週に1度だけ開店するまぜそば専門店「闘牛脂」と明星食品が、1年の時を経て再びコラボ商品を発売! 第2弾となる『明星 闘牛脂監修 濃厚牛まぜそば 大盛』は、前回よりもこってりな濃厚な味わいとなり、さらに卵黄ソースを20%増量した食べ応え満点の一品となったようだ。そのこだわりの味を検証してみよう。
牛脂の旨味が効いた甘辛醤油のパンチ、新たに麺に練りこまれたガーリック、そのすべてのバランスがカップ麵とは思えない最高峰の出来栄え
「闘牛脂」は、東京都北千住に店舗を構える牛骨らぁ麺店「マタドール」が、毎週月曜日にのみ開店するまぜそば専門店。ラーメンとつけ麺をメインに扱う「マタドール」に対し、「闘牛脂」はまぜそばのみを扱っている。
コンセプトは、完成されたまぜそばを提供すること。一般的なまぜそばは、好みに合わせてお客が卓上の調味料で微調整ができるようになっているが、同店のまぜそばは、味の決め手を委ねないスタイルをとっている。つまり、出した丼こそが究極の味として提供しているのだ。嗜好の多様化が進む現代においては、かなり個性的なお店と言えるだろう。
そんな「闘牛脂」が明星食品とコラボして開発したのが、『明星 闘牛脂監修 濃厚牛まぜそば 大盛』(165gうち麺130g・希望小売価格 税抜230円・2019年6月3日発売)。昨年発売した第1弾よりも、濃厚でこってりとした味わいに進化したのだという。早速確かめてみよう。
蓋をあけて2つの小袋を取り出しお湯を目安の770ml注ぐ。量が多いので沸かす際は気を付けておこう。
5分経過したら、湯切りをして液体ソースをかける。牛脂の旨味が効いたソースからは、一嗅ぎで分かる濃厚さが漂う。
よくかき混ぜたあと、最後に卵黄ソースをかけて完成だ。
まずは一口。舌に触れた瞬間、思わず美味しいとこぼれてしまうほどの濃厚な甘辛醤油のソースに意識が奪われる。まるでかえしのタレでそのまま食べているような、それくらい深みのある旨味だ。
それにも拘らず、後味は決してしつこくない。口中に広がったと思いきや、ほんの少しの余韻を残してスッと消えていく。その舌の上の残るかすかな旨味によって、次の一口を早く食べたいと思わされてしまうのだ。手のひらで転がされている気分。
20%増量した卵黄ソースと絡むと、醤油のエッジがマイルドに変わり、深みの増した味わいに変化する。これもまた見事と言わざるをえない。20%と言わず200%くらいにして欲しいくらいだ。
幅5mmはある極太麺は、もちもちとした弾力のある油揚げめん。第2弾では新たにガーリックが練りこまれており、噛めば噛むほど旨味を感じる。普段なら数回で飲み込むところだが、延々と噛んでいたいと思わされた。
めん類は汁の入ったラーメン派の記者だが、このまぜそばは美味しすぎる。130gの大盛だったが、あっという間に完食。実店舗に行きたくなる本物の味に出会うことができた。
ただし、本商品の味はカップ麵オリジナルに開発されたもの。店舗に行っても同じメニューは無いようだ。その代わりと言ってはなんだが、「闘牛脂」では、カップ麵の発売を記念して昼夜10食ずつ限定の「濃厚リアルまぜそば」を提供している。7/29までの期間限定なので、気に入った人はぜひ食べに行ってみてほしい。
全国のスーパーやコンビニなどで発売中。