ロッテアライリゾートは外国人が憧れる人気リゾートホテル 冬も夏も楽しめるアクティビティも充実

ロッテアライリゾートといえば、2017年12月にオープンしたアジア最大級リゾートホテル。冬は最高のパウダースノーでスノーボードやスキーが楽しめ、夏も100万坪の敷地に用意された様々なアクティビティが楽しめる。プール、温泉もあり、広大な自然と最高のホテルをともに味わえる場所として、国内外ともに注目を集めているホテルだ。

ロッテアライリゾートは日本のリゾートホテル史に輝く、1993年に開業したARAI MOUNTAIN&SPA(アライ・マウンテン アンド スパ)がベースとなっている。90年代に伝説のリゾートとして知られた同ホテルを下地にしつつも、それをホテルロッテがまったく新しい形で送り出したものだ。

ホテルの一部の資材や構造はリノベーションして用いており、クラシックな温かみと、最新のデザインによる上質の空間、そういったものを併せ持ったホテルとなっている。そのため、外国人客の評価をみても日本国内のホテルとは思えないといった意見や、日本の歴史とクールカルチャーを同時に見たといった意見もある。

そんな世界から絶賛されるこのホテルに実際に宿泊してみた。

雲海も楽しめるパワースポット

ロッテアライリゾートは新潟県の妙高市にあり、冬の人気スポットとしてのイメージを持つ人も多いはず。今回は7月中旬に訪問したのだが、夏のこの地も最高だった。

そもそもこの地は縄文後期の勾玉や宝飾品が出土、江戸時代の古地図には修験道(山岳信仰)らしき地名が残るパワースポット。妙高山と大毛無山に抱かれており夕暮れの雄大な山の姿や、時には眼下に雲海を楽しむことができる。

部屋のバルコニーからは、部屋によって異なる風景を楽しめる。筆者が泊まった部屋はあいにく別棟が正面にあったのだが、バルコニーに出ると最高の長め。暮れゆく山並みを見ているだけで、心が洗われた。なんといっても山からの涼しく清浄な空気が良い。

そんなバルコニーへの扉だが、あえて網戸をつけていないという。たしかに虫が入ってきてしまうこともあるが、パワースポットであるこの地の自然、空気、景色が、網戸に邪魔されることなく楽しめるからだ。

ホテルのスタッフに聞いたのだが、この広大な自然ゆえホテルの敷地内に大きなカブトムシやクワガタを見つけることもしばしばだという。筆者も夜の散歩の際に、コクワガタのメスを見つけて、つい大喜びしてしまった。

満点の星を眺められる温泉

そんなこの地の自然をさらに楽しめるのが温泉だ。

妙高高原の方には赤倉温泉や燕温泉などの名湯があるが、ロッテアライリゾートにも星空温泉というオリジナルな温泉がある。これは前身の時にはなかった新しいもので、地下1750mから湧出し、弱アルカリ性で美容効果のあるというもの。入ってみると若干の塩味を感じて、入った後も肌がつっぱらない優しく、とてもリラックスができる温泉だった。

露天風呂に入って空を見上げると、“星空”の名の通り、無数の星たちがきらめている。一緒に入っていた家族のお父さんが「あ、流れ星」と言っていたのを、見逃した筆者はうらやましく思っていた次第だ。流れ星が見られるかはともかく、あれだけの星を温泉から楽しむだけでも、最高の贅沢だろう。

今回は水着を持ってこなかったのでは入れなかったのだが、次こそはと思っているのが星空プールだ(水着はレンタルはないが購入は可能。またプールは別途料金となる)。温泉と同じ源泉を一部に使ったプールを楽しむことができる。プールは屋外の1階、2階、そして屋内の3つのフロアから構成されている。



1階の屋外プールでは日によってはナイトプールも開設され、水着でアルコールや食事もできる。あえてそんなエンタメ感を外すなら、屋内の大理石調の美しいプールで泳ぐのもよいだろう。筆者が見に行った際には外国人客一人でがもくもくと泳いでいる姿が印象的だった。とても静かなプールを貸切状態で泳ぐのは楽しいだろう。

ちなみに温泉の脱衣場はもともと広いうえに、脱衣カゴなども間隔をあけて設置しているので、このご時世でも安心だ。またボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、洗顔フォームもこちらに用意されているので手軽に訪れることができる。

お風呂はもちろん部屋にもついており、こちらは洗い場の大きい、ヨーロピアンな雰囲気のよいものとなっている。バスのサイズも大きいので、こちらでゆっくり楽しむのもよいだろう。また部屋にはイタリアのブランド「ダヴィネス」のシャンプー、コンディショナー、ソープ、ボディローションも揃っている。柔らかい香りが素晴らしい。

新潟名物グルメに舌鼓み、広大でおしゃれなライブラリーも楽しめる

この日の食事はLODGE棟にあるレストラン、「日本料理あさ日」で。現時点ではセットメニューでの食事を楽しむことができ、4種類あったメニューのうち、おすすめだという「妙高膳 村上牛のすき焼き」を注文。このセットメニューのボリュームがあって、一日遊び回った身体には嬉しい限り。

肉も野菜も本当にたっぷりと量があるので、すき焼きをしているうちに、固形燃料が一度切れてしまって、もう一回燃料を足してもらったほど。少食な人なら残してしまうかもしれないほどの、高級肉と新鮮な野菜を堪能できる。ご飯は地元のお米。これがピッカピカに炊かれていて、すき焼きと合わせると最高に美味しかった。

ちなみに他のセットでは、日本海側の人気魚「のどぐろ」も楽しめる。

すき焼きセットについてくる刺し身は日本海の海の幸がもりだくさん。
新潟名物えご(海藻)入りの茶碗蒸し。磯の香りが相まって旨い。
ワタリガニ入りの味噌汁もついてくる。
朝食のフワッフワで濃厚なスクランブルエッツが最高!

お腹いっぱいになった後、まだ部屋に戻るには寂しいという方は、CLUB棟にあるライブラリーに行くことをおすすめしたい。蔦屋書店にも劣らない、いや正直こんなにアート・ビジュアル系の本が揃っているところもないのでは、という本好きにはたまらない空間だ。

洋書や和書を合わせ約1,300冊が揃っているだけではなく、国内ではなかなか手に入らないレアなアート本もそろっている。このライブラリーは驚くほど広く、筆者が訪れた際には自分一人。様々な本をここでめくっているだけで、ロッテアライリゾートに来てよかったとしみじみ思わされた。本屋、図書館、カフェ…本を楽しめる場所は多くあるが、実はここが全国で最高峰の場所なのではないだろうか。

ライブラリーは広大。地元の人にも開放しているのが素晴らしい。


特に本に興味がないという方でも来たら、ちょっと覗いていってほしい。ここの空間に来るだけで圧倒されるはずなので。

子供たちが最高の時間を体験できるアクティビティの数々

と、ここまで紹介したのは大人向けのロッテアライリゾートの魅力だが、子供たちにとっても間違いなく楽しいところだ。広大な敷地内にあるアクティビティは、たとえば『ジップツアー』はアジア最長で、なんと全長1501メートル。標高950m地点から一気に滑走することができる。高低差は240mにもなり、この滑空の際のスリリングな爽快感はもの凄い。

また、木から木へと張られたワイヤーロープを渡っていく『ツリーアドベンチャー』、その長さには驚かされる。Aコースで300m、Bコースで330m、Cコースで520m。全身を使ってドキドキ・ハラハラしながらアスレチックを楽しめるだけではなく、美しい用水路のせせらぎや、多種多様な動植物を観ることもできるだろう。

他にもチューブにのって巨大すべり台を滑走できる『オールシーズンチュービング』なども楽しめる。


地域最大級のボルダリング施設も。

そこまでアクティブに遊びたくないという人は、広大な自然をそのままに歩きやすく整備した自然遊歩道「ARAI FOREST WALK」を歩いてみてはどうだろうか。清流のせせらぎや、野鳥のさえずり、緑の香りを存分に味わうことができるだろう。

夏の旅行で山方面に遊びに来た時、意外と遊び場所に困るという人もいるだろう。だがアライリゾートならばアクティビティも充実しているので、そんな心配もない。アクティビティで子供やお父さんは遊び回り、お母さんと娘さんは温泉やライブラリーでゆっくり、そんな全員が楽しく過ごせるリゾートだ。

国内外から注目を集めるロッテアライリゾート、“聖域”にふさわしい最高の場所だった!

【ロッテアライリゾート】
住所:新潟県妙高市両善寺1966
電話番号 : 0255-75-1100
客室予約 : 0255-75-1100
チェックイン 15:00 チェックアウト 11:00
HP:https://www.lottehotel.com/arai-resort/ja.html/
上越妙高駅西口からは無料のシャトルバスあり。1日前までロッテアライリゾートのHPで予約可能。

【新型コロナウィルス対策】
*全てのスタッフ及びお客様の検温・
体調確認
*施設各所の定期消毒及び換気の強化
*施設各所に消毒液を設置
*フロントをはじめ各カウンターにアクリルボードを設置
*スタッフのマスク着用
*ソーシャルディスタンスの確保
*混雑回避のため一部施設の営業見合わせまたはご利用時間の分散化

■Wi-Fi 有り
■冷蔵庫 「富士山のしずく」は無料。あらかじめ冷蔵庫に入っている上記以外の飲み物は有料。
■自動販売機 アライ棟のB1Fに「アルコール、ソフトドリンク、アイスクリーム」の自動販売機あり。
■製氷機 氷はフロントから注文できる。

編集部: