LIXIL(リクシル)が、RENSON(レンソン)と提携し、日本のガーデンエクステリアに新しいムーブメントを起こそうとしている。
レンソン社といえば、ベルギーで110年の歴史を持つ名門で、世界80カ国以上で“健康・快適・省エネな環境づくり”をテーマにアウトドアリビング商品を展開してきた。その美しいデザインには世界的な評価を受けている。
四季を楽しめるエクステリア
今回リクシルが発表・発売する「GARDEN ANNEX」(ガーデン アネックス)。そのコンセプトは“ガーデンライフを極める”で、「空」とつながる上質で贅沢な「離れ空間」を創りだすという。
「GARDEN ANNEX」は、屋根の開閉を自由にしたことで「空」とのつながりを感じられるルーバールーフ、横からの視線をコントロールする電動スクリーン、ナイトシーンを優雅に演出するLED照明など洗練された機能・デザインを備え、贅と美を極めたガーデンライフを実現する。また、日本の気候にも適応したLIXIL独自の仕様としてガラスパネルも用意。
2019年秋から全国で発売。日本での展開に向け、共同開発を進め、四季を楽しむ日本ならではの商品を展開していく。また販売価格は定価で300万~1000万円程度。
同商品は富裕層向けのガーデンエクステリア事業として位置づけられており、同社は富裕層市場を成長市場のひとつと見なしている。今後は機能だけでなく感性に訴えかける商品のラインナップをそろえていくという。
販売方法もラグジュアリーに
販売方法も同社のこれまでの商品と異なっており、体感型体験型のプロモーションを行っていくという。というのも富裕層向けの高額商品であるため、実際に触れて、きちんと質を理解したうえで購入してもらうことが重要であり、同時にショールームの整備にもこだわりをもって進めて行くという。
同社の担当者によれば「スペックだけではない、上質感を実物で体験してもらう機会を設けていきたい」とのこと。また販売店を限定、販売店には施工品質だけでなく接客の質も求めていく。
これらの新しい試み、またガーデンアネックスの美しく新しいデザインは、日本のみならず海外の建築業界やエクステリア業界などから注目を集めている。今後の展開にも大いに期待したい。