在宅ワークでの専用デスク・椅子なし・猫背は身体の不調に 積極的な健康セルフケアの習慣化が必要

パナソニックがメディア向けに開催した「ニューノーマル時代の健康セルフケアセミナー」は、在宅ワークで身体の不調を感じている人にとっては注目すべき内容だ。

同社はリモートワーク経験者400人を対象に調査。「リモートワークにより、どのような不調が増えたと感じるか?」という質問に対して、肩こりを訴える人が68%にのぼり、ついで腰痛・66%、目の疲れ・48%、疲れとだるさ・42%、頭痛・37%となっている。

調査の結果、これらの不調の原因となるのが仕事環境の問題だ。

「仕事専用のデスクと椅子」があると回答した人は36%にとどまり、「ローテーブルと、地べたもしくは座椅子で仕事をしている」が31.3%、「ダイニングテーブルと椅子で仕事をしている」が23.3%。過半数の人が長時間仕事をするのには向かない、専用のデスク・椅子なしという環境で作業をしていたことが判明している。

ローテーブルで仕事をする場合、会社などの専用デスクでの作業する場合と比較して、首が下がり視線が下向きになってしまう。その結果猫背になり、首や背中、腰などに負担がかかる。それが肩こりや腰痛に繋がっているのではないかと推測されるのだ。それにあぐらや正座、横座りなどを続けると血流が悪くなるほか、背中や腰、太ももの筋肉をこわばらせ、これらも不調に繋がっている可能性がある。

そんな環境下で、「新たにするようになったこと」という質問に対して、行動として「散歩をする」35.3%、「運動する」33.8%、「食生活を改善する」22.5%、「ジムに通う」10.3%となっている一方、「特に無い」と回答した人は22.8%に。不調を感じてもセルフケアをしない人も多そうだ。

在宅ワークで身体の調子がいまいちという人は、手軽に身体をセルフケアする習慣が必要とも言えるだろう。

高機能マッサージチェアのほぐし力がすごすぎる!

パナソニックは自分の身体を知ることと、習慣的なセルフケアを推奨。たとえば朝なら「上腕血圧計」で血圧を測定し、腰痛や肩こりの対策・緩和のために高周波治療器「コリコラン」で肩や腰の血行を促進。また長時間の座位で凝り固まった尻の筋肉をマッサージするためには「骨盤おしりリフレ」。また散歩やウォーキングの後には「ひざまわりマッサージャー」などを提案。

また同社は、人気の高機能マッサージチェア「リアルプロ」シリーズの最新フラッグシップモデル「EP-MA102」を8月1日に発売。肩や腰だけではなく、足裏、腕まで全身をほぐせるため、在宅勤務で疲れやコリがたまった身体のすみずみまでアプローチすることが可能で、セルフケア習慣の一つとして提案している(オープン価格、店頭予想価格 税込み60万円前後)。

「リアルプロ EP-MA102」は“プロの親指と同じ”を目指しており、3つの高性能ブラシレスモーターを搭載、もみ玉を最小10mm幅で制御する繊細な動作となっている。太もも部に独自の大型エアーバッグを備えており、腰が逃げないようホールドすることで、コリをしっかりとほぐす。また身体の中で一番大きい太ももの筋肉群に、3方向からアプローチすることができる。

モミ玉は人の手のように動き、合計4つを搭載。上2つでは親指感覚でグリグリともみほぐし、左右4つを合わせることで手のひらでさするように優しくほぐす。人の手に近づけているのは動きだけではなく、ヒートディスクと一体化させたモミ玉により、身体をじんわりと温めてくれる。モミ玉にセンサーを内蔵することで、常に圧力を感知し、ちょうどよいもみ圧に補正するという徹底ぶりだ。

ふくらはぎ、ひざ裏までしっかりほぐせるふくらはぎマッサージは、太ももまで包み込んで、足全体をラクに。足裏マッサージはプロに学んだこだわりのものとなっており、強力足裏ローラーでグリグリと徹底的にほぐすことで、足元から身体を軽くしてくれる。

セルフケアという点では、ストレッチのメニューが用意されているのもありがたい。背中や首筋を伸ばしてスッキリと伸ばすことができるため、寝る前にリラックスしたときや、体を動かす前などにも使えそう。

職場であれば環境は会社が用意してくれたが、在宅ワークでは自分での積極的なケアや投資が必要となってくる。身体を動かしたり、食生活を改善したりするだけではなく、こういった器具によるケアも今後と重要となってくるだろう。

編集部: