おやつ界で論争が行われているテーマの1つに、「ポテトチップス」を手で食べる派と箸で食べる派の戦いがある。性格をもろに表すので、非常に感情論になりがちであったが、その論争に一石を投じる商品がカルビーより登場した。『ポテトチップス 極濃サワークリーム味』は、その名のとおりサワークリームがたっぷりとついており、箸食べ専用となっているのだ。これは業界側と箸で食べる派の癒着だろうか?!
社内でも議論を巻き起こしたという、史上最高濃度のサワークリームとは?
カルビーより登場した『ポテトチップス 極濃(ごくのう)サワークリーム味』(65g(内容量 1袋当たり356kcal・オープン価格・2017年12月11日発売)。「極濃」と銘打たれたシリーズは2016年10月から発売されていたが、濃さに満足いかないユーザーの声を取り入れ、30回以上の試作を重ねて発売に至ったようだ。
あまりに濃さを追求した結果、カルビー史上最高クラスのシーズニング濃度に。さすがに手で食べることはためらわれるということで、結果箸食べ専用という冠つきで発売となった模様。
ちなみに、記者は手でも食べれば箸でも食べるハイブリットなポテチユーザー。パソコン作業やゲームをしながら食べるときは、機器をベタつかせないように箸を使うが、映画やテレビのお供に頂くときは手で食べる。そもそも美味しくないと意味がないので、今回は論争に惑わされることなく、純粋に味を確かめてみることに。
ベタつきも「極濃」なら満足感も「極濃」
まずはパッケージに従って箸で食べてみることに。
どっぷりサワークリームが付着しているイメージだったが、見た目的には従来のポテトチップスとあまり変わらない。
しかしよくよく見てみると、サワークリームの白みに染まったような色味ではある。さっそくひと口頂いてみると、圧倒的サワー感!
従来のサワークリームが物足りなかった人も満足できる、文字通り「極濃」な味わいである。これは箸が止まらない。うっかり食べ過ぎてサワークリーム依存症になりかけるほど。
袋のままだと箸で取り出しにくいので、全開にして開けるか、お皿に取り出して食べることを推奨する。
続いて手でも食べてみる。バクバクと食べたい味なので、食べやすさでは手の方に軍配が上がる。
気になるベタつきだが、記者の感覚としては、「手でいけなくもないが、普段以上にベタつくので箸食べのほうがいいかな」というところ。
手で食べると、箸以上に食べ進めるスピードが上がって食べ過ぎてしまうこともあるので、そこは注意されたし。
お菓子の宴の主役であるポテトチップス。手と箸、どちらで食べてもいいが、ベタついた手でゲーム機を触ってケンカになったり、箸で食べるのは女々しいなど他人の気にさわるようなことがないように、気をつけたいところだ。
全国のコンビニエンスストアで期間限定発売中なので、お早めに。