コーヒーを飲んだあとに昼寝をすることが疲労回復に有効だと、大学研究により判明した。
イギリスのラフバラー大学の研究者チームは、計24人の実験参加を3つのグループに分けて実験を行った。1つ目のグループにはコーヒーを飲ませ、2つ目のグループは20分間の昼寝を、3つ目のグループにはコーヒーを飲ませた後、20分間の昼寝をとらせた。
その後、実験参加者に自動車の運転を行わせてミスの頻度をチェック。その結果、コーヒーを飲んだ後、20分間昼寝をした参加者たちが、他の参加者よりもばつぐんに高い集中力を発揮した。
研究チームは、この実験結果は、カフェインが体内で覚醒効果を出す時間と関連があると説明している。
たしかに、カフェインが入ったコーヒーを飲むと20分程度たってから覚醒効果が現れる。そのためコーヒーを飲んでも直後であれば、昼寝をすることが容易。また20分後に覚醒効果が起こるため、すっきりした状態で起きられる、というわけだ。
また研究チームによれば、そのためにもコーヒーを飲んだらすぐに寝るようにし、また20分以上寝ないことが、疲労回復と集中力を高めるのに重要だという。
文/関本尚子