夏の定番麺の1つ、冷やし中華。街で「冷やし中華」の文字を見るとむしょうに食べたくなる!という人も多いのでは? また、家庭でも気軽に食べられるのも魅力。今回は、ゆで時間は50秒と家庭ですぐに食べられ、のど越しの良いツルツルとした細麺が特徴の『きねうち麺 冷し中華麺』を試してみた。熱烈なファンが多いという人気商品の味わいは?
冷やし中華の始まりは中国……、ではなく仙台
つるっとしたのど越し。醤油ベースの酸味のきいたタレ。多くの日本人が夏に食べたくなるものの1つが、冷やし中華。
が、ふと疑問に思った。冷たい麺、醤油ベースのタレ、”中華”とあるが、その始まりはいかに……と調べてみると、やはり、冷やし中華は日本オリジナルの一品だった。
日本で冷やし中華が誕生したのは、1937年頃。仙台の中華料理店で、夏に敬遠されがちな熱い中華料理店に客を呼び込むために「涼袢麺(リャンバンメン)」という名で登場。中国でも同じ名前の冷たい麺料理はあるそうだが、醤油ベースのタレや、日本は水がキレイで豊富なこともあり、水でしっかり麺をしめて、”冷え冷えツルツル”でいただく「冷やし中華」は、我が国流だ。その後、冷やし中華は家庭用食品としても登場。全国に広まり、夏の定番食として定着していく。
のど越しのよいツルツル麺が特徴の『きねうち麺 冷し中華麺』
サンサス商事の『きねうち麺 冷し中華麺』(2食入りスープ付6パック・希望小売価格 税込2,592円・発売中)は、我々日本人が好きな”のど越しのよいツルツル麺”が評判の人気商品。何でも、毎年販売開始時期を待つ熱烈ファンが多いうえ、季節限定商品(4~9月販売)であるにも関わらず、季節外に「購入できませんか?」との問い合わせもたびたびあるというからスゴイ人気。
しかも、冷蔵保存しなくても常温で日持ち(賞味期限:製造日より100日)し、ゆで時間はたったの50秒! 暑くて火を使って料理する気になれない、なんてときでもササッと用意できる、時短調理商品でもあるのだ。
そんな便利で美味しいと評判の『きねうち麺 冷し中華麺』を試してみた!
ツルツルだけじゃない、コシがあって食べ応えありの細麺
まず、調理時間だが、記載されているゆで時間の通り、本当に50秒でOK。
ちなみに、ゆでる前の麺は、硬いゴムのような見た目で、通常の中華麺とはやや印象が異なるが、れっきとした生麺だ。乾麺でもないのに、常温で長期保存がきくのが不思議だが、その秘密は、食用酒精で保存しているからとのこと。
ゆであがりは、黄色味がかったツヤツヤの麺に。通常の中華麺よりやや細めである。
具材を載せてスープをかければ完成。ツヤツヤの麺に食欲をそそられる!
さっそく、一口すすってみと、舌触りものど越しもツルツル! そしてコシも強く、もちもちで食べ応えあり!
なんだけど、ツルツル感が爽快で箸が止まらなくなってしまう……。
卵を不使用ということもあってか、通常の中華麺よりもあっさりとしている。
スープはやや酸味のきいた醤油味
気になるスープは、オーソドックスな醤油味だけど、りんご酢のさわやかな酸味がきいていて、こちらもさっぱり。
うーん、麺といい、スープといい、これは美味しい。
万人が好きそうだけど、特に女子ウケが良さそうだ。一言で表すと「究極にさっぱりした冷やし中華」という感じ。普通の日に食べても美味しいが、暑い日にすすれば、美味しさ倍増だろう。
しかも、常温保存がきき、ゆで時間は50秒という手軽さ。この手軽さといい、夏にぴったりの美味しさといい、日本で“夏の麺の王様”といえば素麺といえるが、素麺よりも茹で時間が短いので、ひそかに素麺の代わりに『きねうち麺 冷し中華麺』を食するファンは多いに違いない、と思った。毎年発売を待ちわびるお客がいるのもうなずける。
購入はオンラインショップから。サンサス商事は、そばや冷麺、うどんなどさまざまな「きねうち麺」シリーズを販売しているので、食べ比べてみるのも楽しそうだ。