兼ねてから糖質制限ダイエット/ロカボの味方としてカリフラワーライスを使用した低糖質カレーメニューを提供するなど、意識の高いカレーチェーン「CoCo壱番屋」。そんなココイチとエースコックがコラボして生まれたのが、糖質30%オフの『ロカボデリ CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ』である。
大豆食物繊維入りのヘルシーな低糖質麺にジンジャーを練りこんで食べやすくした、糖質3割カットでも美味しいカレーラーメン
“めんがつなぐ、おいしい低糖質”をテーマに開発した新ブランド「ロカボデリ」シリーズの一つとして生まれたのが、エースコック『ロカボデリ CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ』(67gうち麺50g・希望小売価格 税抜230円・2019年2月19日発売)だ。糖質量は25.1gにまで抑えこんだ。江部康二医師のスーパー糖質制限食の一食あたり20g以下はオーバーしてしまうが、山田悟医師の提唱するロカボ食の20〜40g基準は満たすという程よいレベルだ。
実践したことがある人はわかると思うが、カレーにしてもラーメンにしても、糖質制限ダイエット/ロカボ食ではけっこうなタブーメニューだ。小麦粉でルーを作り、デンプンでできているジャガイモが入るカレーがライスと合体すると、かなりの糖質お化けとなってしまうのはご存知の通り。
ラーメンもまた小麦粉で作った麺ゆえに炭水化物が多く、タブーメニューとしておなじみだ。そこをなんとかしてくれたのだから、ダイエット実践者にとっては感謝しかないのではないか。
とはいえ美味しくなくてはすべてはゲームオーバー。ただ糖質30%カットという、半減でもないこの数値、美味しさと両立するための数値だと思うので、期待は高まる。
かやくは鶏・豚味付肉そぼろ、ポテト、玉ねぎ、ねぎ、人参、スープはポークをベースにしたカレースープ。問題の麺は大豆由来の食物繊維を練りこんだ上、風味の不自然さを取り除くためだろう、生姜を練りこんでいるというからすごい。そう、糖質は炭水化物量から食物繊維をマイナスしたもの。そのために麺にどれだけ食物繊維を練り込めるかが、勝負の分かれ目となる。ただその分、味に影響が出るので、それをどれだけごまかせるかが勝負。
フタをめくると、色の濃い太めのノンフライ麺。そこに粉末スープとかやくを入れ、湯入れをして5分待つと完成だ。
良いカレーの香りがする。ココイチならではの庶民的な日本のカレーの香り。美味しそう、腹が鳴る。まずは麺をほぐしていく。固まったりしているわけではなく、自然にほぐれていくので、良い感触。カレーラーメン系は底にスープが沈んで残りがちなので、いつもより丁寧にかき混ぜる。
まずはスープを飲む。これは美味しい、旨味たっぷりで、辛さもそこそこならエスニック感もほどほどの日本国民が愛するカレーの味わいだ。かやくの肉そぼろと人参がカレーの食感を運んでくる。
問題の麺に挑もう。思ったよりもつるみのある麺(大豆など食物繊維を使用するとざらつきやすい)、つるると食べたら、美味しかった。え、これで糖質オフなのという感覚。練りこんだ生姜のおかげか、大豆特有のクセもうまく消されている。これは美味しい。スープとともにかき込めば、感動するかも。
とはいえ、3割カットでも7割は糖質は残っているので、ガンガン食べていいものでもないが、それでもそこそこラインナップに加えても問題ない糖質量なのが、うれしい。これならダイエットにくじけなくて、済むかも。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。同じく糖質オフの「ロカボデリ リンガーハットの長崎ちゃんぽん 糖質オフ」も有。