基本的に甘いお酒は悪酔いしがち。糖分とアルコールは相性が悪いものだ。なので気持ちよく酔いたいなら無糖がいいし、爽快さを求めるのなら、炭酸は強めがいいという人のために『ウィルキンソン・ハードナイン 無糖ドライ/無糖レモン/無糖ジンジャ』が登場した。では飲んでみよう。
糖質、プリン体、甘味料すべてゼロ! 甘さはいらない、しっかり酔えて、強烈な刺激でしびれさせてほしいなら
「ウィルキンソン」といえば刺激強めの炭酸(タンサン)の代名詞的存在のブランド。かつてはハイボールなどのお酒の割り材として人気だったが、2010年に500mlペットボトルの「ウィルキンソン タンサン」を発売すると、ソフトドリンク的にそのまま飲む人が激増。今でも刺激強めのスパークリングウォーターの定番として人気だ。
2017年には無糖タイプRTD(レディ・トゥ・ドリンク※開けてすぐ飲めるお酒)「ハード無糖ドライ」を市場に投入。もともと割り材として知られていただけに、ハイクオリティーの低アルコールドリンクとして人気を得る。
そんな中、9%にアルコール度数を高めてスピンアウト登場した「ウィルキンソン・ハードナイン」シリーズが、今回刷新された。アサヒビール『ウィルキンソン・ハードナイン 無糖ドライ/無糖レモン/無糖ジンジャ』(350ml缶・希望小売価格 税抜141円・2019年3月5日発売)である。無糖炭酸高アルコールというキャラクターはそのままに、炭酸のガス圧を過去最高に高めたことで、刺激をさらに強めたという。
それでは1種類ずつ飲んでみたい。
問答無用の辛口刺激
『ウィルキンソン・ハードナイン 無糖ドライ』
定番炭酸「ウィルキンソン タンサン」をベースにしたドライな9%、その味はキリリ度MAX 。ビリビリビリとした強力炭酸が舌をしびれさせ、飲み込んだ後にふわっと広がるウオッカとジンの香り。隠し味的に使用されたレモンとグレープフルーツのスピリッツが爽快さな苦味とともにシトラス感を少しだけ加える。
確かに甘くない。そして強い炭酸。一瞬で酔っ払えそうなアルコール感がすごい。酒はドライであればあるほどいいというハードボイルドな人にうってつけの味わい。最近では12%アルコールも存在するRTD業界だが、いや、充分強力だ。
程よい酸味が刺激を加速する
『ウィルキンソン・ハードナイン 無糖レモン』
『ウィルキンソン・ハードナイン 無糖ドライ』にすでにレモンスピリッツは入っていたので、どう展開するのかと思ったが、これはレモンの割合が少し多め。とはいえあくまで主役は炭酸。飲みやすさは加速するけれど、フルーティーまではいかない、グッと抑えめのレモン感。酸っぱすぎないところが良いと思う。
後味爽やかな分、さまざまな料理に合いそうだ。
のどだけじゃない、鼻にも抜けるから要注意!
『ウィルキンソン・ハードナイン 無糖ジンジャ』
「ウィルキンソン」のドライ・ジンジャーエールといえば、本気で生姜の辛さを感じさせて、喉奥で辛味が大爆発して、びっくりするタイプの刺激ドリンクの伝説。ノーマル、レモン、と来たら普通はグレープフルーツあたりになりそうなものだが、これは生姜味。
飲んで驚くのは、すかさず鼻にジンジャー刺激が突き抜けること。油断するとくしゃみが出そうなくらい、本格派の刺激だ。9%アルコールに強炭酸と、もう刺激は充分なのに、そこに生姜の辛味をガツンと効かせた強力版。花粉の季節で敏感になっている鼻粘膜にとってはかなり刺激的なので、注意して飲んだ方がいい。
どれも強烈な刺激で、甘さなし。潔いまでに刺激に特化したRTDだった。入手は全国の酒類取扱店、コンビニエンスストアなどで可能だ。500ml缶・191円もあり。