世界最高齢、今年で147歳を迎える老人の新年の祈りは、「早く死にたい」だったーー
1870年生まれの男性
インドネシアに在住のSODIMEJOさんは、同国政府から1870年生まれであると認定されており、そうであれば今年で147歳。世界でもっとも長寿だと言われている人物だ(物的証拠がないためギネスブックの認定はうけていない)。
杖をついて一人で近所のスーパーへと買い物にいくほど体力があり、様々な人達に支えながらも、いまだ元気に暮らしている。その様子をおさめるために世界各国からの取材も耐えない、同国一の名物「おじいちゃん」だ。
子供たちも老衰で先に逝き
そんなSODIMEJOさんの新年の抱負は、なぜそんなに悲しいものだったのか。それは超長寿ゆえのもの。
これまでに4人の妻をめとっているが、いずれも皆亡くなっている。また息子や娘たちも老衰で亡くなっており、愛しい人々が先立つを様子をこれまでに何人も見てきているのだ。「これほど悲しいことはありません」という本人の語りは、多くの人々の涙を誘っている。
そんなSODIMEJOさんによれば、長寿の“コツ”は「自分の人生をゆっくりと楽しむこと」と「忍耐と余裕」とのこと。いずれも人々が日々忘れがちなことばかりだ。
それらを心がければ、「早く死にたい」というほどに、我々も生きることができるのだろうか?
文/関本尚子
(画像 参照:YouTube)