どんな料理でも本格中華に変身させる(!?)魔法の調味料・味覇(ウェイパー)を使用した『廣記商行(こうきしょうこう)監修 味覇使用 中華風焼そば』。オイスターソースも効いているということは中華飯店系の焼そばが期待されるのだが。
オイスターソースと味覇の絡み合いで、ソース焼そばからかなり遠くに来ている中華飯店の焼そばの味!
エースコックの『廣記商行監修 味覇使用 中華風焼そば』(126gうち麺100g・希望小売価格 税抜220円・2017年7月17日発売)は、カップ焼そばとはいえ、普通のソース焼そばとは明らかに路線が違う、オイスターソースの香り立つ白いテーブルクロスがかかったテーブルで召し上がる中国料理・飯店系統の味わいなので、お間違えなく。
かやくはキャベツ、人参、キクラゲ、ニラ、スパイシーなポークベースのダシを醤油で仕上げ、オイスターソースを加えられているタイプの焼そば。麺は少し太めのなめらか油揚げ麺。もちろんその合間にそーっと存在するのが調味料の味覇。
とか言って、パッケージはもろに味覇。缶でおなじみの味覇レッドに何よりもでかでかと味覇なので、もう主役級の扱い。確かに味覇の味の左右ぶりは強力だ。もともとプロ用調味料だったので、中華料理店でイマイチな味の場合、普通に「味覇が足りない」と表現していたくらい。
今では使いやすいチューブ入りタイプもあり、冷蔵庫に常備している人も多いのではないか。記者もまた常備組であり、PBブランドなどで味の決め手に欠けるカップ麺などに当たってしまった場合、そーっとチューブからひねり出すことは多い。あまり強力に入れるとしょっぱくなりがちだが。
それでは肝心の『廣記商行監修 味覇使用 中華風焼そば』を食べてみよう。
湯入れ3分。事前にかやくを入れて、湯切り後、後入れでタレを混ぜる。香りがソース焼そばとは別物。オイスターソースの香りが好きな人にはたまらないはず。
一口含むだけで、強力な濃厚旨味パンチ。ブワッと広がる味覇ベースならではの旨味にオイスターソースの複雑な味が乗って、本格中華系統の味わいで埋め尽くされる口内。この手の焼そばを食べたい時ならバッチリ美味しい。
麺量100gは結構な量だが、あっという間に完食。魔法の味覇ならではの強力なバックアップあってこその味構成。確かにパッケージで一番大きく味覇を推したくなる気持ちはよくわかった。
ただ記者も以前やってわかったことだが、あまり続けて食べると、味が濃いので飽きる。料理にも使い、こうしたカップ麺・焼そばでもと楽しむのは結構だが、インターバルをあけないと、結構短い期間で感動は薄れるので注意。なのでこの『廣記商行監修 味覇使用 中華風焼そば』も毎日食べるよりもほどほどの日付をあけて食べれば、毎回感動できると思う。