衣類スチーマーを探している方にオススメしたい最新事情。衣類スチーマーといえば、ハンガーに掛けたまま衣類のシワ伸ばしができたり、衣類の脱臭が簡単にできたりすることから、アイロンに変わって現在シェアを大きく伸ばしている。
衣類スチーマーの人気ブランドの一つ、Panasonic(パナソニック)によれば、同社が2013年に発売して以降、市場は毎年右肩上がりで成長。2018年7月には同社モデルの累計販売台数が200万台を突破しているという。
アイロン台が必要ない、誰でも簡単にできるなど良いことづくめのこの商品、同社の購入者への意識調査では、衣類のシワ取りが前より「楽になった」と答えた人が50%以上、シワ取りが「好きになった」というが30%以上。このアンケートからもいかに革命的な商品かわかろうというものだ。
注目の衣類スチーマーは簡単&スピーディー
現在業界でも注目を集めているのが、パナソニックが今春に発売した新モデル「NI-FS750」。実演販売士のレジェンド松下氏をゲストに招き、メディア向け体験発表が行われた。
松下氏が素晴らしいとしたポイントは大きく言えば3つ、
①スピーディーな立ち上がりで、たった約24秒、
②スチームの噴射角度が360°
③スチーム持続時間が長い。約8分(NI-FS750の場合)
どれも衣類スチーマーには重要な条件ばかり。
「パナソニックの衣類スチーマーはとにかく操作が簡単なんです。運転モードが1つで、スイッチを入れたらスチームのボタンを押すだけですぐに使えるシンプルさがいいですね。また中温に設定されているので、普段アイロンを掛けない不慣れな方でも、素材を気にせず使えるのがポイント。ポリエステルや綿素材はスチームを当てるだけ、ベルベットやカシミアなどは衣類から離して使えばいいだけです」と太鼓判。
また「立ち上がりが24秒と早いんです。立ち上がりに1分半など掛かるものもありましたが、遅いとだんだん使わなくなっちゃうんですよね。でもこの衣類スチーマーは、ほら僕が喋ってる間にもうスチームの準備ができちゃいました(笑)」
そして松下氏によれば使用する際のコツとして、きれいにシワ伸ばすには、3秒くらいゆっくりと蒸気を布地に当てて動かすこと。「あせらず、ゆっくり当てるときれいにシワが伸びます。そうすればワイシャツの袖も1回でキレイになります」とのことだ。
衣類スチーマー体験会の参加者たちが各自実際に使ってみると、あちこちで歓声が。筆者も使ってみたが、先程のコツの通りにやってみると面白いほどシワが取れていった!
衣類スチーマーは脱臭効果もすごかった!
衣類スチーマーは、脱臭効果という面でも優れており、それだけでも未使用の方にはぜひオススメしたい。
レジェンド松下氏は「うちも部屋干しした際に衣類にニオイが付いてしまいますが、衣類スチーマーを使うとあの嫌なニオイも消えちゃいます。夏はジャケットの内側に衣類スチーマーを当てることで、汗臭さも簡単に取れますし、焼き肉に行った後のジャケットのニオイとりにも使えます」とコメント。
体験会では、タバコ臭を染み込ませた布に、衣類スチーマーを当てて、使用前後のニオイを比較。スチームをあてた布と、あてる前の布では確かに違う。すべてが抜けるわけではないが、大きなが違いが出ていたことは間違いない。
パナソニックによれば、汗のニオイ、タバコ臭だけではなく生乾き臭とペット臭の脱臭効果が実証されているという。また、化学薬品を使った噴霧式の消臭剤では、肌のデリケートな人や子供たちの衣類に使うには気になるという場合も、衣類スチーマーはただスチームを当てるだけで安心して使えそうだ。
長時間使えるのもおすすめポイント
満足度が高い衣類スチーマーだが、水の容量に関しては不満を持っているユーザーも少なくはなかった。パナソニックでも、これまでの同社製品のタンク容量が50mlだったため、半数近い人が継ぎ足して使っていることに着目。
「NI-FS750」では、内部の機構を見直し、本体サイズの大きさをほぼ変えずにタンク容量2倍を実現させ、これまでよりも長時間使用できるようにしている。そして重心の位置を本体の中心にする低重心設計を新採用し、腕への負担を抑えているのも嬉しいところ。サイズは従来より高さを2cmカット、一方幅と奥行きは1cmアップに留めている。
これから梅雨による生乾き臭や、気温が上がることで汗のニオイなど、衣類スチーマーの出番は多い。こういった簡単かつ機能的なスチーマーがあるだけで、快適なライフスタイルを送れるはず。
衣類スチーマー NI-FS750の発売は4月20日を予定しており、価格はオープンプライス。店頭予想価格は14,000円前後(税抜)。本体サイズは、約80×160×130mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約740g。消費電力は950W。カラーはピンクゴールドとシルバー調。