『金麦』が、麦のうまみにこだわった“幸せな家庭の食卓に最もふさわしい新ジャンル”をコンセプトに、中身もパッケージも生まれ変わって新発売された。毎日の食事に合うように、こだわり抜いた味にリニューアルしたそうだ。実際に家庭の食卓に合うか、検証してみたい。
新しくなった『金麦』のコンセプトは家族の食卓に寄り添うコンセプト
サントリービール『金麦』(350ml※500ml、250mlも有・実勢価格 税込143円・発売中)は2007年に発売された第3のビール、ニアビールと呼ばれるビール系飲料。ビールに寄せた味や香りが人気を博し、発売されてから2年を過ぎる頃に10億本を突破した。発売後もリニューアルを繰り返し、消費者のニーズに寄せ続けることで、第三のビールの中では美味いとファンを増やし続けている。今回のリニューアルは、2019年1月上旬に製造した分から、順次切り替わっているので、知らずに入手してしまった人も多いのではないか。
新・『金麦』は、過去最大量の麦芽を使用して、ひと口目の満足感をアップ。濃い麦の旨みと、食事に合うスッキリとした後味に仕上がっているそうだ。30~40代中心に共働き世帯が拡大し、変化して行く家族形態に対応したとのこと。家族で囲む、食卓での幸せ度を向上させるのが狙いか。CMでは木村拓哉や壇れいが、メニューを思い描いているシーンが印象的である。2月26日に行われた記者会見では、CMと同じ服装で登場。その場で飲みっぷりを披露し、きんぴらごぼうを食べる姿も。
パッケージ表面はロゴが大きくなったそうだが、これだけでは気が付かない人も多いかもしれない。記者も意識して見ないと気が付かなかった。新・『金麦』をくるりと返すと、「新しい金麦」の文字と手書き風のメッセージが。これなら新しくなったことがわかる。
ひと口目から飲みやすい、渇いたのどを潤わせてくれる!
それでは実際に飲んでみたい。新・『金麦』の実力はいかほどか。実際に飲んでみる。確かにひと口目が美味しい。缶のまま口に含むと、微かな香りが鼻を抜けてすっきりした味とともにのどに流れ込む。ガツンというより、麦の旨みが来て、スッと入る感じ。水のように入る、と言ったらいいだろうか。「しみわたる」というよりは「乾いた喉を潤す」ような感覚が気持ちいい。
グラスに注ぐと炭酸が少し弱いように感じた。強炭酸が好みなら、缶のまま飲むことをおススメ。ただグラスに注いだほうが見た目にも豪華になるし、まろやかさも増すので、グラスに注ぐ方が美味しく感じやすい。
ビール系に合うおつまみと言えば、味の濃いものや油っこいものを想像する人も多いだろう。そんなつまみ系には、合って当然!と記者が用意した料理は…。
家庭料理は健康のことを思えば薄味だろうと思い、普段から作る白だしで仕上げた薄味のきんぴらごぼうを用意。CMで、金麦を片手にキムタクがきんぴらに合う…と思いを馳せるシーンがあるが、果たして本当に合うか。
答えは、確かに飲みやすい。炭酸がきつくなく味も薄めでスッキリしている為、家庭料理のように薄味でも、料理の味を邪魔しない。風呂上りにプハー!と言うよりは、食事と共に飲むのがベストのように思える。
濃い味のビールが好みの記者には少し物足りなさを感じるが、サッパリとした味わいは料理の邪魔にならない。脂っぽい料理には、口直しの役目として活躍しそうである。ビール系の苦みが苦手な人や、食事とお酒を別々に分けていた人におススメ。
販売は、酒類取扱店やオンラインショップなどで発売中。キャンペーンや詳細については、公式ホームページを参照していただきたい。