ちまちまと一本ずつ食べたり豪快に流し込んだりと楽しみ方がたくさんある「ベビースターラーメン」。しかし、大人になるとまどろっこしさを感じるのも事実。以前、この不満点を解消した「超超ドデカイラーメン超黒胡椒チキン味」が発売されたが、今回はそれを上回るビッグサイズ! それが『ベビースターラーメン31本麺(黒胡椒チキン味)』だ。
ひと口の満足感は文句無し! もうちまちましている場合じゃない
近年のお菓子業界は子ども向けではなく、大人をターゲットにした商品展開が主流。珍味、激辛、パーティ向けなど大人の趣味趣向を刺激するような物ばかりだ。形状に注目すると食べやすく手が汚れにくいものへとシフトしており、食感などとの兼ね合いでさらに派生商品が生まれ続けている。
株式会社おやつカンパニー(三重県津市)が限定商品で投入するのが、『ベビースターラーメン31本麺(黒胡椒チキン味)』(115g・参考価格 税抜178円・発売中)。名前の通り31本のラーメンが繋がっており、食べやすさを重視した商品となっている。
かつて同じ目的で発売された「超超ドデカイラーメン超黒胡椒チキン味」は約15本。元々9本タイプの「ベビースタードデカイラーメン」を上回るサイズだったのだが、今回はさらに2倍。これでも食べづらいか! とユーザーに訴えかけているようにさえ感じる。
31本にした理由については明記されてはいない。誕生31周年だから、という分かりやすい理由があればよかったが「ベビースターラーメン」は今年で生誕59年。あまり深くは考えない方が良さそうだ。それでは食べてみよう。
封を開けるとチキンと胡椒の混ざったほのかなの香り。手に取ってみると、とにかくデカい。指2本分の大きさだ。通常サイズと比べると、もはや巨人と赤ちゃんほどの差。
本数もちゃんと31本ある。そのせいでラーメンと言う印象を全く受けない。
食べてみると意外にも食べやすい。少し口を広げればパクッと一口で食べられるし、2口もあれば口の小さな人でも食べられる。パリッと割れても粉が落ちないのが嬉しい。
硬さもよい感じ。バキッというよりはザクッという擬音が適切だろう。ただ、ラーメン感はあるかと言われると正直ない。もはや煎餅のような感覚に近く、「ベビースターラーメン」であることを認識していることが楽しむうえで重要なポイントかもしれない。
肝心の味だが、始めはチキンの風味を感じるがすぐに黒胡椒の辛みと芳香さが口の中に広がる。刺激のある辛さではなく、胡椒特有の辛さなので身構えるほどではない。少々入れ過ぎ感はあるが、お酒と一緒に食べるようなおつまみであると捉えればこれぐらいの濃さが合っても良いのだろう。飲み物なしで食べるには入れすぎ。
全国のスーパー、コンビニなどで発売中。
なお、同時発売で「ベビースターラーメン31本麺(えび塩味)」もあるので気になった人はチェックしてみてほしい。