緊急事態宣言により、再びリモートワークに戻る人々も増えており、自宅で過ごす時間をいかに良いものにするのかが重要になっている。中でも多くの関心を集めているのが食であり、食材やそれを調理する家電も、これまでにはない様々なものが登場している。
今回紹介したいのは、パナソニックの新製品オーブントースター「ビストロ」NT-D700(2021年2月1日発売)。これは20年ぶりのフルモデルチェンジとなるフラッグシップモデルで、トースターとしてこれまでにはない実力を備えているからだ。
実際、デザインだけ見てもミニマルで上品なブラックのボディ。どんなキッチンにも合う一方で、置くことでキッチンに良いニュアンスを加えてくれることも間違いない。だが、やはり評価したいのはその機能。
「遠近トリプルヒーター×インテリジェント制御」により、冷凍状況に合わせて温度や加熱時間を自動調整することが可能なのだ。そう聞くとなにやら難しいが、シンプルに言えば厚焼きトーストが最高に美味しく焼き上げることができるということ。
高級生食パンブームを背景に、パナソニック社の調査によれば、食パンを冷凍保存をする人が増加。
20~60代の男女500人を対象としたアンケートでは、72%もの人が食パンを冷凍保存した経験があり、「普段喫食するパンの厚さ」について51.0%の人が4枚、5枚切の厚切りにしており、34.8%の人が「買ってきたときの包装のまま、冷凍している」と回答した。
そして厚切りの冷凍食パンを、従来のオーブントースターで焼こうとしても「焦がしてしまった」「中が冷たいままだった」といった失敗も増えている。そんな時代背景を元に進化したのが「ビストロ」NT-D700。厚切り、冷凍のパンだけではなく、薄切り、常温、冷凍保存したパンなど、さまざまな食パンを最適に焼くことができるのだ。
実際にこの機種で焼き上げられたトーストを試食してみると、中がしっとりふんわりとした焼きたて具合。正直言われなければ、冷凍されていたパンとは気づかなかったかもしれない。
またこのビストロの優れているのは、圧倒的な使いやすさ。つまみを回していくだけで、焼きたいものを好きな焼き加減にできる。一度プログラムをセットしてしまえば、あとは自動で焼き上げてくれる。インテリジェント制御だけで7200通りの個別プログラムが用意されていると聞けば、その凄さが想像できるだろう。
「ビストロ」NT-D700が活躍するのはもちろん食パン以外でも。こんな寒い時期に嬉しいのが「焼きいも」を作れるところ。「焼きいもモード」で加熱することで、通常のオーブンレンジな1時間ほどかかるのだが、数十分程度で作ることができる。
また、SNSで人気のビジュアル面にこだわった「アレンジトースト」や、菓子パン、カップケーキ、チーズケーキといったスイーツ、グラタンやピザなどの調理も可能だ。
いままでキッチンでもサブ的なポジションだったオーブントースターだが、「ビストロ」NT-D700ほどの機能があればメインを張ることもできるかも。気になる人はぜひともチェックを。