花椒味『キング軒 広島式汁なし担担麺』が旨辛MAX!

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高い人気を誇る担々麺シーンの中で、スープレスでより濃厚味を強調した個性が特徴なのが”汁なし担担麺”。もともとの中国発祥の形に近く、広島で愛されているそのタイプ、代表的名店の監修カップ麺『キング軒 広島式汁なし担担麺』を食べてみた。

 

ビリビリと口の中で荒ぶる麻辣タイフーン、ライスをぶち込みたくなるこの味わい

広島の麺で、広島つけ麺とともに人気が高いのが汁なし担担麺。2001年誕生という比較的若い麺メニューだが、広島では専門店が25店、提供店200店越えというソウルフード的な立ち位置になっている。その中の人気店が「キング軒」で、東京進出も果たしており、東京・銀座の広島のアンテナショップ「ひろしまブランドショップTAU」にも併設されていて、人気だ。

そんな「キング軒」の味を再現しているのが、サンヨー食品『キング軒 広島式汁なし担担麺』(103gうち麺70g・希望小売価格 税抜230円・2019年7月1日発売)。店舗で食べる「広島式汁なし担担麺」は、30回ぐるぐると混ぜて食べるとか、刻んだ青ネギをたっぷりかけて食べるなどの厳しいルールがあるが、果たしてカップ麺でどれほど再現できるのか気になるところだ。

作り方はカップ焼きそば方式。3分間の湯むらし後に湯を捨てて、液体・粉末スープを加えて完成する。ここの段階で一応30回かき混ぜることは可能だ。しかしかやくとして入っている肉そぼろ、ねぎ、唐辛子の量は店舗クラスではない。

それでもかき混ぜるうちにラー油の香ばしさと花椒(ホアジャオ)のむせ返る香りが漂ってきて、実に美味しそう。そして、辛そう。

見た目はほぼ麺になってしまうのでシンプル。食べてみる。舌に乗った途端にビリビリ。帯電しているかのような麺、そして辛さと同時に旨味の洪水がやってくる。濃厚な肉そぼろ由来の肉味はしっかりとして、実に美味しい。

確かに店舗のものと比べれば肉量も少ないし、ネギもないのだけれど、美味しさの芯は食っているという印象。好きな人なら確実に喜べるレベル。記者はぜひライスを追加したいというところまで、感じ取った。

担々麺好きなら、このゴマ感濃厚な味わいは気に入るはず。夏場でもスープがない分暑くなりにくいので、それもいい。

 

 

入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。

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