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【SNS疲れ】たった1週間の「デジタルデトックス」でうつ・不安が劇的改善? 2ヶ月のセラピー並みの効果を示す最新研究

朝起きてすぐ、移動中、そして寝る直前まで…。InstagramやTikTok、X(旧Twitter)のタイムラインを無意識にスクロールし続けてしまう。そんな日々に、なんとなく息苦しさや「SNS疲れ」を感じてはいませんか?

「スマホを少し手放して休もう」という「デジタルデトックス」の概念は近年人気ですが、最新の研究がその効果を科学的に裏付けました。なんと、たった1週間、SNSから距離を置くだけで、メンタルヘルスが劇的に改善する可能性があるというのです。

1日2時間を30分にするだけで効果てきめん

医学誌『JAMA Network Open』に掲載されたこの研究は、普段通りスマホを使用している18歳から24歳の若者約400人を対象に行われました。

参加者の約8割が、1週間の「SNSデトックス」に挑戦。完全にスマホ断ちをするのではなく、Instagram、TikTok、Facebook、XなどのSNS利用時間を、普段の1日約2時間から、約30分程度に減らすというルールでした。

その結果、わずか1週間で驚くべき変化が現れました。

うつ症状:24%減少

不安感:16%減少

不眠症:14%減少

「セラピーなら8〜12週間かかる効果」

この結果について、アメリカ心理学会の専門家ミッチェル・プリンスタイン氏は驚きを隠せません。

「通常、これほどのメンタルヘルス症状の改善が見られるには、集中的な心理療法(セラピー)を8〜12週間続ける必要があります。それがたった1週間の行動変容で得られるなんて、驚異的です(Wow!)」

つまり、SNSを少し控えることは、コストも時間もかけずに、専門的な治療に匹敵するほどの「心の休息」をもたらす可能性があるのです。

ちなみに、参加者にとっては、FacebookやXを控えることよりも、TikTok、Instagram、Snapchatから離れることの方が難易度が高かったようです。動画や画像中心のアプリほど、依存性が高いのかもしれません。

「プラセボ効果」の可能性も?冷静な見方も必要

ただし、この研究には限界もあります。比較対象となる「普段通り使い続けたグループ(対照群)」がいなかったことや、デトックスを選んだ参加者の自己申告に基づいている点です。

カリフォルニア大学のキャンディス・オジャース教授は、「『SNSは体に悪い、休むと体に良い』と伝えてから休ませれば、当然『気分が良くなった』という報告が返ってくるものです」と、一種のプラセボ効果である可能性を指摘しています。

まずは「実験」として試してみる価値あり

それでも、研究の共著者であるハーバード大学医学大学院のジョン・トラス博士は、この「プチ・デトックス」を試す価値は十分にあると語ります。

「もしメンタルヘルスの不調を感じているなら、薬やセラピーと並行して、SNSを減らすことで気分が良くなるかどうか、自分で**『実験』**してみる価値は大いにあります」

完全にやめる必要はありません。まずは1週間、いつものスクロール時間を少しだけ減らしてみる。それだけで、あなたの心は想像以上に軽くなるかもしれません。

編集部: