柑橘を思わせる香りあふれる「よなよなエール」、激苦テイストの「インドの青鬼」など個性派クラフトビールで知られるヤッホーブルーイングからローソンとの共同開発で生まれたオリジナルクラフトビールが『僕ビール、君ビール。満天クライマー』。その味わいはずばり”謎”。先入観なく味わってもらいたいための方策だとか。では謎味ビールを飲んでみよう。※5/24(金)公式SNSにて香味の説明は一般公開された
クラフトビール先進国アメリカ・サンフランシスコで生まれたばかりの最先端ビアスタイル「Brut IPA」って何?
株式会社ヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)の『僕ビール、君ビール。満天クライマー』(350ml缶・希望小売価格 税込288円・2019年5月21日ローソン、ナチュラルローソン、ポプラ限定発売)は、クラフトビール先進国アメリカ・サンフランシスコで生まれたばかりの最先端のビアスタイル「Brut IPA(ブリュットアイピーエー)」を採用した新世代ビール。
と言っても何のことやらという感じだが、実はビールの種類は世界に100種類以上あり、今もなお増え続けているんだという。そしてその味わいはその種類の分だけあるというから、奥が深い。
そしてこの「Brut IPA」は生まれて間もない種類なので、まだビアスタイルの定義を示すビアスタイルガイドライン(Brewers Association Beer Style Guidelines 2018 edition)にも登録されていない新顔。まさに世界のほとんどの人がまだ味わったことのないビール味ということになる。
そんな「僕ビール、君ビール。」最新作は、キャラクターのかえる君がボルダリングしている姿をパッケージに添えた新製品。ただすでに「Japan Brewers Cup 2019」のIPA部門で90銘柄の中から入賞しているので、美味しさは保証つきかもしれない。では飲んでみよう。
ピール的な苦味とフルーティーな酸味と甘みのハーモニーがビールの美味しさの常識を変える!
プシュッとプルタブを落とすと、カットする前のレモンのような香りが沸き立って、うっとりとするほど良い香り。そして飲んでみると、炭酸とともにピール(果皮)のような苦味がググッと来る。でもその苦味がそのまま爽やかなフルーティーさに繋がって、軽い酸味と甘みが後味として残る。どんな種類のホップを使っているのかも気になる…。
これはもう、ビールとして味わうのが悩むほどの新しい世界観。それでいてアルコール感もビシッとあるので、カクテル寄りではない。アルコール分は6%。近年注目されているIPAビールは飲んだことがあるはずだが、この味わいは経験したことがない。
ビアカクテル系などはフルーティー過ぎてきついという人も納得するキリリな味わいで、キレの良さが飲みやすい(※メーカーによればフルーツなどの副原料は一切使っておらず、ホップと麦芽と酵母でできた「ビール」のこと)。
そして余計な雑味が明らかに少ない。舌先で味わえばフルーティー感が強調され、のど奥に流し込めばビール感が増す。どんな食事にも合いそうな可能性を秘めた、ドライな味わいだと思う。
入手は全国の酒類取り扱いのあるローソン、ナチュラルローソン、ポプラ、成城石井などで可能、よなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」各店でも数量限定で飲むことができる。