731部隊の残虐行為を裏付ける新たな証拠、中国の研究機関が発表

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第二次世界大戦中に日本軍が行った生物兵器実験、その中でも特に悪名高い731部隊の残虐行為を裏付ける新たな証拠が、中国の研究機関によって発表されました。

中国・北京の軍事医学科学院の研究チームは、731部隊の研究所跡地から採取した土壌サンプルを分析。その結果、炭疽菌 が検出されたのです。

炭疽菌は、人間や動物に感染すると、発熱、皮膚の黒ずみ、呼吸困難などを引き起こし、最悪の場合は死に至る危険な細菌です。生物兵器として使用される可能性もあり、今回の発見は、731部隊が実際に生物兵器の研究を行っていたことを強く示唆しています。

731部隊とは?

731部隊は、第二次世界大戦中に中国のハルビンに拠点を置いていた、日本軍の秘密部隊です。そこで行われていたのは、捕虜となった中国人やロシア人を対象とした、非人道的な人体実験でした。

病原菌を注射する
生きたまま解剖する
生物兵器の効果を試す

など、想像を絶するような残虐行為が行われていたのです。

長年隠蔽されてきた真実

731部隊の活動は、戦後長らく隠蔽されてきました。日本政府が公式に認めたのは1984年になってからであり、アメリカは、研究データと引き換えに、731部隊の関係者たちを免責するという密約を結んでいたことも明らかになっています。

しかし、近年、731部隊の残虐行為を裏付ける evidence が次々と発見されています。今回の炭疽菌の発見も、その一つと言えるでしょう。

中国の研究機関からの発表のタイミング

今回の研究結果は、中国の研究機関から発表されました。

近年、中国は、歴史問題において、日本に対して厳しい姿勢を見せています。

今回の発表のタイミングも、 日中関係 や 国際社会における中国の影響力 を考慮したものかもしれません。

731部隊の真実を明らかにすることの重要性

731部隊の活動は、人類史上最悪の戦争犯罪の一つです。その真実を明らかにし、後世に伝えることは、私たちに課せられた重要な責務と言えるでしょう。

今回の研究結果は、Emerging Infectious Diseases誌に掲載され、731部隊の残虐行為を改めて浮き彫りにするとともに、生物兵器の恐ろしさを私たちに突きつけます。

私たちは、歴史から学び、二度と同じ過ちを繰り返さないようにしなければなりません。

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