『ジョージア ヨーロピアン デカフェブラック』エスプレッソ・アプローチでカフェインレスは美味くなる!?

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近年注目を集めているのが、コーヒーを中心にしたカフェインをなるべく含まないデカフェ文化。確かに睡眠に問題がある人などにとってはうれしいデカフェ・ドリンクではあるけれど、一般的に味は今ひとつという評価も多い。そんな中、エスプレッソ抽出技術を活かしてアプローチした『ジョージア ヨーロピアン デカフェブラック』が誕生した。果たして本当に美味しいのか?

カフェインレスのコーヒーの木由来の安全なデカフェ。味を補うのはエスプレッソ抽出法!

「ジョージア」シリーズの中でも、東京・恵比寿に本拠を置くスペシャルティ・コーヒー店「猿田彦珈琲」が監修しているのが「ヨーロピアン」シリーズ。万人受けを外せないオリジナルシリーズよりも、エスプレッソのテイストを取り込んで、よりシャープに洗練された味わいなのが特徴だ。デカフェの方法は、化学処理ではなく、ブラジル産カフェインレスのコーヒーの木由来の豆を100%使用して達成しているので安全だ。

デカフェでカフェインレスではあるけれど、1本につき11.6mgは入っているのに注意

 

そのヨーロピアンシリーズから、カフェインフリーの現代にマッチした、コカ・コーラシステム『ジョージア ヨーロピアン デカフェブラック』(290ml缶・希望小売価格 税抜140円・2018年1月29日発売)が登場。

コーヒーの公正競争規約により「コーヒー入り清涼飲料(カフェインレス)」という表示になっているが、別に薄くもないし、混ぜ物も入っているわけではない

 

カフェインの害といえば睡眠品質の低下が有名。小児、妊娠または授乳中の人も避けるべきと言われている。1日3〜5杯が境界線なのだが、オフィスワークの人ではもっと飲んでしまう人も多いのでは? コーヒーは嫌いだからという人でも、緑茶にも紅茶にもコーラにも入っているので、意外と越えやすい。

 

 

よくいう午後3時以降は飲まないというのも、結構酷なものであり、コーヒー好きな記者は、カフェインには耐性があるんだと自分に言い聞かせていた。しかし不眠症がひどくなり、試しに午後9時以降のコーヒーと「コカコーラ・ゼロ」をやめてみたらみるみる改善。それ以来カフェイン恐るべしと心に銘じ、「コカコーラ・ゼロカフェイン」にスイッチ。それからは不眠症は何処へやらだ。

トロッと感もある上質なテクスチャー

 

もちろんカフェインレスといっても、それはカロリー同様、便宜上ゼロ表示が可能なわけで、本当に微量も入っていないわけではないので、体質的にカフェインに敏感な人は避けるべきものだ。ただ欧米人には多いカフェイン敏感体質は、日本人には当てはまらないようなので、さほど神経質になる必要はない。不眠症や偏頭痛が多い人なら一度は試してみる価値はあるが。

 

 

一番の使い道はやはり記者のようにコーヒー好きで、カフェイン摂取総量を減らしたい人向きだろう。3杯のうち1杯をデカフェに切り替えるだけでもそれなりの実感はできるはず。眠れない、眠りの質が良くないと思っている人は一度試してみたい。

 

 

すっきりとした中にボディ感のある苦味が光るセンス抜群の本格コーヒー味

カフェインをたまにコーヒーの苦味成分そのものと誤解している人がいるが、それは半分正しく、半分正しくない。酸味系の普通のコーヒーとエスプレッソ、実はカフェイン量が多いのは前者。苦味でおなじみのエスプレッソはカフェイン量が多いわけではないのだ。

苦味はむしろ記者の経験上、焙煎の度合いに一番左右されると思う。エスプレッソはもちろん深煎りが基本なので、自然と苦味は増す。通常のコーヒー豆でも焙煎を強めに加えれば苦くなる。実際記者は、買ってきた珈琲豆の苦味が物足りないと、フライパンで追加煎りするくらい。それでいまいちだった珈琲豆が美味しくよみがえったりする。

今回紹介する『ジョージア ヨーロピアン デカフェブラック』もまた、深い焙煎を施した豆を、圧力を加えるエスプレッソ方式で抽出することで苦味とボディー感を同時に両立した味わいを実現した。カフェインにばかり苦味を頼らなくても美味しいコーヒーはできるのだ。さすがスペシャルティーコーヒーの雄・猿田彦珈琲監修。

もちろんカロリーも糖質もゼロ。ブラックだもの

実際にこの『ジョージア ヨーロピアン デカフェブラック』を飲んで、まさにそう思った。すっきりとしたシャープな苦味が走るとともに、ざらつきのあるボディー感が襲いかかる。そして香り立ちも苦味を中心とした芳醇なアロマ。カフェインが入っていないなんて信じられないくらい、きちんと美味しいボトルコーヒーである。

この調子で美味しいデカフェ飲料が増えてくれると、夜でもガンガン飲めるので大変うれしい。単純に近年流行の有害物質低減(ハーム・リダクション)の一環として、一度試してみてはどうだろうか。

 

 

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