『花粉を水に変えるマスク』と聞いて、単純に「どうゆうこと!?」と頭の中ははてなマーク…。ハイドロ銀チタン®マスクとも書かれており、なにやら効果は凄そう。医師が考案した新発想のマスクだというが、やっぱりよくわからない…これは使ってみるしかない!
“花粉を水に変える”は、比喩ではなくて現実だった!
『花粉を水に変えるマスク』(小さめサイズ/ふつうサイズ・税抜価格各600円・2017年3月1日発売)を発売するDR.C医薬株式会社(東京都新宿区)は、感染症・アレルギー疾患治療薬開発を専門とする創薬会社。
説明によると『花粉を水に変えるマスク』は、花粉などのタンパク質を分解し、水に変える“ハイドロ銀チタン®テクノロジー”を用いた医師考案によるマスク……えっ、えーっ!? “花粉を水に変える”って比喩だと思っていたら、本当に花粉が水に変わっちゃうわけ!? ちょっとこれは新発想すぎて驚きが隠せない…。
この“ハイドロ銀チタン®テクノロジー”は、同社の代表であり医師・岡崎成実氏によって開発。花粉、ハウスダスト、カビなどのタンパク質を分解して水に変える画期的なクリーン技術だという。あんまり馴染みがないような気がするが、実は約1,000の病院の空気清浄機に使われている技術なのだそう。知らないところで、今までにもお世話になっていたというわけだ。
『花粉を水に変えるマスク』は4層構造。不織布と高密度フィルターの間に“ハイドロ銀チタン®”を配合したフィルターを挟み込み、これによって花粉などのタンパク質を水分子に変えてくれるという。だが、どんなに素晴らしい性能があっても、やっぱり気になるのは付け心地。さっそく試してみよう。
耳かけゴムが幅広で付け心地バツグン!新発想マスクの高密度を体感!!
『花粉を水に変えるマスク』は5枚入り。パッケージから取り出して、まず注目したのが耳ヒモの太さ。子どもの帽子のゴムのような平たいヒモで、通常の2倍の太さがあり、とにかく柔らかい。おかげで、長時間つけても耳が痛くなりにくいのだ。
上部にはワイヤーが入っており、プリーツがふたつ。見た目としては、それほど従来品と変わらない。
続いて、検証のためマスクを半分にカットしてみる。するとたしかに4層構造であることがわかる。外側の薄い不織布の間に、少し厚みのあるフィルターが2枚。これがこの『花粉を水に変えるマスク』の最大の特徴といえる部分だ。
実際に付けてみると、マスクが柔らかいので付け心地がとても良い! もちろん、マスクをした瞬間に突然タンパク質が水に変わることが実感できるわけではないが、4層構造というだけあってしっかりとした厚みを感じる。とはいえ決して息苦しい感じはせず、呼吸に関しては良い意味でいつものマスクと大差がないようだ。
ただし、どうしても気になってしまったのはメガネの曇り。その理由がタンパク質が水分化しているからなのかはわからないが、ふだんよりマスクが曇りがちな気がする。マスクがそれだけ高密度であることを示しているとも言えるかもしれないが、メガネ愛用者は少し注意してほしい。
一般的に花粉症は落ち着いてきたとはいえ、スギ以外にもイネ科、キク科、カバノキなどなど…花粉は一年中飛散しているし、『花粉を水に変えるマスク』はハウスダストやカビなどのタンパク質、そして汗やニオイも水分子に変えるというので、引き続き活躍してくれそう。
花粉などをシャットするのではなく、水に変えるというとにかく新発想のマスクは、ドラッグストアやインターネット通販などで手に入る。
またDR.C医薬株式会社は2017年2月22日に「ハイドロ銀チタン(R)で未来をつくるプロジェクト」を立ち上げ、発足医師と様々な分野の民間企業がタッグを組んで、順次新商品を発売予定。