新型コロナウィルスの流行により、人々の生活・働き方は大きく変化した。テレワークにより仕事とプライベートがあいまいになることでストレスを抱える人、また新しい働き方をうまく受け入れられない人など、様々な問題が起きている。
そんな中で、注目を集めているのが全国社会保険労務士会連合会が12月に公開した『それぞれの選択』というWEBアニメ。この時代の新しい状況下で働く人々の心の動きや、その働く人々に寄り添う社労士の役割を描いたものだ。
新型コロナ流行前の2019年にも、仕事や家庭との葛藤を描いたWEBアニメ「パパの選択~それぞれの大切なもの~」を公開しており、働く親世代から共感を集め、SNSなどで大きな話題となった。またわずか公開1カ月で150万回再生を記録している。
今回のテーマは「変わりゆく世界。変わらない使命。」となっており、「働く人々に寄り添う」という社労士の使命、そして職業的価値をより一層強く表現したものとなっている。
現在公開されているのは、『「あたらしい生活」~百合の選択~編』と『「あたらしい自分」~社長の選択~編』の2本。また2月10日には第3弾『「あたらしい挑戦」~社労士の選択~編』も公開される予定だ。
あたらしい生活を描いた珠玉の作品
今回の内容だが、『百合の選択~編』では、主人公・百合がテレワークを命じられる。子育てや家事との両立など、これまでとは違った働き方に戸惑う日々を送っていた。そんな悩みに対して、社労士の笹原しおりが、プライベートと仕事とのバランスのとり方や、テレワークだからこそ見つめ直せる新しい暮らしについて、アドバイスを送る。
『社長の選択~編』では自分自身の仕事のやり方に強い自信を持つ社長が、社労士の笹原により人材育成と、もっと社員たちが生き生きと仕事ができる環境作りについてアドバイスを受ける。そして社長が決心をすることにより、社員も大きく変わっていく。
こららのアニメは特設サイトから閲覧ができ、話題の過去作品「パパの選択」なども観ることができる。
また特設サイトからダウンロードできる資料「ニューノーマルに対応した新しい働き方の実現」(PDF)も非常に興味深い内容となっているので必見だ。新しい働き方と人々の意識についての詳しいレポートとなっており、一方で「昭和的働き方の限界と今後」について、長時間労働、全国転勤、職種転換といった切り口からまとめられている。また労働関係法改正への対応など、社労士ならではの項目も。
さきのWEBアニメとこのレポートなど、この新しい日本社会で働く我々にとって、大きな示唆を得ることができるだろう。また社労士の役割についても理解が深まるので、自身の職場に社労士に相談したり、自社への社労士の導入の検討したり、そんな参考にもなるだろう。
「それぞれの選択」特設サイトURL:https://www.sr-message.jp/soresen/